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公開番号
2025018566
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-06
出願番号
2023122386
出願日
2023-07-27
発明の名称
水循環システム
出願人
清水建設株式会社
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
E03B
1/00 20060101AFI20250130BHJP(上水;下水)
要約
【課題】環境への負荷を低減することができる水循環システムを提供する。
【解決手段】雨水を貯留する雨水貯水槽16と、人工池18と、雨水貯水槽16から供給される雨水を含む水を人工池用の水として貯留する人工池用水槽20と、消火用水を貯留する消火用水槽22とを備え、人工池18と人工池用水槽20と消火用水槽22との間で水を循環可能な水循環システム10であって、人工池用水槽20の水を濾過および殺菌して浄化する浄化手段24と、浄化手段24により浄化した水を人工池18または消火用水槽22の少なくとも一方に送水する第一送水手段26と、人工池18の水を人工池用水槽20または消火用水槽22の少なくとも一方に送水する第二送水手段28と、消火用水槽22の水を人工池18または人工池用水槽20の少なくとも一方に送水する第三送水手段30とを有するようにする。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
雨水を貯留する雨水貯水槽と、人工池と、前記雨水貯水槽から供給される雨水を含む水を人工池用の水として貯留する人工池用水槽と、消火用水を貯留する消火用水槽とを備え、前記人工池と前記人工池用水槽と前記消火用水槽との間で水を循環可能な水循環システムであって、
前記人工池用水槽の水を濾過および殺菌して浄化する浄化手段と、
前記浄化手段により浄化した水を前記人工池または前記消火用水槽の少なくとも一方に送水する第一送水手段と、
前記人工池の水を前記人工池用水槽または前記消火用水槽の少なくとも一方に送水する第二送水手段と、
前記消火用水槽の水を前記人工池または前記人工池用水槽の少なくとも一方に送水する第三送水手段とを有することを特徴とする水循環システム。
続きを表示(約 77 文字)
【請求項2】
前記浄化手段は、水に深紫外線を照射して水中の細菌を殺菌する殺菌装置を有することを特徴とする請求項1に記載の水循環システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、生態系環境保全と消火用水確保に好適な水循環システムに関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、文化財や大規模建造物の周辺には水盤や池などが配置され、井戸や河川水などの自然水や上水などから給水を行いながら水景を維持することが行われている(例えば、特許文献1を参照)。冬季の乾燥時や夏季など、蒸散が大きい時には、毎日数トンの水補給を行いながら水質の維持を行っている事例が多い。水盤などの場合、補給水の制限があることや、より高い水質を求められることから、塩素消毒機器を備えた濾過機内に滞流水を循環させることで水質維持を行っていることが多い。
【0003】
また、文化財や大規模建築物では、火災などの消火活動を目的として消火用水(消防用水)が必要とされており、その多くは独立して配置された数トン~数十トンの消火用水槽(防火水槽)の水を用いることが多い。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2015-124541号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、水盤の水景維持には、上水や河川、井戸などからの給水を要するため、環境への負荷となっていた。また、水盤の水質維持に用いる上水や消毒機器の残留塩素により、意図しない生態系への影響や負荷を与えるおそれがあった。塩素を含む水は、周辺に塩素由来の白華や汚れを生じさせ、清掃上の負荷となることがあった。
【0006】
また、消火用水槽については、水槽自体の設置場所、設置スペース、イニシャルコストなどが初期負担となり、維持においても、水槽の容量に応じた水質維持のため、多大な水を消費し交換する必要があった。また、水の交換頻度を下げると内部水や水槽が汚れる、腐るといった問題や、泥がたまる、藻が発生するなどの問題があり、消火活動や訓練で用いると、汚れや臭いが発生することがあった。
【0007】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、環境への負荷を低減することができる水循環システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る水循環システムは、雨水を貯留する雨水貯水槽と、人工池と、前記雨水貯水槽から供給される雨水を含む水を人工池用の水として貯留する人工池用水槽と、消火用水を貯留する消火用水槽とを備え、前記人工池と前記人工池用水槽と前記消火用水槽との間で水を循環可能な水循環システムであって、前記人工池用水槽の水を濾過および殺菌して浄化する浄化手段と、前記浄化手段により浄化した水を前記人工池または前記消火用水槽の少なくとも一方に送水する第一送水手段と、前記人工池の水を前記人工池用水槽または前記消火用水槽の少なくとも一方に送水する第二送水手段と、前記消火用水槽の水を前記人工池または前記人工池用水槽の少なくとも一方に送水する第三送水手段とを有することを特徴とする。
【0009】
また、本発明に係る他の水循環システムは、上述した発明において、前記浄化手段は、水に深紫外線を照射して水中の細菌を殺菌する殺菌装置を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明に係る水循環システムによれば、雨水を貯留する雨水貯水槽と、人工池と、前記雨水貯水槽から供給される雨水を含む水を人工池用の水として貯留する人工池用水槽と、消火用水を貯留する消火用水槽とを備え、前記人工池と前記人工池用水槽と前記消火用水槽との間で水を循環可能な水循環システムであって、前記人工池用水槽の水を濾過および殺菌して浄化する浄化手段と、前記浄化手段により浄化した水を前記人工池または前記消火用水槽の少なくとも一方に送水する第一送水手段と、前記人工池の水を前記人工池用水槽または前記消火用水槽の少なくとも一方に送水する第二送水手段と、前記消火用水槽の水を前記人工池または前記人工池用水槽の少なくとも一方に送水する第三送水手段とを有するので、人工池と消火用水槽の水源に雨水を用いることで、上水や河川、井戸などの負担を減らすことができる。したがって、環境への負荷を低減することができるという効果を奏する。
(【0011】以降は省略されています)
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