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公開番号2025014963
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-30
出願番号2023117970
出願日2023-07-20
発明の名称乗物用デッキボードの支持構造
出願人トヨタ紡織株式会社
代理人弁理士法人暁合同特許事務所
主分類B60R 5/04 20060101AFI20250123BHJP(車両一般)
要約【課題】デッキボードの撓みを抑制できる乗物用デッキボードの支持構造を提供する。
【解決手段】デッキボード30は、その端部31が第1支持部10によって支持されるものとされ、デッキボード30は、上面30Aと、下面30Bと、当該デッキボード30の端面を構成し、上面30Aと下面30Bを繋ぎ、上方に指向してなる上方指向傾斜面30Cと、を備え、第1支持部10は、下方に指向した下方指向傾斜面14Bと、下方指向傾斜面14Bに連なり、デッキボード30の下面30Bを支持可能な支持面14Cと、を備え、デッキボード30の下面30Bが支持面14Cによって支持され、上方指向傾斜面30Cが下方指向傾斜面14Bに対向した状態で、デッキボード30の端部31が第1支持部10に支持されている、デッキボード30の支持構造100。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
乗物用デッキボードの支持構造であって、
前記乗物用デッキボードは、その端部が第1支持部によって支持されるものとされ、
前記乗物用デッキボードは、
上面と、
下面と、
当該乗物用デッキボードの端面を構成し、前記上面と前記下面を繋ぎ、上方に指向してなる上方指向傾斜面と、を備え、
前記第1支持部は、
下方に指向した下方指向傾斜面と、
前記下方指向傾斜面に連なり、前記乗物用デッキボードの前記下面を支持可能な支持面と、を備え、
前記乗物用デッキボードの前記下面が前記支持面によって支持され、前記上方指向傾斜面が前記下方指向傾斜面に対向した状態で、前記乗物用デッキボードの端部が前記第1支持部に支持されている、乗物用デッキボードの支持構造。
続きを表示(約 380 文字)【請求項2】
前記乗物用デッキボードは、乗物の荷室に配され、
前記支持面において荷室内側の端部は、前記下方指向傾斜面の荷室内側の端部よりも、荷室内側の方向に位置している、請求項1に記載の乗物用デッキボードの支持構造。
【請求項3】
前記第1支持部は、乗物のボデーに取り付けられた取付部を備え、前記取付部を中心として前記下方指向傾斜面がより傾斜するように揺動可能とされる、請求項1または請求項2に記載の乗物用デッキボードの支持構造。
【請求項4】
前記乗物用デッキボードは、その前記端部の反対側端部が第2支持部によって支持されるものとされ、
前記第1支持部は、乗物の荷室の前側に配され、
前記第2支持部は、乗物の荷室の後側に配されている、請求項1または請求項2に記載の乗物用デッキボードの支持構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、乗物用デッキボードの支持構造に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、乗物用デッキボードの支持構造として、特許文献1に記載の技術が知られている。具体的に、特許文献1には、自動車車体のリアシートの後部にラゲージルームが設けられ、ラゲージルームの床面より下方に収納部が形成され、収納部の上面を開口して形成した開口部を覆うようにラゲージフロアボードが載置されている、乗物用デッキボードの支持構造(車両用ラゲージフロアボード構造)が記載されている。この開口部は、床面より一段低い段差部を有している。ラゲージフロアボードにより開口部を覆う場合には、平面板状にしたラゲージフロアボードを開口部の段差部内に載置して、開口部を覆う。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2003-341432号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に開示の構成では、デッキボード(ラゲージフロアボード)が平面板状にされ、開口部を覆う状態のときに、デッキボード上に物品が載置されると、デッキボードが撓んでしまう虞がある。
【0005】
本開示は上記のような事情に基づいて完成された技術であって、デッキボードの撓みを抑制できる乗物用デッキボードの支持構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示は、乗物用デッキボードの支持構造であって、前記乗物用デッキボードは、その端部が第1支持部によって支持されるものとされ、前記乗物用デッキボードは、上面と、下面と、当該乗物用デッキボードの端面を構成し、前記上面と前記下面を繋ぎ、上方に指向してなる上方指向傾斜面と、を備え、前記第1支持部は、下方に指向した下方指向傾斜面と、前記下方指向傾斜面に連なり、前記乗物用デッキボードの前記下面を支持可能な支持面と、を備え、前記乗物用デッキボードの前記下面が前記支持面によって支持され、前記上方指向傾斜面が前記下方指向傾斜面に対向した状態で、前記乗物用デッキボードの端部が前記第1支持部に支持されている、乗物用デッキボードの支持構造である。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、デッキボードの撓みを抑制できる乗物用デッキボードの支持構造の提供が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態に係る自動車の室内の一部を後上方から視た斜視図
乗物用デッキボードの支持構造の断面図(図1のII-II線断面)
第1支持部の縁部周辺を拡大した断面図
第1支持部が揺動する態様を示した断面図
【発明を実施するための形態】
【0009】
最初に本開示の実施形態を列挙して説明する。
(1)本開示の乗物用デッキボードの支持構造は、乗物用デッキボードの支持構造であって、前記乗物用デッキボードは、その端部が第1支持部によって支持されるものとされ、前記乗物用デッキボードは、上面と、下面と、当該乗物用デッキボードの端面を構成し、前記上面と前記下面を繋ぎ、上方に指向してなる上方指向傾斜面と、を備え、前記第1支持部は、下方に指向した下方指向傾斜面と、前記下方指向傾斜面に連なり、前記乗物用デッキボードの前記下面を支持可能な支持面と、を備え、前記乗物用デッキボードの前記下面が前記支持面によって支持され、前記上方指向傾斜面が前記下方指向傾斜面に対向した状態で、前記乗物用デッキボードの端部が前記第1支持部に支持されている。
【0010】
(2)(1)に記載の乗物用デッキボードの支持構造において、前記乗物用デッキボードは、乗物の荷室に配され、前記支持面において荷室内側の端部は、前記下方指向傾斜面の荷室内側の端部よりも、荷室内側の方向に位置していてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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