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公開番号2025011899
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-24
出願番号2023114313
出願日2023-07-12
発明の名称クッションばね
出願人トヨタ紡織株式会社
代理人弁理士法人岡田国際特許事務所
主分類B60N 2/70 20060101AFI20250117BHJP(車両一般)
要約【課題】着座乗員の体型の違いによる座骨支持反力のバラつきを抑制可能なクッションばねを提供すること。
【解決手段】クッションばね10は、シートクッションフレームにシート前後方向に架橋されるフォームドワイヤ11を有する。フォームドワイヤ11は、シートクッションパッド3を介して着座乗員の座骨を支持する座骨支持部SAを有する。座骨支持部SAは、AM95のマネキンを着座させたときの座骨の支持部となる第1座骨支持部位SA1と、JM32のマネキンを着座させたときの座骨の支持部となる第2座骨支持部位SA2と、を含むこれらの間のシート前後方向の領域R全体において、シート上下方向の曲がりのない面一状のばね面を成す。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
シートクッションフレームにシート前後方向に架橋されて、着座乗員の荷重を表面で受けるクッションばねであって、
前記シートクッションフレームにシート前後方向に架橋されるフォームドワイヤを有し、
前記フォームドワイヤが、シートクッションパッドを介して着座乗員の座骨を支持する座骨支持部を有し、
前記座骨支持部が、AM95のマネキンを着座させたときの座骨の支持部となる第1座骨支持部位と、JM32のマネキンを着座させたときの座骨の支持部となる第2座骨支持部位と、を含むこれらの間のシート前後方向の領域全体において、シート上下方向の曲がりのない面一状のばね面を成すクッションばね。
続きを表示(約 360 文字)【請求項2】
請求項1に記載のクッションばねであって、
前記フォームドワイヤが、前記シートクッションフレームにシート前後方向に架橋されるワイヤ部をシート幅方向に複数備え、
複数の前記ワイヤ部が、前記AM95のマネキンを着座させたときの座骨の直下及び前記JM32のマネキンを着座させたときの座骨の直下からシート幅方向に外れて配置されるクッションばね。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載のクッションばねであって、
前記フォームドワイヤが、前記シートクッションフレームに対して、該シートクッションフレームをフロアに対してシート前後方向にスライド可能なように連結するスライドレールのレール長さ方向に対して前記ばね面が前上がり状に角度をつけるように架橋されるクッションばね。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、クッションばねに関する。詳しくは、シートクッションフレームにシート前後方向に架橋されて、着座乗員の荷重を表面で受けるクッションばねに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、シートクッションの骨格を成すシートクッションフレームに架橋されて、着座乗員の荷重を表面で受けるクッションばねが開示されている。このクッションばねは、シートクッションフレームの枠前部と枠後部との間に架橋される左右一対のフォームドワイヤを備える。
【0003】
各フォームドワイヤは、それぞれ、シートクッションパッドのパッド裏面の形に沿うように側面視谷状に折り曲げられた形状とされる。具体的には、各フォームドワイヤは、シートクッションパッドが着座乗員の座骨を支持する部分においてパッド厚が下方に膨らむように厚くなる形に合わせて、谷状に折り曲げられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-73115号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載の構成では、シートクッションパッドや各フォームドワイヤの形状が、AM50等の特定の体型に対応するマネキンを基準に設定されている。そのため、着座乗員の体型の違いにより座骨位置が狙いとする位置から外れると、座骨支持反力にバラつきが生じ、着座乗員の姿勢が狙いとする姿勢から崩れやすくなる。そこで、本発明は、着座乗員の体型の違いによる座骨支持反力のバラつきを抑制可能なクッションばねを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決する手段として、本発明のクッションばねは、次の手段をとる。
【0007】
すなわち、本発明の第1の発明は、シートクッションフレームにシート前後方向に架橋されて、着座乗員の荷重を表面で受けるクッションばねであって、前記シートクッションフレームにシート前後方向に架橋されるフォームドワイヤを有し、前記フォームドワイヤが、シートクッションパッドを介して着座乗員の座骨を支持する座骨支持部を有し、前記座骨支持部が、AM95のマネキンを着座させたときの座骨の支持部となる第1座骨支持部位と、JM32のマネキンを着座させたときの座骨の支持部となる第2座骨支持部位と、を含むこれらの間のシート前後方向の領域全体において、シート上下方向の曲がりのない面一状のばね面を成すクッションばねである。
【0008】
ここで、AM95のマネキンは、アメリカ人男性の95%が当てはまる比較的大きな体型のマネキンである。また、JM32のマネキンは、日本人男性の32%が当てはまる比較的小さな体型のマネキンである。したがって、大抵の人の体型は、AM95のマネキンとJM32のマネキンとの間の体型に当てはまる。
【0009】
第1の発明によれば、フォームドワイヤの座骨支持部が上記領域において面一状のばね面を有する形状とされることで、着座乗員の体型の違いによる座骨支持反力のバラつきを適切に抑制することができる。
【0010】
本発明の第2の発明は、上記第1の発明において、前記フォームドワイヤが、前記シートクッションフレームにシート前後方向に架橋されるワイヤ部をシート幅方向に複数備え、複数の前記ワイヤ部が、前記AM95のマネキンを着座させたときの座骨の直下及び前記JM32のマネキンを着座させたときの座骨の直下からシート幅方向に外れて配置されるクッションばねである。
(【0011】以降は省略されています)

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