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公開番号2024139005
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-09
出願番号2023049765
出願日2023-03-27
発明の名称運行管理システム、及び運行管理方法
出願人清水建設株式会社,株式会社TBMシステムズ,株式会社スカイシステム
代理人個人,個人,個人
主分類G06Q 10/083 20240101AFI20241002BHJP(計算;計数)
要約【課題】トラックの台貫管理とともに運行管理が容易に行える。
【解決手段】運搬車両の総重量を計測するトラックスケールから計測結果を取得する第1取得部と、前記車両識別情報と、当該車両識別情報を読み取った読み取り装置に割り当てられた場所識別情報を取得する第2取得部と、前記運搬車両の出発地情報または到着地情報のいずれかを含むステータス情報を取得する第3取得部と、前記計測結果と車両識別情報と場所識別情報とステータス情報とを対応づけた履歴情報を記憶する記憶部と、外部の端末装置からの要求に基づいて、前記履歴情報を当該要求元の端末装置へ送信する送信部と、を有する運行管理装置と、前記運搬車両に割り当てられた基準積載量が示す基準を前記計測結果が満たす度合いに応じて異なる色によって発光する点灯装置とを有する。
【選択図】 図4
特許請求の範囲【請求項1】
運搬車両の総重量を計測するトラックスケールから計測結果を取得する第1取得部と、
複数の読み取り装置であって、互いに異なる拠点に配置される読み取り装置によって、計測対象である前記運搬車両を識別する車両識別情報が割り当てられた記録媒体が読み出されると、前記車両識別情報と、当該車両識別情報を読み取った読み取り装置に割り当てられた場所識別情報を取得する第2取得部と、
前記運搬車両の出発地情報または到着地情報のいずれかを含むステータス情報を取得する第3取得部と、
前記計測結果と車両識別情報と場所識別情報とステータス情報とを対応づけた履歴情報を記憶する記憶部と、
外部の端末装置からの要求に基づいて、前記履歴情報を当該要求元の端末装置へ送信する送信部と、
を有する運行管理装置と、
前記運搬車両に割り当てられた基準積載量が示す基準を前記計測結果が満たす度合いに応じて異なる色によって発光する点灯装置と、
を有する運行管理システム。
続きを表示(約 990 文字)【請求項2】
前記基準は、前記基準積載量に対応する第1基準と、前記第1基準よりも少ない量である第2基準とがあり、
点灯装置は、前記計測結果が前記第1基準以上である場合と、前記計測結果が第2基準以上でありかつ第1基準未満である場合と、前記計測結果が第2基準未満である場合とに応じて、異なる色によって発光する
請求項1に記載の運行管理システム。
【請求項3】
出発時刻と出発時における前記計測結果と出発地情報として前記記憶部にステータス情報として記憶させる情報管理部
を有する請求項1に記載の運行管理システム。
【請求項4】
前記情報管理部は、
荷下ろし場所に設置された読み取り装置によって前記記録媒体の読み取りが行われることに基づいて、到着時刻と、前記荷下ろし場所に設置された読み取り装置から得られる場所識別情報を前記運搬車両に積載された荷が荷下ろしされた場所を示す荷下ろし場所情報として含むステータス情報として前記記憶部に記憶させる
請求項2に記載の運行管理システム。
【請求項5】
前記記憶部は、前記計測結果と前記基準を満たす度合いとを含む履歴情報を記憶する
請求項4に記載の運行管理システム。
【請求項6】
第1取得部が、運搬車両の総重量を計測するトラックスケールから計測結果を取得し、
点灯装置が、前記運搬車両に割り当てられた基準積載量が示す基準を前記計測結果が満たす度合いに応じて異なる色によって発光し、
第2取得部が、複数の読み取り装置であって、互いに異なる拠点に配置される読み取り装置によって、計測対象である前記運搬車両を識別する車両識別情報が割り当てられた記録媒体が読み出されると、前記車両識別情報と、当該車両識別情報を読み取った読み取り装置に割り当てられた場所識別情報を取得し、
第3取得部が、前記運搬車両の出発地情報または到着地情報のいずれかを含むステータス情報を取得し、
情報管理部が、計測結果と車両識別情報と場所識別情報とステータス情報とを対応づけた履歴情報を記憶部に記憶させ、
送信部が、外部の端末装置からの要求に基づいて、前記履歴情報を当該要求元の端末装置へ送信する
運行管理方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、運行管理システム、及び運行管理方法に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
トラックで土砂等の貨物を搬送する際に、トラックスケールによる台貫管理が行われている(例えば特許文献1)。例えばトンネル工事で生じた土砂は、トラックで仮置場まで一次運搬した後、残土受け入れ先の他工区まで二次運搬される。トラックに土砂を積載する際に、トラックスケールにより土砂の積載量が計測される。そして、トラックの土砂の積載量が積載可能量を上回らないように、バックホーにより土砂の積載量が調整される。また、このとき、積載量を計量した計量結果は、トラックスケールからクラウド上のサーバに送信される。着脱可能メモリは、登録用PCによって事前に登録される車両の情報を記憶しており、出発地に設けられたICカードリーダにかざされることで、車両情報と出発地情報と計量結果とが、クラウド上のサーバに、対応付けられ登録される。そして、トラック操縦者は、この着脱可能メモリを到着地まで携帯して搬送する。到着地には出発地とは別のICカードリーダが設置されており、トラック操縦者が、着脱可能メモリを当該ICカードリーダにかざすことで、着脱可能メモリの情報(車両の情報)と、到着地情報とがクラウド上のサーバに登録される。このようにして、仮置場や到着地の情報、出発時刻や到着時刻、土砂の積載量等が管理される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-32493号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述のように、トラックに積載物を積載して輸送する場合、トラックスケールによる台貫管理とともに、運行管理が行われ、多くの労務を必要とする。上述の例では、トラック操縦者が、車両の情報が記録された着脱可能メモリを到着地まで携帯して搬送し、この着脱可能メモリを到着地でICカードリーダにかざすことで、運行管理情報が集約され帳票が作成可能となっている。また、トラックの積載量は、積載可能量を越えないように調整しなければならないため、台貫管理についても重要である。
【0005】
上述の課題を鑑み、本発明は、台貫管理とともに運行管理が容易に行える運行管理システム、及び運行管理方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様にかかる積載量計測装置は、運搬車両の総重量を計測するトラックスケールから計測結果を取得する第1取得部と、複数の読み取り装置であって、互いに異なる拠点に配置される読み取り装置によって、計測対象である前記運搬車両を識別する車両識別情報が割り当てられた記録媒体が読み出されると、前記車両識別情報と、当該車両識別情報を読み取った読み取り装置に割り当てられた場所識別情報を取得する第2取得部と、前記運搬車両の出発地情報または到着地情報のいずれかを含むステータス情報を取得する第3取得部と、前記計測結果と車両識別情報と場所識別情報とステータス情報とを対応づけた履歴情報を記憶する記憶部と、外部の端末装置からの要求に基づいて、前記履歴情報を当該要求元の端末装置へ送信する送信部と、を有する運行管理装置と、前記運搬車両に割り当てられた基準積載量が示す基準を前記計測結果が満たす度合いに応じて異なる色によって発光する点灯装置と、を有する運行管理システムである。
【0007】
本発明の一態様にかかる運行管理方法は、第1取得部が、運搬車両の総重量を計測するトラックスケールから計測結果を取得し、点灯装置が、前記運搬車両に割り当てられた基準積載量が示す基準を前記計測結果が満たす度合いに応じて異なる色によって発光し、第2取得部が、複数の読み取り装置であって、互いに異なる拠点に配置される読み取り装置によって、計測対象である前記運搬車両を識別する車両識別情報が割り当てられた記録媒体が読み出されると、前記車両識別情報と、当該車両識別情報を読み取った読み取り装置に割り当てられた場所識別情報を取得し、第3取得部が、前記運搬車両の出発地情報または到着地情報のいずれかを含むステータス情報を取得し、情報管理部が、計測結果と車両識別情報と場所識別情報とステータス情報とを対応づけた履歴情報を記憶部に記憶させ、送信部が、外部の端末装置からの要求に基づいて、前記履歴情報を当該要求元の端末装置へ送信する。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、トラックに積載物を積載して輸送する場合に、トラックスケールによる台貫管理とともに、運行管理情報が作成できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の実施形態にかかる運行管理システムSの構成を示す概略システム構成図である。
本発明の実施形態にかかる積載量計測装置におけるデータ処理部の概要を示すブロック図である。
本発明の実施形態にかかる積載量計測装置における表示灯の点灯制御を示すフローチャートである。
運行管理装置30の機能を表す概略機能ブロック図である。
本発明の実施形態にかかる運行管理システムの概要の説明図である。
本発明の実施形態にかかる運行管理システムにおいて運行管理サーバで生成される運行管理情報の一例の説明図である。
本発明の実施形態にかかる運行管理システムの説明に用いるシーケンス図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施形態にかかる運行管理システムSの構成を示す概略システム構成図である。図1に示すように、運行管理システムSは、積載量計測システムSと、運行管理装置30と、端末装置40とがネットワーク50を介して通信可能に接続される。
(【0011】以降は省略されています)

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