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公開番号
2025011944
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-24
出願番号
2023114408
出願日
2023-07-12
発明の名称
乗物用ボード
出願人
トヨタ紡織株式会社
代理人
弁理士法人暁合同特許事務所
主分類
B60R
5/04 20060101AFI20250117BHJP(車両一般)
要約
【課題】簡易な構成で低コストに意匠性を低下することなく、ボードに挿通されたストラップが下方へ落ち込むことを抑制する。
【解決手段】乗物用ボード10は、乗物に設けられる板状部材であって、板厚方向に貫通した貫通孔11Cを有する本体部11と、本体部11の少なくとも一部を動かす際に把持される長尺状のストラップ30と、を備える。ストラップ30は、本体部11の第1面11S1側に取り付けられる取付部32と、貫通孔11Cを通って第1面11S1とは反対側の面である第2面11S2側に引き出される把持部34と、を有する。貫通孔11Cの孔縁は、ストラップ30の長手方向と交わる幅方向に沿って延在する第1孔縁11C1が曲線状をなし貫通孔11Cの内側に向かって湾曲する。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
乗物に設けられる板状部材であって、板厚方向に貫通した貫通孔を有する本体部と、
前記本体部の少なくとも一部を動かす際に把持される長尺状のストラップと、を備え、
前記ストラップは、前記本体部の第1面側に取り付けられる取付部と、前記貫通孔を通って前記第1面とは反対側の面である第2面側に引き出される把持部と、を有し、
前記貫通孔の孔縁は、前記ストラップの長手方向と交わる幅方向に沿って延在する第1孔縁が曲線状をなし、
前記曲線状の前記第1孔縁は、前記貫通孔の内側に向かって湾曲する乗物用ボード。
続きを表示(約 280 文字)
【請求項2】
前記貫通孔の前記孔縁のうち、前記第1孔縁と前記貫通孔を介して対向する第2孔縁は、前記貫通孔の外側に向かって湾曲する曲線状をなす請求項1に記載の乗物用ボード。
【請求項3】
前記第1孔縁及び前記第2孔縁は、平面に視て、前記ストラップの前記取付部側に突出するように湾曲する請求項2に記載の乗物用ボード。
【請求項4】
前記本体部は、前記貫通孔が設けられ、前記ストラップによって変位可能な第1本体部と、前記ストラップによって変位されない第2本体部と、を有する請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の乗物用ボード。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本技術は、乗物用ボードに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
乗物に設置される乗物用ボードの一例として、車両等の乗物の荷室に設置されるデッキボードがあり、例えば、下記特許文献1に記載のものが知られている。特許文献1に記載のデッキボード(ラゲージフロアトリム)は、デッキボードを持ち上げる際に把持するためのストラップ(ストラップテープ)を備える。このストラップは、長尺状のナイロンシートの端縁部分を重ね合わせてループ状に形成されている。ループ状の重ね合わせ部分は、デッキボードの本体部(上部芯材および下部芯材)の下面部(裏面)側に固定され、折り返し部分はデッキボードの本体部に設けられた挿通部を通じて荷室内に引き出されている。
【0003】
上記したデッキボードの挿通部は、上部芯材に設けられる通常の幅の挿通孔と、下部芯材に設けられる幅の狭い挿通孔と、を有する。下部芯材の挿通孔は、上部芯材の挿通孔内に嵌合するエンボス凸部に形成されている。このような構成によれば、エンボス凸部に形成された挿通孔の幅が狭いため、この挿通孔の縁部によりストラップが保持される。これにより、ストラップの荷室内に引き出された部分がデッキボードの本体部の下方(裏側)に抜け落ちることがないとされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平10-119650号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載の挿通部は、幅の異なる2種類の挿通孔が設けられると共に、上部芯材の挿通孔と下部芯材のエンボス凸部とが嵌合される必要がある。このため、デッキボードの本体部の加工や組み付けに係る作業性の低下が懸念される。そこで作業性を低下させない方法として、ストラップをデッキボードの本体部の裏側から不織布等のカバー部材で覆い、裏側への落ち込みを規制することが考えられる。しかしながら、その場合には、カバー部材の追加によってコストが上昇し、見栄えも悪くなって意匠性が低下してしまうのが実情である。
【0006】
本技術は上記のような実情に基づいて完成されたものであって、簡易な構成で低コストに意匠性を低下することなく、ボードに挿通されたストラップが下方へ落ち込むことを抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本技術に関わる乗物用ボードは、乗物に設けられる板状部材であって、板厚方向に貫通した貫通孔を有する本体部と、前記本体部の少なくとも一部を動かす際に把持される長尺状のストラップと、を備え、前記ストラップは、前記本体部の第1面側に取り付けられる取付部と、前記貫通孔を通って前記第1面とは反対側の面である第2面側に引き出される把持部と、を有し、前記貫通孔の孔縁は、前記ストラップの長手方向と交わる幅方向に沿って延在する第1孔縁が曲線状をなし、前記曲線状の前記第1孔縁は、前記貫通孔の内側に向かって湾曲する。
【0008】
このようにすれば、ストラップは貫通孔の第1孔縁によって貫通孔の内側に向かって押され、ストラップと貫通孔の第1孔縁との間の摩擦抵抗が増大する。その結果、ストラップが貫通孔から本体部の第1面側へ落ち込むことを抑制できる。貫通孔の形状を変形するだけでよいため、簡易な構成で実現でき、取り付け作業が複雑化することはない。また、追加部材は不要であり、コストが上昇したり、意匠性が低下する事態も回避できる。
【0009】
また、前記貫通孔の前記孔縁のうち、前記第1孔縁と前記貫通孔を介して対向する第2孔縁は、前記貫通孔の外側に向かって湾曲する曲線状をなしてもよい。このようにすれば、ストラップは貫通孔の第2孔縁(特に湾曲した第2孔縁の端側部分)によっても押され、ストラップと貫通孔の孔縁との間の摩擦抵抗をより増大できる。その結果、ストラップが貫通孔から本体部の第1面側へ落ち込むことをより抑制しやすくなる。
【0010】
また、前記第1孔縁及び前記第2孔縁は、平面に視て、前記ストラップの前記取付部側に突出するように湾曲してもよい。このようにすれば、ストラップは貫通孔の第1孔縁及び第2孔縁に押され、その把持部がボードの本体部(第2面)に近付くように傾斜するようになる。ストラップの把持部が直立せずに傾斜することで、ボード上に荷物等を載置する際にストラップの把持部が引っ掛かり、邪魔になる事態を抑制でき、意匠性も向上できる。
(【0011】以降は省略されています)
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