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公開番号2024153457
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-29
出願番号2023067360
出願日2023-04-17
発明の名称倉庫内の作業環境改善装置
出願人清水建設株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類F24F 7/007 20060101AFI20241022BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】倉庫内の結露抑制装置を用いて倉庫内で作業する者の作業環境を改善する。
【解決手段】監視員の判断により結露抑制手段が駆動される倉庫内に保管されている荷物140や躯体122の結露を抑制するための支援装置であって、支援装置は、制御装置400と、監視装置200と、警報装置420と、倉庫内の空気の湿度と温度を検出する空気センサ520と、放射温度を検出する放射センサ530と、倉庫内に保管されている荷物や躯体の温度を検出する温度センサ510、515と、結露抑制手段310、330と、を備え、前記制御装置400は、前記空気センサ520により算出された露点温度と前記温度センサで検出された対象物温度との差の時間的変化により倉庫内の結露の発生を判断し、前記運転モード選択手段は、少なくとも結露抑制運転モードと空気調和モードが選択可能である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
監視員の判断により、結露抑制手段が駆動される倉庫内に保管されている荷物や躯体の結露を抑制するための支援装置であって、
支援装置は、
制御装置と、
監視装置と、
警報装置と、
倉庫内の空気の湿度と温度を検出する空気センサと、
輻射温度を検出する輻射センサと、
倉庫内に保管されている荷物や躯体の温度を検出する温度センサと、
結露抑制手段と、
運転モード選択手段と、
パッケージエアコンと、
を備え、
前記制御装置は、前記監視装置と、前記空気センサと、前記輻射センサと、前記温度センサと前記結露抑制手段と接続され、
前記監視手段は、前記警報装置に接続され、前記空気センサにより算出された露点温度と前記温度センサで検出された対象物の温度との差の時間的変化により倉庫内の結露の発生を判断し、その判断の結果により前記警報装置を駆動し、
前記運転モード選択手段は、少なくとも結露抑制運転モードと空気調和モードが選択可能であり、空気調和モードが選択されたときには、前記パッケージエアコンを制御して倉庫内の空気調和の制御を自動制御する、
倉庫内に保管されている荷物や躯体の結露を抑制するための支援装置。
続きを表示(約 240 文字)【請求項2】
前記結露抑制手段は、大型シーリングファンである請求項1に記載の倉庫内に保管されている荷物や躯体の結露を抑制するための支援装置。
【請求項3】
前記空気調和モードは、室内のWBGTに基づいて制御される請求項1に記載の倉庫内に保管されている荷物や躯体の結露を抑制するための支援装置。
【請求項4】
前記空気調和モードは、室内のPMVに基づいて制御される請求項1に記載の倉庫内に保管されている荷物や躯体の結露を抑制するための支援装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、倉庫内で入荷や出荷等の作業を行う作業員に快適な作業現場を提供するための作業環境改善装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、倉庫内の結露の発生を抑制するために倉庫内の空間の空気調和をすることするシステムが種々提案されている。
【0003】
特許文献1には、土間床の結露の発生を抑制するために、センサを用いて倉庫内の露点温度を検出し、土間床と露点温度との関係で結露の発生を抑制する装置を自動運転することが提案されている。
特許文献2には、住居として用いられる建物の中にいる者が熱中症を起こさないように空気調和機の制御を行うことが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-57446号公報
特開2022-155943号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
空気調和機の分野では、センサの出力により空気調和機の制御を行うことが種々提案されている。特に、室内の居住空間における空気調和機の制御は、各種のセンサが検出した物理量に基づいて、居住空間の温度と湿度の制御を行い、快適な空気調和の制御を行うことが提供されている。
【0006】
倉庫内の結露抑制についても、上記特許文献1に開示されているように、屋内空間の温度を検知する屋内空間温度センサと、土間床を有する非空調の建物の屋内空間に土間床に送風可能な送風機と、土間床の表面温度を検知する土間床温度センサとを備え、土間床の表面温度と屋内空間の温度との関係で送風機を制御装置により制御することにより土間床の結露を抑制しようとすることが提案されている。
【0007】
上記特許文献1に開示される先行技術は、結露抑制の制御の対象が倉庫であるという特殊な空間であり、出荷や入荷というイベントが発生することが考慮されていない。倉庫内の結露抑制のための制御は、室内の居住空間の空気調和の制御とは大きく異なるため、居住空間の空気調和で実現できそうな制御であっても、倉庫内の結露の抑制を制御装置により自動制御することは困難であるといわざるを得ない。その困難とする問題点について以下説明する。
【0008】
問題点1:倉庫の構造に起因する問題
倉庫は、入荷、出荷のために大きな扉が設けられており、扉が開口されたときに開口された扉から倉庫外の高温高湿の空気が倉庫内に侵入すると、倉庫内の空気の露点温度が上昇する。扉が開口される前の状態では、倉庫内で保管されている荷物や躯体の表面温度は倉庫内の空気の露点温度より高い状態であり結露が発生しない状態であったとしても、倉庫の扉が開口し、倉庫外の高温高湿の空気が倉庫内に侵入し倉庫内の空気の露点温度が上昇すると、倉庫内で保管されている荷物や躯体の表面温度が倉庫内の空気の露点温度より相対的に低くなり結露が発生することになる。
【0009】
問題点2:気象に起因する問題
特許文献1には、秋の温度の一日変化を示すグラフが提示されている。しかしながら、倉庫は、立地の費用が安く済む山間部に設けられたり、港湾に近い海辺に設けられたりする。山間部の一日の温度変化は、内陸性気候の変化に似たものとなるが、海辺の一日の温度変化は、海洋性気候の変化に似たものとなる。
【0010】
倉庫の温度変化が海洋性気候の変化と似ている場合には、一日の温度変化が内陸性気候の温度変化に比べて小さいものとなるため、一日の温度変化に対してさほど考慮する必要はないといえる。
(【0011】以降は省略されています)

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