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公開番号2025007140
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-17
出願番号2023108342
出願日2023-06-30
発明の名称床版の保持構造および保持方法
出願人清水建設株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類E02D 29/045 20060101AFI20250109BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】構真柱や中間杭を用いないで床版を保持可能な床版の保持構造および保持方法を提供する。
【解決手段】対向して配置される土留め壁12の間に架設される床版14を前記土留め壁12に保持する構造10であって、前記土留め壁12から側方に突出し、前記床版14の側端部32に接続して前記床版14を前記土留め壁12に保持する第一接続材16と、前記床版14の斜め上方の前記土留め壁12から前記床版14の上側部34に接続して前記床版14を前記土留め壁12に保持する第二接続材18とを備えるようにする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
対向して配置される土留め壁の間に架設される床版を前記土留め壁に保持する構造であって、
前記土留め壁から側方に突出し、前記床版の側端部に接続して前記床版を前記土留め壁に保持する第一接続材と、前記床版の斜め上方の前記土留め壁から前記床版の上側部に接続して前記床版を前記土留め壁に保持する第二接続材とを備えることを特徴とする床版の保持構造。
続きを表示(約 190 文字)【請求項2】
対向して配置される土留め壁の間に架設される床版を前記土留め壁に保持する方法であって、
前記土留め壁に第一接続材の一方側を固定し、第一接続材の他方側に前記床版の側端部を接続するステップと、前記床版の斜め上方の前記土留め壁に第二接続材の一方側を固定し、第二接続材の他方側に前記床版の上側部を接続するステップを有することを特徴とする床版の保持方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、逆巻き工法で構築される逆巻きスラブなどの床版の保持構造および保持方法に関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、地下構造物の構築方法として、掘削と躯体構築を上部から交互に繰り返す逆巻き工法が知られている。この逆巻き工法においては、地中に打設した構真柱や中間杭を逆巻きスラブ(床版)と一体化することにより、逆巻きスラブを保持することが一般的に行われている(例えば、特許文献1~4を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-223084号公報
特開2012-211439号公報
特開2011-246910号公報
特開平11-6164号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、逆巻きスラブ下の掘削作業や躯体の構築作業を行う場合、逆巻きスラブの下側にある構真柱や中間杭が干渉するため、作業効率(歩掛り)が低下し、作業に要する工程が長くなるという問題があった。このため、構真柱や中間杭を用いない逆巻きスラブの保持技術が求められていた。
【0005】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、構真柱や中間杭を用いないで床版を保持可能な床版の保持構造および保持方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る床版の保持構造は、対向して配置される土留め壁の間に架設される床版を前記土留め壁に保持する構造であって、前記土留め壁から側方に突出し、前記床版の側端部に接続して前記床版を前記土留め壁に保持する第一接続材と、前記床版の斜め上方の前記土留め壁から前記床版の上側部に接続して前記床版を前記土留め壁に保持する第二接続材とを備えることを特徴とする。
【0007】
また、本発明に係る床版の保持方法は、対向して配置される土留め壁の間に架設される床版を前記土留め壁に保持する方法であって、前記土留め壁に第一接続材の一方側を固定し、第一接続材の他方側に前記床版の側端部を接続するステップと、前記床版の斜め上方の前記土留め壁に第二接続材の一方側を固定し、第二接続材の他方側に前記床版の上側部を接続するステップを有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明に係る床版の保持構造によれば、対向して配置される土留め壁の間に架設される床版を前記土留め壁に保持する構造であって、前記土留め壁から側方に突出し、前記床版の側端部に接続して前記床版を前記土留め壁に保持する第一接続材と、前記床版の斜め上方の前記土留め壁から前記床版の上側部に接続して前記床版を前記土留め壁に保持する第二接続材とを備えるので、構真柱や中間杭を用いないで床版を保持することができるという効果を奏する。構真柱や中間杭を設置する必要がなくなるため、構真柱や中間杭の干渉を回避して床版の下の地盤を掘削することができ、逆巻き施工による躯体の構築を効率よく行うことができる。
【0009】
また、本発明に係る床版の保持方法によれば、対向して配置される土留め壁の間に架設される床版を前記土留め壁に保持する方法であって、前記土留め壁に第一接続材の一方側を固定し、第一接続材の他方側に前記床版の側端部を接続するステップと、前記床版の斜め上方の前記土留め壁に第二接続材の一方側を固定し、第二接続材の他方側に前記床版の上側部を接続するステップを有するので、構真柱や中間杭を用いないで床版を保持することができるという効果を奏する。構真柱や中間杭を設置する必要がなくなるため、構真柱や中間杭の干渉を回避して床版の下の地盤を掘削することができ、逆巻き施工による躯体の構築を効率よく行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、本発明に係る床版の保持構造および保持方法の実施の形態を示す図である。
図2は、本実施の形態の第一接続材の一例を示す写真図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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