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公開番号
2024154554
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-31
出願番号
2023068423
出願日
2023-04-19
発明の名称
カール矯正機構、及び、紙葉類処理装置
出願人
グローリー株式会社
代理人
弁理士法人前田特許事務所
主分類
B65H
29/70 20060101AFI20241024BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】紙葉類のカールを矯正する際の、紙葉類へのダメージを低減する。
【解決手段】カール矯正機構6は、二つのローラ63、64の間の紙葉類9を送り出すフィード部62と、軸Y3を中心に紙葉類を搬送する方向に回転すると共に、第2方向Zにカールした紙葉類の第1面94に当たる、少なくとも一の当接部73を有する第1ローラ7と、紙葉類の第2面95に当たって当接部との間に紙葉類を挟む対向部8と、を備え、紙葉類は、回転する第1ローラと、対向部との間を通過することによってカールが矯正され、第1ローラと対向部とにより紙葉類に作用するグリップ力は、フィード部の二つのローラにより紙葉類に作用するグリップ力よりも小さい。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
紙葉類を搬送するコンベアに含まれかつ、紙葉類の搬送方向に交差する第2方向に対向した二つのローラが、前記搬送方向及び前記第2方向のそれぞれに交差する第3方向に延びる軸を中心に回転することにより、前記二つのローラの間の紙葉類を送り出すフィード部と、
前記フィード部に対して前記搬送方向の下流に位置し、前記第3方向に延びる軸を中心に紙葉類を搬送する方向に回転すると共に、前記第2方向にカールした紙葉類の第1面に当たる、少なくとも一の当接部を有する第1ローラと、
紙葉類の第2面に当たって前記当接部との間に紙葉類を挟む対向部と、を備え、
紙葉類は、回転する前記第1ローラと、前記対向部との間を通過することによって前記カールが矯正され、
前記第1ローラと前記対向部とにより紙葉類に作用するグリップ力は、前記フィード部の前記二つのローラにより紙葉類に作用するグリップ力よりも小さい、カール矯正機構。
続きを表示(約 840 文字)
【請求項2】
紙葉類は、前記第1面側が凸になる方向にカールしており、
前記当接部は、前記第1面に向かって凸となりかつ、前記第1ローラの外周円よりも大きい曲率の当接面を有している、請求項1に記載のカール矯正機構。
【請求項3】
前記第1ローラは、周方向に並んだ複数の当接部を有している、請求項1又は2に記載のカール矯正機構。
【請求項4】
前記フィード部と前記第1ローラとの間の距離は、紙葉類の前記搬送方向に沿った長さよりも短い、請求項1~3のいずれか1項に記載のカール矯正機構。
【請求項5】
前記対向部は、前記第1ローラに対し前記第2方向に対向して位置しかつ、前記第3方向に延びる軸を中心に回転可能なローラ形状である、請求項1~4のいずれか1項に記載のカール矯正機構。
【請求項6】
ローラ形状の前記対向部の外周部は、前記当接部よりも柔らかく、
前記第1ローラと前記対向部との軸間距離は、前記対向部の外周部が前記当接部に押されて弾性変形する距離である、請求項5に記載のカール矯正機構。
【請求項7】
前記第1ローラは、駆動源に連結され、前記駆動源によって回転され、
前記対向部は、駆動源に非連結である、請求項5又は6に記載のカール矯正機構。
【請求項8】
前記第1ローラの回転速度は、前記フィード部の前記ローラの回転速度よりも高い、請求項7に記載のカール矯正機構。
【請求項9】
前記第1ローラの回転速度を変更するコントローラーを備える、請求項8に記載のカール矯正機構。
【請求項10】
前記コントローラーは、紙葉類のカールの度合いが強い場合に前記第1ローラの回転速度を高く、紙葉類のカールの度合いが弱い場合に前記第1ローラの回転速度を低くする、請求項9に記載のカール矯正機構。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
ここに開示する技術は、カール矯正機構、及び、紙葉類処理装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、シート媒体平坦化装置が記載されている。この従来の平坦化装置は、金融セルフサービス機器に組み込まれる。金融セルフサービス機器は、リール式の紙幣ボックスを備えている。紙幣は、紙幣ボックスに長期間保管されると、円弧状の構造に曲げられる。従来の平坦化装置は、曲げられた紙幣を、平坦な状態に戻す。
【0003】
より具体的に、従来の平坦化装置は、通路板(passage plate)と、平坦化ブロック(flattening block)とを備えている。通路板は、搬送路(conveying passage)を形成する。通路板には、溝が形成されている。平坦化ブロックは、紙幣を溝に押し込む。平坦化ブロックと溝との間に挟まれた紙幣は、逆向きに曲げられる。平坦化ブロックの下流に位置する搬送ホイールセットが紙幣を搬送することによって、紙幣を平坦化ブロックと溝との間を通過し、曲げられた紙幣が、平坦な状態に戻る。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
米国特許出願公開第2019/0026969号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来の平坦化装置では、平坦化ブロックと溝との間に挟まれた紙幣が、搬送ホイールセットによって、その平坦化ブロックと溝との間から引き抜かれる。紙幣は、大きなダメージを受ける。従来の平坦化装置が紙幣を強く矯正しようとすれば、紙幣は、平坦化ブロックと溝との間において、より大きな曲率で逆向きに曲げられなければならない。平坦化ブロックと溝との間から引き抜かれる紙幣には、過剰な力が与えられる。その結果、従来の平坦化装置では、紙幣が破損する恐れがある。
【0006】
ここに開示する技術は、紙葉類のカールを矯正する際の、紙葉類へのダメージを低減する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
ここに開示する技術は、カール矯正機構に係る。カール矯正機構は、紙葉類を搬送するコンベアに含まれかつ、紙葉類の搬送方向に交差する第2方向に対向した二つのローラが、前記搬送方向及び前記第2方向のそれぞれに交差する第3方向に延びる軸を中心に回転することにより、前記二つのローラの間の紙葉類を送り出すフィード部と、前記フィード部に対して前記搬送方向の下流に位置し、前記第3方向に延びる軸を中心に紙葉類を搬送する方向に回転すると共に、前記第2方向にカールした紙葉類の第1面に当たる、少なくとも一の当接部を有する第1ローラと、紙葉類の第2面に当たって前記当接部との間に紙葉類を挟む対向部と、を備え、紙葉類は、回転する前記第1ローラと、前記対向部との間を通過することによって前記カールが矯正され、前記第1ローラと前記対向部とにより紙葉類に作用するグリップ力は、前記フィード部の前記二つのローラにより紙葉類に作用するグリップ力よりも小さい、
ここで、紙葉類は、紙幣、小切手、商品券、及び、その他の有価媒体を含む。但し、紙葉類は、これらに限らない。また、紙葉類は、紙を素材とするものに限定されない。紙以外の素材をシート状に成形したもの、紙以外の素材と紙とを貼り合わせてシート状に成形したものも、紙葉類に含まれる。紙以外の素材は、例えば合成樹脂である。
【0008】
カール矯正機構は、カールした紙葉類のカールを矯正することによって、紙葉類を平坦又は略平坦な状態にする。カール矯正機構は、コンベアに含まれる。コンベアは、例えば後述する紙葉類処理装置に組み込まれてもよい。
【0009】
フィード部は、二つのローラを有する。二つのローラが回転することによって、二つのローラの間の紙葉類は、搬送方向に送り出される。
【0010】
第1ローラと対向部は、紙葉類の搬送方向について、フィード部の下流に位置している。フィード部によって送り出された紙葉類は、回転する第1ローラと対向部との間を通過する。紙葉類が第1ローラと対向部との間を通過することによって、紙葉類のカールが矯正される。
(【0011】以降は省略されています)
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