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公開番号
2024158485
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-08
出願番号
2023073717
出願日
2023-04-27
発明の名称
床センサ
出願人
清水建設株式会社
代理人
弁理士法人YKI国際特許事務所
主分類
H04Q
9/00 20060101AFI20241031BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】検出範囲を広くでき、かつ、検知した入力に基づいて制御装置に処理を実行させることができ、かつ、入力に対する外乱の影響を除去し易い床センサを実現する。
【解決手段】実施形態の一例である床センサ10は、床上に設けられたシート状のセンサ本体11と、制御装置30とを含む。センサ本体11は、複数の領域での接触の有無を検出する複数のセンサ要素を含む。制御装置30は、複数のセンサ要素から取得した検出情報から得られた、複数の領域の位置と接触の有無との経時的変化から人の足の動作に対応する接触箇所の経時的変化を抽出し、抽出された接触箇所の経時的変化に対応する動作が予め記憶された第1所定動作である場合に、第1所定動作に応じた第1所定処理を実行する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
床上に設けられたシート状のセンサ本体と、制御装置とを備える床センサであって、
前記センサ本体は、複数の領域での接触の有無を検出する複数のセンサ要素を含み、
前記制御装置は、前記複数のセンサ要素から取得した検出情報から得られた、前記複数の領域の位置と前記接触の有無との経時的変化から人の足の動作に対応する前記接触箇所の経時的変化を抽出し、抽出された前記接触箇所の経時的変化に対応する前記動作が予め記憶された第1所定動作である場合に、前記第1所定動作に応じた第1所定処理を実行する、
床センサ。
続きを表示(約 360 文字)
【請求項2】
前記複数のセンサ要素は、互いに直交する縦方向及び横方向にマトリックス状に配置されている、
床センサ。
【請求項3】
前記第1所定処理は、設備機器、または情報機器を制御することである、
請求項1に記載の床センサ。
【請求項4】
前記第1所定処理は、前記動作による制御のための入力の処理の開始を決定することである、
請求項1に記載の床センサ。
【請求項5】
前記制御装置は、前記第1所定動作に対応する前記接触箇所の経時的変化が生じた位置を含む所定範囲内において、前記第1所定処理の実行後に抽出された前記動作が予め記憶された第2所定動作である場合に、前記第2所定動作に応じた第2所定処理を実行する、
請求項4に記載の床センサ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、床上に設けられたシート状のセンサ本体と、制御装置とを備える床センサに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、床置きタイプのシート状のセンサで人の位置を把握する床センサが知られている。床センサは、例えば病院のベッドや喫茶店の入口などで使用される。床センサにおける人の感知の方法として、接触の有無を検知したり、重量がかかっているかを検知したり、力のかかり方が変化したことを検知する等が考えられる。
【0003】
特許文献1には、エレベーターの乗場床に設けられた床センサであって、台車の重さを検知した場合にエレベーターのかご扉及び乗場扉の開時間を通常より長くすることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平9-278329号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、床センサにおいて、荷重なし、物理的な接触がない状態を表す「0」、または荷重有り、物理的な接触がある状態を表す「1」を情報として検知する場合には、人が立っているか否かや、その上を歩いているか否か等の、狭い用途にしか用いることができない。このため、床センサの用途の拡大を図る面から改良の余地がある。
【0006】
一方、床センサの用途の拡大を図るために、床センサの検知情報を、建物の設備機器や、コンピュータ等の情報機器を制御するための入力情報として利用することが考えられる。これによれば、人が足を使って機器の制御のための入力を行えるので、手を使って入力する必要がなくなる。しかしながら、床センサでは、その上に机やキャビネットなどの重量物が常時置かれた状態となることがある。また、制御の入力とは無関係の人が床センサの上を歩く等の可能性もある。これにより、入力に対する外乱が生じやすい。特に、床センサの検出範囲を広くする場合に外乱が生じやすい。このため、床センサは、機器の制御の入力手段として利用し難いという問題がある。
【0007】
本発明の目的は、足の動作により機器を制御する等のための処理を制御装置に実行させることができ、かつ、入力に対する外乱の影響を除去し易い床センサを実現することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
実施形態の一例である床センサは、床上に設けられたシート状のセンサ本体と、制御装置とを備える床センサであって、前記センサ本体は、複数の領域での接触の有無を検出する複数のセンサ要素を含み、前記制御装置は、前記複数のセンサ要素から取得した検出情報から得られた、前記複数の領域の位置と前記接触の有無との経時的変化から人の足の動作に対応する前記接触箇所の経時的変化を抽出し、抽出された前記接触箇所の経時的変化に対応する前記動作が予め記憶された第1所定動作である場合に、前記第1所定動作に応じた第1所定処理を実行する、床センサである。
【発明の効果】
【0009】
本発明の床センサによれば、足の動作により機器を制御する等のための処理を制御装置に実行させることができ、かつ、入力に対する外乱の影響を除去し易くなる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施形態の一例である床センサを適用した部屋における人及び物の位置の1例を示す平面図である。
図1において、部屋の床上に配置された床センサが複数の単位床センサで構成されていることを示す図である。
実施形態の一例である床センサを含む制御システムの構成図である。
図1のA部における単位床センサと、単位床センサを用いて制御装置に処理を指示する人との位置関係を示す斜視図である。
単位床センサの上での足の動作の一例を示す図である。
単位床センサを構成するセンサ要素の1例を模式化して示す断面図(a)と、(a)において、センサ要素と接触した状態、つまりセンサ要素に上から荷重がかかった状態を示す断面図である。
図5の足の動作の前半において、単位床センサを構成する複数のセンサ要素の検知状態の変化を示す図である。
図5の足の動作の後半において、単位床センサを構成する複数のセンサ要素の検知状態の変化を示す図である。
実施形態の床センサを用いて処理を指示する場合の足の動作の別例を示す図である。
照明システムにおいて、図8の動作で制御される照明装置の点灯状態の一例を示す図である。
単位床センサ上に重量物が置かれている場合における、図7Aに対応する図である。
実施形態の別例である床センサを含む制御システムの構成図である。
実施形態の別例である床センサを含む制御システムの構成図である。
実施形態の別例である床センサを用いて処理を指示する状態を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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