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公開番号
2024153900
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-29
出願番号
2024129640,2022531988
出願日
2024-08-06,2021-06-22
発明の名称
弾性波共振子、弾性波フィルタ、分波器、通信装置
出願人
京セラ株式会社
代理人
個人
主分類
H03H
9/145 20060101AFI20241022BHJP(基本電子回路)
要約
【課題】スプリアスの強度を低減する弾性波共振子、弾性波フィルタ、分波器及び通信装置を提供する。
【解決手段】弾性波共振子4は、圧電体6と、前記圧電体6上に位置し、弾性波の伝搬方向TDに配列された複数の電極指14と、を備える。複数の電極指14は、第1電極指群14Aと、該第1電極指群14Aの各電極指の間に形成された第2電極指群14Bと、を含む。第1電極指群14Aの電極指のデューティ比が、第1の変化量に基づいて、伝搬方向TDの何れか一方に向かって次第に変化し、第2電極指群14Bの電極指のデューティ比が、第1の変化量と異なる第2の変化量に基づいて、伝搬方向の何れか一方に向かって次第に変化する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
圧電体と、
前記圧電体上に位置し、弾性波の伝搬方向に配列された、複数の電極指とを備え、
複数の電極指は、第1電極指群と、該第1電極指群の各電極指の間に形成された第2電極指群とを含み、
前記第1電極指群の電極指のデューティ比が、第1の変化量に基づいて、前記伝搬方向の何れか一方に向かって次第に変化し、前記第2電極指群の電極指のデューティ比が、前記第1の変化量と異なる第2の変化量に基づいて、前記伝搬方向の何れか一方に向かって次第に変化し、
前記複数の電極指が位置する領域の80%以上における前記弾性波の主共振の共振周波数が同一である弾性波共振子。
続きを表示(約 1,800 文字)
【請求項2】
圧電体と、
前記圧電体上に位置し、弾性波の伝搬方向に配列された、複数の電極指とを備え、
複数の電極指は、第1電極指群と、該第1電極指群の各電極指の間に形成された第2電極指群とを含み、
前記第1電極指群の電極指のデューティ比が、第1の変化量に基づいて、前記伝搬方向の何れか一方に向かって次第に変化し、前記第2電極指群の電極指のデューティ比が、前記第1の変化量と異なる第2の変化量に基づいて、前記伝搬方向の何れか一方に向かって次第に変化し、
前記第1電極指群の電極指における、デューティ比の最大値が、前記第2電極指群の電極指における、デューティ比の最大値よりも大きく、
前記第1電極指群の電極指における、デューティ比の最小値が、前記第2電極指群の電極指における、デューティ比の最小値よりも小さい弾性波共振子。
【請求項3】
圧電体と、
前記圧電体上に位置し、弾性波の伝搬方向に配列された、複数の電極指とを備え、
複数の電極指は、第1電極指群と、該第1電極指群の各電極指の間に形成された第2電極指群とを含み、
前記第1電極指群の電極指のデューティ比が、第1の変化量に基づいて、前記伝搬方向の何れか一方に向かって次第に変化し、前記第2電極指群の電極指のデューティ比が、前記第1の変化量と異なる第2の変化量に基づいて、前記伝搬方向の何れか一方に向かって次第に変化し、
前記圧電体の厚みは、何れかの前記電極指間のピッチ以下の厚みである弾性波共振子。
【請求項4】
圧電体と、
前記圧電体上に位置し、弾性波の伝搬方向に配列された、複数の電極指とを備え、
複数の電極指は、第1電極指群と、該第1電極指群の各電極指の間に形成された第2電極指群とを含み、
前記第1電極指群の電極指のデューティ比が、第1の変化量に基づいて、前記伝搬方向の何れか一方に向かって次第に変化し、前記第2電極指群の電極指のデューティ比が、前記第1の変化量と異なる第2の変化量に基づいて、前記伝搬方向の何れか一方に向かって次第に変化し、
前記複数の電極指が位置する領域は、前記第1電極指群の電極指のデューティ比が、前記伝搬方向のうちの一方の方向である第1方向に向かって次第に増加する第1領域と、前記第1電極指群の電極指のデューティ比が、前記第1方向に向かって次第に減少する第2領域とを備え、
前記第1領域において、前記第2電極指群の電極指のデューティ比が、前記第1方向に向かって次第に減少し、前記第2領域において、前記第2電極指群の電極指のデューティ比が、前記第1方向に向かって次第に増加する弾性波共振子。
【請求項5】
前記複数の電極指が位置する領域は、前記第1電極指群の電極指のデューティ比が、前記伝搬方向のうちの一方の方向である第1方向に向かって次第に増加する第1領域と、前記第1電極指群の電極指のデューティ比が、前記第1方向に向かって次第に減少する第2領域とを備えた請求項1から3の何れか1項に記載の弾性波共振子。
【請求項6】
前記第1領域において、前記第2電極指群の電極指のデューティ比が、前記第1方向に向かって次第に増加し、前記第2領域において、前記第2電極指群の電極指のデューティ比が、前記第1方向に向かって次第に減少する請求項5に記載の弾性波共振子。
【請求項7】
前記第1電極指群の電極指における、デューティ比の最大値と最小値との差と、前記第2電極指群の電極指における、デューティ比の最大値と最小値との差とが異なる請求項1から6の何れか1項に記載の弾性波共振子。
【請求項8】
前記第1電極指群の電極指における、デューティ比の最大値と、前記第2電極指群の電極指における、デューティ比の最大値とが異なる請求項1から7の何れか1項に記載の弾性波共振子。
【請求項9】
前記第1電極指群の電極指における、デューティ比の最小値と、前記第2電極指群の電
極指における、デューティ比の最小値とが異なる請求項1から8の何れか1項に記載の弾
性波共振子。
【請求項10】
前記圧電体上に、前記複数の電極指の少なくとも一部を含むIDT電極を備えた請求項1から9の何れか1項に記載の弾性波共振子。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、弾性波装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
先行文献1には、圧電基板上に、ある特定の共振周波数を有するインターディジタルトランスデューサを複数備えた弾性波フィルタが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2005/050837号
【発明の概要】
【0004】
本開示の一態様に係る弾性波共振子は、圧電体と、前記圧電体上に位置し、弾性波の伝搬方向に配列された、複数の電極指とを備える。複数の電極指は、第1電極指群と、該第1電極指群の各電極指の間に形成された第2電極指群とを含む。前記第1電極指群の電極指のデューティ比は、第1の変化量に基づいて、前記伝搬方向の何れか一方に向かって次第に変化する。前記第2電極指群の電極指のデューティ比は、前記第1の変化量と異なる第2の変化量に基づいて、前記伝搬方向の何れか一方に向かって次第に変化し、前記複数の電極指が位置する領域の80%以上における前記弾性波の主共振の共振周波数が同一である。
【0005】
本開示の一態様に係る弾性波共振子は、圧電体と、前記圧電体上に位置し、弾性波の伝搬方向に配列された、複数の電極指とを備え、複数の電極指は、第1電極指群と、該第1電極指群の各電極指の間に形成された第2電極指群とを含み、前記第1電極指群の電極指のデューティ比が、第1の変化量に基づいて、前記伝搬方向の何れか一方に向かって次第に変化し、前記第2電極指群の電極指のデューティ比が、前記第1の変化量と異なる第2の変化量に基づいて、前記伝搬方向の何れか一方に向かって次第に変化し、前記第1電極指群の電極指における、デューティ比の最大値が、前記第2電極指群の電極指における、デューティ比の最大値よりも大きく、前記第1電極指群の電極指における、デューティ比の最小値が、前記第2電極指群の電極指における、デューティ比の最小値よりも小さい。
【0006】
本開示の一態様に係る弾性波共振子は、圧電体と、前記圧電体上に位置し、弾性波の伝搬方向に配列された、複数の電極指とを備え、複数の電極指は、第1電極指群と、該第1電極指群の各電極指の間に形成された第2電極指群とを含み、前記第1電極指群の電極指のデューティ比が、第1の変化量に基づいて、前記伝搬方向の何れか一方に向かって次第に変化し、前記第2電極指群の電極指のデューティ比が、前記第1の変化量と異なる第2の変化量に基づいて、前記伝搬方向の何れか一方に向かって次第に変化し、前記圧電体の厚みは、何れかの前記電極指間のピッチ以下の厚みである。
【0007】
本開示の一態様に係る弾性波共振子は、圧電体と、前記圧電体上に位置し、弾性波の伝搬方向に配列された、複数の電極指とを備え、複数の電極指は、第1電極指群と、該第1電極指群の各電極指の間に形成された第2電極指群とを含み、前記第1電極指群の電極指のデューティ比が、第1の変化量に基づいて、前記伝搬方向の何れか一方に向かって次第に変化し、前記第2電極指群の電極指のデューティ比が、前記第1の変化量と異なる第2の変化量に基づいて、前記伝搬方向の何れか一方に向かって次第に変化し、前記複数の電極指が位置する領域は、前記第1電極指群の電極指のデューティ比が、前記伝搬方向のうちの一方の方向である第1方向に向かって次第に増加する第1領域と、前記第1電極指群の電極指のデューティ比が、前記第1方向に向かって次第に減少する第2領域とを備え、前記第1領域において、前記第2電極指群の電極指のデューティ比が、前記第1方向に向かって次第に減少し、前記第2領域において、前記第2電極指群の電極指のデューティ比が、前記第1方向に向かって次第に増加する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示の実施形態1に係る弾性波共振子の概略平面図である。
本開示の実施形態1に係る弾性波共振子の概略断面図である。
本開示の実施形態1に係る弾性波共振子の電極指のデューティ比の変化を示すグラフである。
本開示の実施形態1および比較形態に係る弾性波共振子について、特性を比較するためのグラフである。
本開示の実施形態2に係る弾性波共振子の反射器付近を拡大して示す概略平面図である。
本開示の各実施形態に係る通信装置を説明する概略図である。
本開示の各実施形態に係る分波器を説明する回路図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
〔実施形態1〕
以下、本開示に係る実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下の説明において用いられる図は模式図であり、図面上の各部材の寸法比率を厳密に示すものではない。
【0010】
<共振子の構成>
本実施形態に係る弾性波フィルタは、少なくとも一つの弾性波共振子を備える。例えば、弾性波フィルタは、複数の弾性波共振子がラダー型に接続されることにより、ラダー型フィルタを構成する。本実施形態に係る弾性波フィルタは、複数の弾性波共振子を、各弾性波共振子における弾性波の伝搬方向と直交する方向に、並列して備えていてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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