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公開番号
2024160596
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-14
出願番号
2023075770
出願日
2023-05-01
発明の名称
コンクリート床版の切断方法
出願人
清水建設株式会社
,
コンクリートコーリング株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
E01D
24/00 20060101AFI20241107BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約
【課題】切断装置の設置や撤去に係る手間や時間を軽減できるコンクリート床版の切断方法を提供する。
【解決手段】桁軸方向に直交する桁軸直交方向に間隔をあけて配置された鋼桁21の上に接合されたコンクリート床版22における鋼桁21の直上となる桁上床版24を、鋼桁21の上面よりも上方の切断高さにおいて循環回転するワイヤーソー5で切断する第1切断工程と、桁上床版24と桁軸直交方向に隣接し桁軸直交方向に隣り合う鋼桁21の間の直上となる桁間床版25を、切断高さから下端までワイヤーソー5で切断する第2切断工程と、を有し、第1切断工程では、ワイヤーソー5を桁上床版24の桁軸直交方向の一方側から他方側に向かって桁間床版25に達するまで移動させ、第2切断工程は、第1切断工程において桁間床版25に達したワイヤーソー5を桁間床版25の下方まで移動させる。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
桁軸方向に直交する桁軸直交方向に間隔をあけて配置された鋼桁の上に接合されたコンクリート床版における前記鋼桁の直上となる桁上床版を、前記鋼桁の上面よりも上方の切断高さにおいて循環回転するワイヤーソーで切断する第1切断工程と、
前記桁上床版と前記桁軸直交方向に隣接し前記桁軸直交方向に隣り合う前記鋼桁の間の直上となる桁間床版を、前記切断高さから下端まで前記ワイヤーソーで切断する第2切断工程と、を有し、
前記第1切断工程では、前記ワイヤーソーを前記桁上床版の前記桁軸直交方向の一方側から他方側に向かって前記桁間床版に達するまで移動させ、
前記第2切断工程は、前記第1切断工程において前記桁間床版に達した前記ワイヤーソーを前記桁間床版の下方まで移動させるコンクリート床版の切断方法。
続きを表示(約 430 文字)
【請求項2】
前記第1切断工程の前に、前記コンクリート床版における前記桁上床版と前記桁間床版との境界部に前記コンクリート床版の上面から前記切断高さまで達する上下方向に延びる確認孔を設ける確認孔形成工程を有し、
前記第1切断工程において前記ワイヤーソーが前記確認孔を横切った後に、前記第2切断工程を行う請求項1に記載のコンクリート床版の切断方法。
【請求項3】
前記コンクリート床版は、前記鋼桁との接続部にハンチ部を有し、
前記桁間床版の下面には、前記桁上床版との境界部から前記桁上床版と離れる側に向かって漸次上側に向かう前記ハンチ部の傾斜面が形成され、
前記第2切断工程では、前記ワイヤーソーを前記桁間床版における前記桁上床版側の端部から前記桁上床版と離れる側に向かって漸次下側に向かう斜め方向に移動させ、前記傾斜面を切断するようにして前記桁間床版を切断する請求項1または2に記載のコンクリート床版の切断方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンクリート床版の切断方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
鋼桁とコンクリート床版とがずれ止めで接合されて一体化した合成桁では、コンクリート床版を交換する際にジャッキアップによってコンクリート床版を鋼桁から剥離させて撤去することができない。このため、既設の合成桁のコンクリート床版を撤去する際には、コンクリート床版における鋼桁の直上の部分(桁上床版)をループ状のワイヤーソーを備える切断装置で切断して鋼桁から切り離している(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-31868号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ワイヤーソーを水平方向に移動させて桁上床版を切断する場合、鋼桁の上面よりも上方の位置において切断を行うため、鋼桁と干渉しない位置においてコンクリート床版を下端まで切断する必要がある。このため、コンクリート床版をロードカッターなどの切断装置で上下方向に切断する必要がある。すなわち、コンクリート床版の切断には、ワイヤーソーを備える切断装置およびロードカッターなどの切断装置の両方が必要となり、設置や撤去に係る手間や時間がかかるという問題がある。
【0005】
そこで、本発明は、切断装置の設置や撤去に係る手間や時間を軽減できるコンクリート床版の切断方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明に係るコンクリート床版の切断方法は、桁軸方向に直交する桁軸直交方向に間隔をあけて配置された鋼桁の上に接合されたコンクリート床版における前記鋼桁の直上となる桁上床版を、前記鋼桁の上面よりも上方の切断高さにおいて循環回転するワイヤーソーで切断する第1切断工程と、前記桁上床版と前記桁軸直交方向に隣接し前記桁軸直交方向に隣り合う前記鋼桁の間の直上となる桁間床版を、前記切断高さから下端まで前記ワイヤーソーで切断する第2切断工程と、を有し、前記第1切断工程では、前記ワイヤーソーを前記桁上床版の前記桁軸直交方向の一方側から他方側に向かって前記桁間床版に達するまで移動させ、前記第2切断工程は、前記第1切断工程において前記桁間床版に達した前記ワイヤーソーを前記桁間床版の下方まで移動させる。
【0007】
本発明では、ワイヤーソーを桁軸直交方向に移動させて桁上床版を切断する第1切断工程を行い、連続してワイヤーソーを桁間床版において下方に移動させて切断する第2切断工程を行っている。このため、コンクリート床版を切断する際に、コンクリート床版を水平方向に切断する装置および上下方向に切断する装置の両方を設置する必要が無く、切断装置の設置や撤去に係る手間や時間を軽減できる。
【0008】
また、本発明に係るコンクリート床版の切断方法では、前記第1切断工程の前に、前記コンクリート床版における前記桁上床版と前記桁間床版との境界部に前記コンクリート床版の上面から前記切断高さまで達する上下方向に延びる確認孔を設ける確認孔形成工程を有し、前記第1切断工程において前記ワイヤーソーが前記確認孔を横切った後に、前記第2切断工程を行ってもよい。
【0009】
第2切断工程を行う際に、ワイヤーソーが鋼桁に接触すると鋼桁が損傷する虞がある。このため、第2切断工程は、第1切断工程でワイヤーソーが桁間床版まで移動した後に行う必要がある。第1切断工程において、確認孔の内部を上方から見てワイヤーソーが確認孔を横切ったことを確認できると、ワイヤーソーが桁間床版に移動していることになる。このため、ワイヤーソーが確認孔を横切った後に第2切断工程を行えば、ワイヤーソーが鋼桁に接触することを防止できる。
【0010】
また、本発明に係るコンクリート床版の切断方法では、前記コンクリート床版は、前記鋼桁との接続部にハンチ部を有し、前記桁間床版の下面には、前記桁上床版との境界部から前記桁上床版と離れる側に向かって漸次上側に向かう前記ハンチ部の傾斜面が形成され、前記第2切断工程では、前記ワイヤーソーを前記桁間床版における前記桁上床版側の端部から前記桁上床版と離れる側に向かって漸次下側に向かう斜め方向に移動させ、前記傾斜面を切断するようにして前記桁間床版を切断してもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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