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公開番号
2024154752
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-31
出願番号
2023068771
出願日
2023-04-19
発明の名称
発光素子および発光装置
出願人
豊田合成株式会社
代理人
弁理士法人あいち国際特許事務所
主分類
H01L
33/38 20100101AFI20241024BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】n電極から離れた領域の駆動に必要な電圧を低減することが可能な発光素子を提供する。
【解決手段】フリップチップ型の発光素子であって、III族窒化物半導体からなるn層と、n層上に設けられ、III族窒化物半導体からなる活性層と、活性層上に設けられ、III族窒化物半導体からなるp層と、p層の一部領域に設けられ、前記n層に達する深さを有する溝と、溝の底面に露出するn層上に設けられたn電極と、p層上に設けられたp電極と、n層表面のうち活性層側とは反対側の面に設けられ、活性層からの光を透過する領域を有した導電膜と、を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
フリップチップ型の発光素子であって、
III族窒化物半導体からなるn層と、
前記n層上に設けられ、III族窒化物半導体からなる活性層と、
前記活性層上に設けられ、III族窒化物半導体からなるp層と、
前記p層の一部領域に設けられ、前記n層に達する深さを有する溝と、
前記溝の底面に露出する前記n層上に設けられたn電極と、
前記p層上に設けられたp電極と、
前記n層表面のうち前記活性層側とは反対側の面に設けられ、前記活性層からの光を透過する領域を有した導電膜と、
を有する発光素子。
続きを表示(約 830 文字)
【請求項2】
前記導電膜上に、誘電体多層膜からなるフィルタをさらに有し、
前記フィルタの透過スペクトルは、
前記活性層の発光波長のピークをλとして、λを含む帯域に透過帯域を有し、λよりも短波長側に阻止帯域を有し、前記阻止帯域は前記活性層の発光スペクトルと重なる、請求項1に記載の発光素子。
【請求項3】
個々に発光するサブピクセルが2次元的に配列されたモノリシックマイクロLEDである、請求項1または請求項2に記載の発光素子。
【請求項4】
前記導電膜は、透明導電性材料からなる、請求項1または請求項2に記載の発光素子。
【請求項5】
前記n層の前記導電膜側の面であって各サブピクセルに対向する位置にマイクロレンズを有し、
前記n層の前記導電膜側の面のうち、前記マイクロレンズを除く領域に、前記導電膜が設けられ、前記導電膜は、前記活性層からの光を透過しない材料からなる、請求項3に記載の発光素子。
【請求項6】
前記n層から前記p層までの総膜厚は、前記サブピクセルの幅の3倍以下である、請求項5に記載の発光素子。
【請求項7】
前記n層から前記p層までの総膜厚は、前記サブピクセルの幅の2倍以下である、請求項5に記載の発光素子。
【請求項8】
請求項3に記載の発光素子と、
前記発光素子の前記n電極および前記p電極と接続され、前記発光素子の前記サブピクセルを個別に駆動する駆動回路を有したバックプレーンと、
を有する発光装置。
【請求項9】
前記バックプレーンは、LED側とは反対側の面に、前記駆動回路と接続された裏面電極を有する、請求項8に記載の発光装置。
【請求項10】
平面視において前記発光素子の外周と前記バックプレーンの外周が一致している、請求項8に記載の発光装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、発光素子および発光装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、ディスプレイの高精細化が求められており、マイクロLEDディスプレイが注目されている。マイクロLEDディスプレイは、1~100μmオーダーの微小なLEDをマトリクス状に配列し、その微小なLEDを1つのサブピクセルとしたディスプレイである。マイクロLEDディスプレイには、マイクロLEDが個々のチップである構造と、1つのチップに複数のマイクロLEDを作製したモノリシック型の構造が知られている。特許文献1には、そのようなモノリシックマイクロLEDが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-158179号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
モノリシックマイクロLEDでは、サブピクセルを密に配列するため、n電極を素子外周部に設けることが考えられる。この場合、素子中央部のサブピクセルは素子端部のサブピクセルに比べてn電極から遠くなる。
【0005】
しかし、そのようなモノリシックマイクロLEDの場合、中央部のサブピクセルの駆動に必要な電圧が、端部のサブピクセルの駆動に必要な電圧よりも高くなってしまう。これは、中央部のピクセルから外周部のn電極までn層を電流が流れ、そのn層のシート抵抗に応じた電圧降下が生じるためである。
【0006】
また、モノリシックマイクロLEDでは、n層の厚さを薄くしたいという要望がある。基板の反りを抑制するためである。また、n層での光の拡散を抑え、隣接するサブピクセル間で光が混合しないようにするためである。
【0007】
しかし、n層を薄くすると、n層のシート抵抗は増加し、中央部のサブピクセルの駆動に必要な電圧がより大きくなってしまう。
【0008】
本発明は、かかる背景に鑑みてなされたものであり、n電極から離れた領域の駆動に必要な電圧が低減された発光素子を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の一態様は、
フリップチップ型の発光素子であって、
III族窒化物半導体からなるn層と、
前記n層上に設けられ、III族窒化物半導体からなる活性層と、
前記活性層上に設けられ、III族窒化物半導体からなるp層と、
前記p層の一部領域に設けられ、前記n層に達する深さを有する溝と、
前記溝の底面に露出する前記n層上に設けられたn電極と、
前記p層上に設けられたp電極と、
前記n層表面のうち前記活性層側とは反対側の面に設けられ、前記活性層からの光を透過する領域を有した導電膜と、
を有する発光素子にある。
【発明の効果】
【0010】
上記態様によれば、n層に導電膜を設けることでn層のシート抵抗を実質的に下げることができる。その結果、n電極から離れた領域の駆動に必要な電圧を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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