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公開番号2024152448
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-25
出願番号2023066649
出願日2023-04-14
発明の名称工事用エレベータ及びカウンターウエイト装置
出願人清水建設株式会社,三成研機株式会社,株式会社エスシー・マシーナリ
代理人個人,個人,個人
主分類B66B 9/187 20060101AFI20241018BHJP(巻上装置;揚重装置;牽引装置)
要約【課題】搬器部の積載可能重量を向上できる工事用エレベータ及びカウンターウエイト装置を提供する。
【解決手段】揚程を延伸可能なマスト部11と、マスト部11の側方に昇降可能に配置された搬器部12及びウエイト部13と、マスト部11のトップシーブ部14に支持され、一方側に搬器部12が連結されるとともにトップシーブ部14を介して他方側にウエイト部13が連結されたワイヤロープ15と、搬器部12に設けられて搬器部12を昇降駆動するための駆動部16と、ワイヤロープ15の余剰分を巻付けて収納する余巻ドラム部17と、を備えた工事用エレベータ10であって、余巻ドラム部17がウエイト部13とともにワイヤロープ15の他方側に配置されている。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
揚程を延伸可能なマスト部と、
前記マスト部に対して昇降可能に配置された搬器部及びウエイト部と、
前記マスト部のトップシーブ部に支持され、一方側に前記搬器部が連結されるとともに前記トップシーブ部を介して他方側に前記ウエイト部が連結されたワイヤと、
前記搬器部に設けられて該搬器部を昇降駆動するための駆動部と、
前記ワイヤの余剰分を巻付けて収納する余巻ドラム部と、を備えた工事用エレベータであって、
前記余巻ドラム部が前記ウエイト部とともに前記ワイヤの他方側に配置されており、
前記マスト部は、上下に延設されたガイドレールを有し、
前記ウエイト部は、前記ガイドレールに沿って昇降する第1フレームと、前記第1フレームに固定されたウエイトブロックと、を有し、
前記余巻ドラム部は、前記ガイドレールに沿って昇降する第2フレームと、前記第2フレームに固定された余巻ドラムとを有し、
前記第1フレームと前記第2フレームとは、緩衝材を介して上下に連結されている、工事用エレベータ。
続きを表示(約 810 文字)【請求項2】
前記第1フレーム及び前記第2フレームは、前記ガイドレールを挟持して転動する複数のローラを有する、請求項1に記載の工事用エレベータ。
【請求項3】
前記複数のローラは、前記第1フレーム及び前記第2フレームに対する配置が調整可能に構成されている請求項2に記載の工事用エレベータ。
【請求項4】
前記第1フレームと前記第2フレームとが横方向に相対変位可能に連結されている請求項1に記載の工事用エレベータ。
【請求項5】
予め設定された総重量となる単数又は複数の前記ウエイトブロックが前記第1フレームに固定されている、請求項1に記載の工事用エレベータ。
【請求項6】
前記第2フレームが前記第1フレームの下側に配置されている、請求項1に記載の工事用エレベータ。
【請求項7】
前記ウエイトブロックの横断面形状が全長にわたり連続した凹部を有し、前記ワイヤが前記凹部内に配置されている、請求項1に記載の工事用エレベータ。
【請求項8】
マスト部が揚程を延伸可能に構成されるとともにトップシーブ部を備え、一方側に搬器部が連結されたワイヤにおける前記トップシーブ部を介した他方側に連結されるカウンターウエイト装置であって、
前記ワイヤの余剰分を巻付けて収納するための余巻ドラム部と、
前記余巻ドラム部に連結されたウエイト部と、を備え、
前記ウエイト部は、ガイドレールに沿って昇降する第1フレームと、前記第1フレームに固定されたウエイトブロックと、を有し、
前記余巻ドラム部は、前記ガイドレールに沿って昇降する第2フレームと、前記第2フレームに固定された余巻ドラムとを有し、
前記第1フレームと前記第2フレームとは、緩衝材を介して上下に連結されているカウンターウエイト装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は工事用エレベータ及びカウンターウエイト装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
マスト部の揚程を延伸可能な工事用エレベータが知られている。例えば下記特許文献1には、ガイドレールに案内されて昇降自在な搬器部とカウンターウエイトがワイヤで繋がれていて、搬器部上の余巻きドラムにワイヤの途中を巻き付けて固定するとともにワイヤの搬器部側が尻手取付手段を介して搬器部に連結された工事用エレベータが提案されていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平11-189381号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、マスト部の揚程を延伸可能な工事用エレベータでは、ワイヤの余剰部分が余巻きドラムに巻付けて収容されていた。巻付けられたワイヤには、マスト部の揚程を延伸するために必要な長さが含まれるため、高層建築物を建設する場合などには重量が嵩み、例えば巻付けられたワイヤが1tonを超えることもあった。
ところが、従来の工事用エレベータでは余巻ドラムが搬器部上に積載されているため、ワイヤを巻付けた余巻ドラムの重量分だけ搬器部の積載可能重量が削減されているという問題点があった。
【0005】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、搬器部の積載可能重量を向上できる工事用エレベータ及びカウンターウエイト装置を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決する本発明の工事用エレベータは、揚程を延伸可能なマスト部と、前記マスト部に対して昇降可能に配置された搬器部及びウエイト部と、前記マスト部のトップシーブ部に支持され、一方側に前記搬器部が連結されるとともに前記トップシーブ部を介して他方側に前記ウエイト部が連結されたワイヤと、前記搬器部に設けられて該搬器部を昇降駆動するための駆動部と、前記ワイヤの余剰分を巻付けて収納する余巻ドラム部と、を備えた工事用エレベータであって、前記余巻ドラム部が前記ウエイト部とともに前記ワイヤの他方側に配置されており、前記マスト部は、上下に延設されたガイドレールを有し、前記ウエイト部は、前記ガイドレールに沿って昇降する第1フレームと、前記第1フレームに固定されたウエイトブロックと、を有し、前記余巻ドラム部は、前記ガイドレールに沿って昇降する第2フレームと、前記第2フレームに固定された余巻ドラムとを有し、前記第1フレームと前記第2フレームとは、緩衝材を介して上下に連結されていることを特徴としている。
【0007】
本発明の工事用エレベータによれば、ワイヤの余剰分を巻付けて収納する余巻ドラム部がウエイト部とともにワイヤの他方側に配置されているため、余巻ドラムの重量が搬器部に負荷されることがない。そのため余巻ドラムの重量により積載可能重量が削減されることを防止でき、搬器部の積載可能重量を増加することが可能である。
また、ワイヤの他方側にウエイト部と余巻ドラム部とを配置していても、ウエイト部と余巻ドラム部とを上下に配置することで横断面形状を小さく抑えることができるとともに、一体的に昇降させることができる。そのため、搬器部や施工対象物によりマスト部周囲の配置スペースが限られていても、ワイヤの他方側にウエイト部と余巻ドラム部とを配置させることができる。
さらに、第1フレームと第2フレームとが緩衝材を介して連結されているので、昇降時に、ガイドレールの目違い段差を乗り越える際などにウエイト部に横方向の力が作用して加振されても、緩衝材により減衰できて余巻ドラム部に伝わりにくい。そのため振動がワイヤに伝達されて横揺れが生じることを抑制できるとともに、限られた空間内に配置されたワイヤが周囲の部材や他のワイヤに接触して損傷することを防止できる。
【0008】
本発明の工事用エレベータは、前記第1フレーム及び前記第2フレームは、前記ガイドレールを挟持して転動する複数のローラを有していてもよい。
このようにすれば、複数のローラによりガイドレールを挟持するため、ウエイト部及び余巻ドラム部がガイドレールに安定して支持され、昇降時にガイドレールからの距離が変動し難い。そのため、限られた配置スペースにウエイト部及び余巻ドラム部を配置していても、昇降時に搬器部や施工対象物等の周囲の部材に接触することを防止できる。
【0009】
本発明の工事用エレベータは、前記複数のローラは、前記第1フレーム及び前記第2フレームに対する配置が調整可能に構成されていてもよい。
このようにすれば、ガイドレールに対するウエイト部及び余巻ドラム部の向きや距離を調整できるため、昇降中に搬器部や施工対象物等の周囲の部材に接触することをより確実に防止できる。
【0010】
本発明の工事用エレベータは、前記第1フレームと前記第2フレームとが横方向に相対変位可能に連結されていてもよい。
このようにすれば、第1フレームと第2フレームとが横方向に相対変位可能であるため、昇降時に余巻ドラム部に回転力が生じても、余巻ドラム部からウエイト部に回転力が伝達されない構造にできる。そのためガイドレールによりウエイト部を安定して案内することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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