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公開番号
2025017221
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-05
出願番号
2023120213
出願日
2023-07-24
発明の名称
四季成り性イチゴの栽培方法、四季成り性イチゴの栽培施設
出願人
清水建設株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
A01G
22/05 20180101AFI20250129BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】9月、10月において、イチゴの果実を多く収穫でき、且つ冷房装置のランニングコストを抑制できる四季成り性イチゴの栽培方法を提供する。
【解決手段】四季成り性イチゴの栽培方法は、四季成り性イチゴの苗3を、ビニルハウスまたはガラスハウスにより構成された栽培施設1内の培地に5月又は6月上旬に定植し、7月から8月の間の少なくとも一部の期間に、栽培施設1の屋根4aの上面に塗布された遮熱剤により栽培施設1の外部からの熱を遮断し、また、7月から8月の間の少なくとも一部の期間に、細霧冷房装置5aおよび循環扇5bを作動させて栽培施設1内の空気の温度上昇を抑制する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
四季成り性イチゴの苗を、ビニルハウスまたはガラスハウスにより構成された栽培施設に5月又は6月上旬に定植し、
7月から8月の間の少なくとも一部の期間に、前記栽培施設の屋根の上面に塗布された遮熱剤により前記栽培施設の外部からの熱を遮断し、また、
7月から8月の間の少なくとも一部の期間に、細霧冷房装置および循環扇を作動させることにより、前記栽培施設内の空気の温度上昇を抑制する、四季成り性イチゴの栽培方法。
続きを表示(約 900 文字)
【請求項2】
7月から8月の間の少なくとも一部の期間に、前記栽培施設内で、四季成り性イチゴを栽培する培地中を延びる配管内に、冷却水を供給する、請求項1に記載の四季成り性イチゴの栽培方法。
【請求項3】
前記四季成り性イチゴがよつぼし種である、請求項1または2に記載の四季成り性イチゴの栽培方法。
【請求項4】
ビニルハウスまたはガラスハウスにより構成された四季成り性イチゴの栽培施設であって、
四季成り性イチゴの苗の上方に配置された屋根と、
前記屋根の下方に形成された栽培空間に、霧を噴霧する細霧冷房装置と、
前記栽培空間内の空気を撹拌する循環扇と、を備え、
前記屋根の上面に、外部からの熱を遮断する遮熱剤が塗布された、四季成り性イチゴの栽培施設。
【請求項5】
四季成り性イチゴが植え付けられた培地の中を延びる配管と、
前記配管内に供給する水を冷却するヒートポンプと、
前記ヒートポンプにより冷却された冷却水を前記配管内に供給する圧送ポンプとを備え、
前記圧送ポンプにより前記配管内に供給された前記冷却水が前記ヒートポンプに還流される、請求項4に記載の四季成り性イチゴの栽培施設。
【請求項6】
前記栽培空間の温度を検出する空間温度センサと、
前記細霧冷房装置の作動を制御する制御装置とをさらに備え、
前記制御装置は、前記空間温度センサにより検出された前記栽培空間の温度が予め設定された閾値温度以上であるとき、前記細霧冷房装置を作動させる、請求項4または5に記載の四季成り性イチゴの栽培施設。
【請求項7】
前記培地の温度を検出する培地温度センサと、
前記圧送ポンプの作動を制御する制御装置とをさらに備え、
前記制御装置は、前記培地温度センサにより検出された前記培地の温度が予め設定された閾値温度以上であるとき、前記圧送ポンプを作動させて前記配管内に前記冷却水を供給する、請求項5に記載の四季成り性イチゴの栽培施設。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、9月、10月にイチゴの偽果(以下、便宜上「果実」という。)を多く収穫することが可能な四季成り性イチゴの栽培方法、および四季成り性イチゴの栽培施設に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、一季成り性イチゴにおいては、11月から翌年5月にかけての栽培が広く行われ、冬場から春にかけてイチゴの果実が多く収穫されてきた。
【0003】
一方、一季成り性イチゴは、日照時間が長いと花芽分化を起こさないという性質を有する。そのため、一季成り性イチゴを秋季に収穫するには、日照時間が長い夏場(7月から8月を指す。以下同様)に日照時間を短く制御する必要があった。
【0004】
これに対して、四季成り性イチゴでは、日照時間の長い夏場でも、日照時間を制御することなく、花芽分化を起こすことができる。
【0005】
たとえば、非特許文献1には、四季成り性イチゴの品種の一つである「よつぼし」を、12月から翌年1月にかけて播種し、4月に苗を培地に定植して7月から11月にかけてイチゴの果実の収穫を行った旨が記載されている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0006】
北海道園芸研究談話会報第50号(平成29年3月)「16.種子繁殖型イチゴ‘よつぼし’の北海道における夏秋どり栽培の可能性」木村文彦他4名著
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、非特許文献1に記載のように4月に苗を定植する場合、夏場に過度の暑さと果実への転流でイチゴの株が弱ってしまうという問題がある。加えて、昨今の温暖化により、四季成り性の品種であっても過度な暑さで夏場の花芽分化が抑制されてしまうという不都合が生じる。
【0008】
その結果、非特許文献1の第3図に示されているように、9月から10月、特に、イチゴの果実の市場価格が高騰する10月になると収穫量が大幅に減ってしまうという問題がある。
【0009】
また、夏場にヒートポンプ等の冷房装置を用いて栽培施設内の空気の温度を下げることで、イチゴの株が弱るのを抑制し、花芽分化の促進を図ることも考えられる。しかしながら、その場合には、冷房装置のランニングコストにより採算を取ることが難しくなるという問題が生じる。
【0010】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、9月と10月において、イチゴの果実を多く収穫でき、且つ冷房装置のランニングコストを抑制できる四季成り性イチゴの栽培方法、および四季成り性イチゴの栽培施設を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
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