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公開番号
2024154279
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-30
出願番号
2023068025
出願日
2023-04-18
発明の名称
通信装置、通信システム、通信方法、及びプログラム
出願人
日本電信電話株式会社
,
大学共同利用機関法人情報・システム研究機構
代理人
弁理士法人ITOH
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
H04W
72/566 20230101AFI20241023BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】無線通信システムにおいて、通信に使用するリソースブロックをデバイスに対して適切に割り当てる。
【解決手段】1以上のデバイスと無線通信を行う通信装置において、各デバイスのチャネル状態情報を取得する情報取得部と、前記1以上のデバイスに対し、通信品質が悪いものを高優先度として、優先順位付けを行い、優先度の高いデバイスから順に、前記チャネル状態情報に基づいて判断されるチャネル状態の良いリソースブロックを割り当てるスケジューラ部とを備える。
【選択図】図10
特許請求の範囲
【請求項1】
1以上のデバイスと無線通信を行う通信装置であって、
各デバイスのチャネル状態情報を取得する情報取得部と、
前記1以上のデバイスに対し、通信品質が悪いものを高優先度として、優先順位付けを行い、優先度の高いデバイスから順に、前記チャネル状態情報に基づいて判断されるチャネル状態の良いリソースブロックを割り当てるスケジューラ部と
を備える通信装置。
続きを表示(約 540 文字)
【請求項2】
前記通信品質は、予め定めた過去の期間内におけるパケットロス率である
請求項1に記載の通信装置。
【請求項3】
前記スケジューラ部は、
デバイス毎にリソースブロック単位でチャネル状態情報の振幅情報の推定値を算出し、優先度の高いデバイスから順に、前記推定値が高いリソースブロックを優先的に割り当てる
請求項1に記載の通信装置。
【請求項4】
請求項1ないし3のうちいずれか1項に記載の前記通信装置と、前記デバイスとを備える通信システム。
【請求項5】
1以上のデバイスと無線通信を行う通信装置が実行する通信方法であって、
各デバイスのチャネル状態情報を取得する情報取得ステップと、
前記1以上のデバイスに対し、通信品質が悪いものを高優先度として、優先順位付けを行い、優先度の高いデバイスから順に、前記チャネル状態情報に基づいて判断されるチャネル状態の良いリソースブロックを割り当てるスケジューリングステップと
を備える通信方法。
【請求項6】
コンピュータを、請求項1ないし3のうちいずれか1項に記載の通信装置における各部として機能させるためのプログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、無線通信システムにおけるパケットスケジューリングに関連するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
現在、無線通信システムは発展し、マルチバンド・マルチアクセスのシステムによるヘテロジニアスなネットワークになっている。セルラー通信では、第5世代移動通信(5G)が実用化され、1GHz以下の周波数から、ミリ波帯まで幅広い周波数が利用され、スモールセルからマクロセルまで様々なサイズのセルが重畳するように提供される世界になってきている。
【0003】
また、もう一つの代表的な無線アクセスシステムである無線LANでも、2.4/5/60GHz帯の無線周波数が利用されており、6GHz帯の利用も検討されている。スマートフォンなどの無線端末はセルラーと無線LANのアクセスに対応したI/Fを一般的に備え、またそれぞれのI/Fにおいて複数のバンドへの対応となっている。端末は複数の周波数、アクセス方式から接続する無線基地局を選択し、通信を行うことが一般的となってきており、デュアルコネクティビティなど、1台の端末が複数の基地局を統合利用することも行われる。
【0004】
このようなヘテロジニアス環境において、端末がどのI/Fでどの基地局を選択するかはシステム全体で制御し、最適化を図ることがシステムのリソースの有効利用に有効である。
【0005】
また、5Gの発展として、uRLLC(Ultra-Reliable and Low Latency Communications、超高信頼低遅延通信)等、従来の無線通信ではあまり使われていなかった超高信頼・超低遅延な用途に向けた通信機能の実現が目標とされている。
【0006】
高信頼性(低パケットロス)、低遅延性を実現するための手段の一つとして、非特許文献1に開示されているように、強化学習を用いて送信パケットをより高信頼に送るための利用回線を最適化する手法がある。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0007】
T. H. L. Dinh, M. Kaneko, K. Kawamura, T. Moriyama and Y. Takatori, "Improving Reliability by Risk-Averse Reinforcement Learning over Sub6GHz/mmWave Integrated Networks, " ICC 2022 - IEEE International Conference on Communications, 2022, pp. 3178-3183, doi: 10.1109/ICC45855.2022.9839175
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
非特許文献1に開示された技術では、それぞれの無線基地局で強化学習により利用回線の最適化を行う。しかし、複数の無線端末がある場合において、各回線での無線のリソースブロック割当方法は言及されていない。
【0009】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、無線通信システムにおいて、通信に使用するリソースブロックをデバイスに対して適切に割り当てるための技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
開示の技術によれば、1以上のデバイスと無線通信を行う通信装置であって、
各デバイスのチャネル状態情報を取得する情報取得部と、
前記1以上のデバイスに対し、通信品質が悪いものを高優先度として、優先順位付けを行い、優先度の高いデバイスから順に、前記チャネル状態情報に基づいて判断されるチャネル状態の良いリソースブロックを割り当てるスケジューラ部と
を備える通信装置が提供される。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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