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公開番号2025012487
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-24
出願番号2023115351
出願日2023-07-13
発明の名称情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム
出願人清水建設株式会社,国立研究開発法人産業技術総合研究所
代理人個人,個人,個人
主分類G06Q 10/063 20230101AFI20250117BHJP(計算;計数)
要約【課題】リモートワークなどのオンラインでの従業員同士のコミュニケーション状況を把握すること。
【解決手段】情報処理システムは、現実空間における第1空間を、仮想空間における第2空間に再現したデジタルツインにおいて、集音器を有する一又は複数のユーザのそれぞれの第1空間における第1位置情報を取得する第1位置情報取得部と、集音器を有する一又は複数のユーザのそれぞれの第2空間における第2位置情報を取得する第2位置情報取得部と、第1位置情報と前記第2位置情報とに基づいて、それぞれのユーザを表すそれぞれのアバターを第2空間上に提示する提示部と、集音器の状態と、第1アバターおよび第2アバターとの距離とに基づいて、第1アバターに対応する第1ユーザと第2アバターに対応する第2ユーザとのコミュニケーションの有無を判定する判定部と、を備え、第1アバターおよび第2アバターのそれぞれは、それぞれのアバターに含まれる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
現実空間における第1空間を、仮想空間における第2空間に再現したデジタルツインにおいて、
集音器を有する一又は複数のユーザのそれぞれの前記第1空間における第1位置情報を取得する第1位置情報取得部と、
集音器を有する一又は複数のユーザのそれぞれの前記第2空間における第2位置情報を取得する第2位置情報取得部と、
前記第1位置情報と前記第2位置情報とに基づいて、それぞれのユーザを表すそれぞれのアバターを前記第2空間上に提示する提示部と、
前記集音器の状態と、第1アバターおよび第2アバターとの距離とに基づいて、前記第1アバターに対応する第1ユーザと前記第2アバターに対応する第2ユーザとのコミュニケーションの有無を判定する判定部と、
を備え、
前記第1アバターおよび前記第2アバターのそれぞれは、前記それぞれのアバターに含まれる、
情報処理システム。
続きを表示(約 1,900 文字)【請求項2】
前記集音器の状態は、集音器が集音可能であるか否かを示す状態であり、
前記判定部は、前記第1アバターおよび第2アバターとの距離が所定閾値以内であり、前記第1ユーザが有する前記集音器が集音可能であり、前記第2ユーザが有する前記集音器が集音可能である場合に、前記第1ユーザと前記第2ユーザとがコミュニケーションが有る状態であると判定する、
請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項3】
前記判定部は、前記第1アバターおよび第2アバターとの距離が所定閾値以内であり、前記第1ユーザが有する前記集音器が集音可能であり、前記第2ユーザが有する前記集音器が集音可能でない場合に、前記第2ユーザが前記第1空間に滞在するユーザであるか否かを判定し、
前記第2ユーザが前記第1空間に滞在するユーザである場合に、前記第1空間内の複数の区画において集音された音声に基づいて、前記第1ユーザと前記第2ユーザとのコミュニケーションの有無を判定する、
請求項2に記載の情報処理システム。
【請求項4】
前記それぞれのユーザに対するコミュニケーションの有無の判定結果と、多段階閾値とに基づいて、ユーザごとのコミュニケーションを評価する評価部、
を更に備える、
請求項3に記載の情報処理システム。
【請求項5】
現実空間における第1空間を、仮想空間における第2空間に再現したデジタルツインにおいて、
集音器を有する一又は複数のユーザのそれぞれの前記第1空間における第1位置情報を取得する第1位置情報取得部と、
集音器を有する一又は複数のユーザのそれぞれの前記第2空間における第2位置情報を取得する第2位置情報取得部と、
前記第1位置情報と前記第2位置情報とに基づいて、それぞれのユーザを表すそれぞれのアバターを前記第2空間上に提示する提示部と、
前記集音器の状態と、第1アバターおよび第2アバターとの距離とに基づいて、前記第1アバターに対応する第1ユーザと前記第2アバターに対応する第2ユーザとのコミュニケーションの有無を判定する判定部と、
を備え、
前記第1アバターおよび前記第2アバターのそれぞれは、前記それぞれのアバターに含まれる、
情報処理装置。
【請求項6】
情報処理装置のコンピュータが実行する情報処理方法であって、
現実空間における第1空間を、仮想空間における第2空間に再現したデジタルツインにおいて、
集音器を有する一又は複数のユーザのそれぞれの前記第1空間における第1位置情報を取得する第1位置情報取得ステップと、
集音器を有する一又は複数のユーザのそれぞれの前記第2空間における第2位置情報を取得する第2位置情報取得ステップと、
前記第1位置情報と前記第2位置情報とに基づいて、それぞれのユーザを表すそれぞれのアバターを前記第2空間上に提示する提示ステップと、
前記集音器の状態と、第1アバターおよび第2アバターとの距離とに基づいて、前記第1アバターに対応する第1ユーザと前記第2アバターに対応する第2ユーザとのコミュニケーションの有無を判定する判定ステップと、
を有し、
前記第1アバターおよび前記第2アバターのそれぞれは、前記それぞれのアバターに含まれる、
情報処理方法。
【請求項7】
情報処理装置のコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
現実空間における第1空間を、仮想空間における第2空間に再現したデジタルツインにおいて、
集音器を有する一又は複数のユーザのそれぞれの前記第1空間における第1位置情報を取得する第1位置情報取得ステップと、
集音器を有する一又は複数のユーザのそれぞれの前記第2空間における第2位置情報を取得する第2位置情報取得ステップと、
前記第1位置情報と前記第2位置情報とに基づいて、それぞれのユーザを表すそれぞれのアバターを前記第2空間上に提示する提示ステップと、
前記集音器の状態と、第1アバターおよび第2アバターとの距離とに基づいて、前記第1アバターに対応する第1ユーザと前記第2アバターに対応する第2ユーザとのコミュニケーションの有無を判定する判定ステップと、
を有し、
前記第1アバターおよび前記第2アバターのそれぞれは、前記それぞれのアバターに含まれる、
プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法、およびプログラムに関する。
続きを表示(約 2,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、オフィスで働く従業員同士のコミュニケーションは、オフィスなどで行われてきた。このような環境において、コミュニケーション状況の可視化や計測には、オフィス内での従業員の位置情報や、従業員同士のオフィス内の区画において収音された音声が用いられていた。
例えば、特許文献1には、複数の区画に分割された空間のそれぞれで会話が発生したか否かを認識し、会話を行った人を特定することで、人と人との関係性を抽出する人物関係抽出システムにおいて、それぞれの区画で集音された音に音声が含まれるか否かを判定する音声判定部と、それぞれの区画周辺で複数の人が存在するとき、複数の人の特定を行う人物特定部と、音声判定部において、ある区画で集音された音に音声が含まれると判定され、かつ、人物特定部において、当該区画周辺で複数の人が特定されると判定されると、当該区画で会話が特定された人同士で発生したものと認識して記録を行う記録部と、記録部の記録を積算することで、人と人との関係を抽出して可視化する可視化部と、を有することを特徴とする人物関係抽出システムについて開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-191878号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、働き方の多様化により、個人住居やサテライトオフィスなどを利用するリモートワークを実施する企業の割合が高まっている。
リモートワークなどにおける従業員同士のコミュニケーションには、電話、電子メール、チャットツールに加えて、様々なオンラインでのコミュニケーションツールが普及している。
特許文献1に記載の技術では、オフィスにおける従業員同士のコミュニケーション状況を把握することは可能であるが、リモートワークなどのオンラインでの従業員同士のコミュニケーション状況を把握することはできないという課題があった。
【0005】
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、リモートワークなどのオンラインでの従業員同士のコミュニケーション状況を把握することができる情報処理システム、情報処理装置、情報処理方法、およびプログラムを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、本発明の一態様は、情報処理システムであって、現実空間における第1空間を、仮想空間における第2空間に再現したデジタルツインにおいて、集音器を有する一又は複数のユーザのそれぞれの前記第1空間における第1位置情報を取得する第1位置情報取得部と、集音器を有する一又は複数のユーザのそれぞれの前記第2空間における第2位置情報を取得する第2位置情報取得部と、前記第1位置情報と前記第2位置情報とに基づいて、それぞれのユーザを表すそれぞれのアバターを前記第2空間上に提示する提示部と、前記集音器の状態と、第1アバターおよび第2アバターとの距離とに基づいて、前記第1アバターに対応する第1ユーザと前記第2アバターに対応する第2ユーザとのコミュニケーションの有無を判定する判定部と、を備え、前記第1アバターおよび前記第2アバターのそれぞれは、前記それぞれのアバターに含まれる、情報処理システムである。
【0007】
また、本発明の一態様は、情報処理装置であって、現実空間における第1空間を、仮想空間における第2空間に再現したデジタルツインにおいて、集音器を有する一又は複数のユーザのそれぞれの前記第1空間における第1位置情報を取得する第1位置情報取得部と、集音器を有する一又は複数のユーザのそれぞれの前記第2空間における第2位置情報を取得する第2位置情報取得部と、前記第1位置情報と前記第2位置情報とに基づいて、それぞれのユーザを表すそれぞれのアバターを前記第2空間上に提示する提示部と、前記集音器の状態と、第1アバターおよび第2アバターとの距離とに基づいて、前記第1アバターに対応する第1ユーザと前記第2アバターに対応する第2ユーザとのコミュニケーションの有無を判定する判定部と、を備え、前記第1アバターおよび前記第2アバターのそれぞれは、前記それぞれのアバターに含まれる、情報処理装置である。
【0008】
また、本発明の一態様は、情報処理装置のコンピュータが実行する情報処理方法であって、現実空間における第1空間を、仮想空間における第2空間に再現したデジタルツインにおいて、集音器を有する一又は複数のユーザのそれぞれの前記第1空間における第1位置情報を取得する第1位置情報取得ステップと、集音器を有する一又は複数のユーザのそれぞれの前記第2空間における第2位置情報を取得する第2位置情報取得ステップと、前記第1位置情報と前記第2位置情報とに基づいて、それぞれのユーザを表すそれぞれのアバターを前記第2空間上に提示する提示ステップと、前記集音器の状態と、第1アバターおよび第2アバターとの距離とに基づいて、前記第1アバターに対応する第1ユーザと前記第2アバターに対応する第2ユーザとのコミュニケーションの有無を判定する判定ステップと、を有し、前記第1アバターおよび前記第2アバターのそれぞれは、前記それぞれのアバターに含まれる、情報処理方法である。
【0009】
また、本発明の一態様は、情報処理装置のコンピュータに実行させるためのプログラムであって、現実空間における第1空間を、仮想空間における第2空間に再現したデジタルツインにおいて、集音器を有する一又は複数のユーザのそれぞれの前記第1空間における第1位置情報を取得する第1位置情報取得ステップと、集音器を有する一又は複数のユーザのそれぞれの前記第2空間における第2位置情報を取得する第2位置情報取得ステップと、前記第1位置情報と前記第2位置情報とに基づいて、それぞれのユーザを表すそれぞれのアバターを前記第2空間上に提示する提示ステップと、前記集音器の状態と、第1アバターおよび第2アバターとの距離とに基づいて、前記第1アバターに対応する第1ユーザと前記第2アバターに対応する第2ユーザとのコミュニケーションの有無を判定する判定ステップと、を有し、前記第1アバターおよび前記第2アバターのそれぞれは、前記それぞれのアバターに含まれる、プログラムである。
【発明の効果】
【0010】
本発明の実施形態によれば、リモートワークなどのオンラインでの従業員同士のコミュニケーション状況を把握することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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