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公開番号
2024160445
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-14
出願番号
2023075431
出願日
2023-05-01
発明の名称
滑り支承
出願人
清水建設株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
F16F
15/02 20060101AFI20241107BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】高い面圧を有するとともに、容易に製造することができる滑り支承を提供する。
【解決手段】滑り支承100は、下沓本体10と、下沓本体10の上面に形成され水平面に沿う第1方向にV字状の凹部をなす下摺接面11と、有する下沓1と、上沓本体20と、上沓本体20の下面に形成され水平面に沿い第1方向と直交する第2方向にV字状の凹部をなす上摺接面21と、有する上沓2と、下沓1と上沓2との間に配置された摺動子本体30と、摺動子本体30の下面に設けられ下摺接面11に対して第1方向に摺動可能な下摺動面と、摺動子本体30の上面に設けられ上摺接面21に対して第2方向に摺動可能な上摺動面35と、を有する摺動子3と、を備え、下沓本体10及び上沓本体20は、コンクリートで形成され、下摺接面11は、コンクリートで形成された下沓本体10の研磨面であり、上摺接面21は、コンクリートで形成された上沓本体20の研磨面である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
構造物の下部構造体の上部に設けられる下沓本体と、前記下沓本体の上面に形成され水平面に沿う第1方向にV字状の凹部をなす下摺接面と、有する下沓と、
前記構造物の上部構造体の下部に設けられる上沓本体と、前記上沓本体の下面に形成され水平面に沿い前記第1方向と直交する第2方向にV字状の凹部をなす上摺接面と、有する上沓と、
前記下沓と前記上沓との間に配置された摺動子本体と、前記摺動子本体の下面に設けられ前記下摺接面に対して前記第1方向に摺動可能な下摺動面と、前記摺動子本体の上面に設けられ前記上摺接面に対して前記第2方向に摺動可能な上摺動面と、を有する摺動子と、を備え、
前記下沓本体及び前記上沓本体は、コンクリートで形成され、
前記下摺接面は、コンクリートで形成された前記下沓本体の研磨面であり、
前記上摺接面は、コンクリートで形成された前記上沓本体の研磨面である滑り支承。
続きを表示(約 260 文字)
【請求項2】
前記下沓は、前記下沓本体における前記第2方向を向く側面に形成された下側面を有し、
前記上沓は、前記上沓本体における前記第1方向を向く側面に形成された上側面を有し、
前記摺動子は、前記下側面に対して前記第1方向に摺動可能な下側部摺動面と、前記上側面に対して前記第2方向に摺動可能な上側部摺動面と、を有し、
前記下側面は、コンクリートで形成された前記下沓本体の研磨面であり、
前記上側面は、コンクリートで形成された前記上沓本体の研磨面である請求項1に記載の滑り支承。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、滑り支承に関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、傾斜面を利用した傾斜滑り支承が知られている。傾斜滑り支承は、傾斜面が形成され、互いに直角するように配置された2本の案内レール(上沓及び下沓)と、それらを連結しつつ摩擦面をスライドする摺動子と、を備えている。案内レールの傾斜している摺接面と摺動子の傾斜している摺動面とが当接する構成である。案内レール及び摺動子は鋼製であり、案内レールにはステンレス製の滑り板が取り付けられて滑り板の表面が摺接面とされ、摺動子には樹脂製の滑り材が取り付けられて滑り材の表面が摺動面とされている。摺動子が案内レールを摺動する際に、摺動面と摺接面との間で発生する摩擦抵抗力を減衰力とし、構造物の自重が傾斜した摺動面及び摺接面に作用することで傾斜復元力を得ている(下記の特許文献1参照)。
【0003】
ステンレス製の滑り板と樹脂製の滑り材との間の摩擦係数は、例えば、滑り材が低摩擦係数の樹脂材料の場合には0.013であり、滑り材が中摩擦係数の樹脂材料の場合には0.11である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6296905号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
滑り材に生じる最大面圧は15Mpa(長期荷重)~40Mpa(短期荷重)程度であるのに対して、鋼材の圧縮強度は235Mpaである。滑り材に生じる最大面圧が鋼材の圧縮強度の1/10程度にしかならず、鋼製の案内レールは必要以上の強度を有している。案内レール及び摺動子は、滑り材以外全て厚い鋼材(場合よって100mm)から削り出して製作するため、手間とコストがかかったり、鋼材自体も重いため運送と施工に負担がかかったりするという問題点がある。
【0006】
そこで、本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、高い面圧を有するとともに、容易に製造することができる滑り支承を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本発明は以下の手段を採用している。
すなわち、本発明に係る滑り支承は、構造物の下部構造体の上部に設けられる下沓本体と、前記下沓本体の上面に形成され水平面に沿う第1方向にV字状の凹部をなす下摺接面と、有する下沓と、前記構造物の上部構造体の下部に設けられる上沓本体と、前記上沓本体の下面に形成され水平面に沿い前記第1方向と直交する第2方向にV字状の凹部をなす上摺接面と、有する上沓と、前記下沓と前記上沓との間に配置された摺動子本体と、前記摺動子本体の下面に設けられ前記下摺接面に対して前記第1方向に摺動可能な下摺動面と、前記摺動子本体の上面に設けられ前記上摺接面に対して前記第2方向に摺動可能な上摺動面と、を有する摺動子と、を備え、前記下沓本体及び前記上沓本体は、コンクリートで形成され、前記下摺接面は、コンクリートで形成された前記下沓本体の研磨面であり、前記上摺接面は、コンクリートで形成された前記上沓本体の研磨面である。
【0008】
このように構成された滑り支承では、下沓及び上沓がコンクリートで形成され、下摺接面及び上摺接面は、コンクリートが研磨された研磨面で形成されている。よって、高い面圧及び低摩擦係数の傾斜滑り支承を。コンクリートを用いて容易に製造することができる。
【0009】
また、本発明に係る滑り支承は、前記下沓は、前記下沓本体における前記第2方向を向く側面に形成された下側面を有し、前記上沓は、前記上沓本体における前記第1方向を向く側面に形成された上側面を有し、前記摺動子は、前記下側面に対して前記第1方向に摺動可能な下側部摺動面と、前記上側面に対して前記第2方向に摺動可能な上側部摺動面と、を有し、前記下側面は、コンクリートで形成された前記下沓本体の研磨面であり、前記上側面は、コンクリートで形成された前記上沓本体の研磨面である。
【0010】
このように構成された滑り支承では、下側面及び上側面もコンクリートを研磨した研磨面で形成することができるため、下側面及び上側面を容易に製造することができる。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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