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公開番号
2024162850
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-21
出願番号
2023078786
出願日
2023-05-11
発明の名称
可燃性ガス希釈システム
出願人
清水建設株式会社
,
国立研究開発法人産業技術総合研究所
代理人
弁理士法人YKI国際特許事務所
主分類
A62C
2/00 20060101AFI20241114BHJP(人命救助;消防)
要約
【課題】可燃性ガス燃焼の危険性を低くし易く、高い安全性や高い信頼性を実現し易い、可燃性ガス希釈システムを提供すること。
【解決手段】可燃性ガス希釈システム1は、水素を検知する検知センサ20と、検知センサ20からの出力に基づいて窒素を噴霧する噴霧装置30と、を備える。噴霧装置30は、水素の濃度を希釈するように局所的に窒素を噴霧することが可能でもよい。検知センサ20及び噴霧装置30における窒素の噴霧口47が空間10内に設置され、噴霧装置30が噴霧した窒素によって空間10内のガスが排気可能でもよい。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
可燃性ガスを検知する検知センサと、
前記検知センサからの出力に基づいて不活性ガスを噴霧する噴霧装置と、を備える、可燃性ガス希釈システム。
続きを表示(約 540 文字)
【請求項2】
前記噴霧装置は、前記可燃性ガスの濃度を希釈するように局所的に前記不活性ガスを噴霧することが可能である、請求項1に記載の可燃性ガス希釈システム。
【請求項3】
前記検知センサ及び前記噴霧装置における前記不活性ガスの噴霧部が空間内に設置され、
前記噴霧装置が噴霧した前記不活性ガスによって前記空間内のガスが排気可能になっている、請求項1又は2に記載の可燃性ガス希釈システム。
【請求項4】
前記噴霧装置が、前記不活性ガスを噴霧することで消火を行う消火装置に含まれる、請求項1又は2に記載の可燃性ガス希釈システム。
【請求項5】
前記検知センサ及び前記噴霧装置における前記不活性ガスの噴霧部が空間内に設置され、
前記可燃性ガスは、空気よりも軽く、
前記検知センサは、前記空間の天井に設置され、
前記噴霧装置の1以上の噴霧口が、前記空間の天井に設置されて前記不活性ガスを案内する経路に設けられる、請求項1又は2に記載の可燃性ガス希釈システム。
【請求項6】
前記可燃性ガスは、水素であり、
前記不活性ガスは、窒素である、請求項5に記載の可燃性ガス希釈システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、可燃性ガス希釈システムに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、水素ステーションとしては、特許文献1に記載されているものがある。この水素ステーションは、水素を圧縮する水素圧縮装置、水素圧縮装置を取り囲むように配置される防音カバー、及び防音カバー内のガスを換気するファンを備える。この水素ステーションは、ファンを駆動することで、防音カバー内に漏れた水素を防音カバー外に排気することで、可燃性を有する水素が防音カバー内に滞留することを抑制し、安全性が向上するようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-132876号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ファンで可燃性ガスを換気する場合、ファンの駆動源となるモーターやスイッチで発生した火花等が引き金となって可燃性ガスが燃焼する虞がある。係る背景において、漏れた可燃性ガス燃焼の危険性を低くできれば、高い安全性や高い信頼性を実現できる。そこで、本開示の目的は、可燃性ガス燃焼の危険性を低くし、高い安全性や高い信頼性を実現した、可燃性ガス希釈システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するため、本開示に係る可燃性ガス希釈システムは、可燃性ガスを検知する検知センサと、前記検知センサからの出力に基づいて不活性ガスを噴霧する噴霧装置と、を備える。
【0006】
本開示によれば、可燃性ガスを検知する検知センサからの出力に基づいて噴霧装置が不活性ガスを噴霧(噴射)するので、不活性ガスの噴霧によって可燃性ガスを拡散させたり、希釈することで、可燃性ガスの濃度を可燃性ガスが燃焼する虞がない濃度まで下げることができる。また、ファンを用いる場合と比較して、ファンの駆動源となるモーターを用いることがないため、モーター内で発生した火花が引き金となって可燃性ガスが燃焼することもない。よって、可燃性ガス燃焼の危険性を低くし、高い安全性や高い信頼性を実現することができる。
【0007】
また、前記噴霧装置は、前記可燃性ガスの濃度を希釈するように局所的に前記不活性ガスを噴霧してもよい。
【0008】
可燃性ガスの濃度が局所的に高くなることがある。本構成によれば、可燃性ガスの濃度が局所的に高くなっている場合に、可燃性ガスの濃度の効率的な希釈を実現できると共に、不活性ガスの噴霧量を低減できる。
【0009】
また、前記検知センサ及び前記噴霧装置における前記不活性ガスの噴霧部が空間内に設置され、前記噴霧装置が噴霧した前記不活性ガスによって前記空間内のガスが排気可能になっていてもよい。
【0010】
本構成によれば、空間内のガスの排気に基づいて空間内の可燃性ガスの濃度を低減できる。したがって、可燃性ガス燃焼の危険性を更に低くでき、安全性や信頼性を更に高くできる。
(【0011】以降は省略されています)
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