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公開番号2024153460
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-29
出願番号2023067364
出願日2023-04-17
発明の名称多孔質材料の洗浄装置及び多孔質材料の洗浄方法
出願人清水建設株式会社,株式会社沖縄環境保全研究所
代理人個人,個人,個人,個人
主分類B08B 3/04 20060101AFI20241022BHJP(清掃)
要約
【課題】
多孔質材料を洗浄液で洗浄しようとしても、多孔質材料の比重が洗浄液の比重より小さい場合、多孔質材料が洗浄液に浸漬することができず、洗浄が困難であった。
【解決手段】
洗浄装置は、多孔質材料を収納する収納ケース(20、25)と、多孔質材料を洗浄する洗浄液を貯留する貯留槽(30)と、前記収納ケース(20、25)を前記貯留槽(30)内で上下方向に駆動させる動力源とを備えた。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
多孔質材料を収納する収納ケースと、
多孔質材料を洗浄する洗浄液を貯留する貯留槽と、
前記収納ケースを前記貯留槽内で上下方向に駆動させる動力源と、
を備えた多孔質材料の洗浄装置。
続きを表示(約 380 文字)【請求項2】
多孔質材料を収納する収納ケースと、
多孔質材料を洗浄する洗浄液を貯留する貯留槽と、
多孔質材料を洗浄する洗浄液が前記貯留槽内で前記収納ケースに圧力がかかるように加圧する動力源と、
を備えた多孔質材料の洗浄装置。
【請求項3】
前記多孔質材料が軽石である、請求項1または2記載の多孔質材料の洗浄装置。
【請求項4】
多孔質材料を収納する収納ケースと、
多孔質材料を洗浄する洗浄液と、
前記洗浄液を貯留する貯留槽と、
を備えた洗浄装置を用い、
前記多孔質材料が前記収納ケースに収納された状態で前記多孔質材料に付着している有害物質を除去する多孔質材料の洗浄方法。
【請求項5】
前記多孔質材料が軽石である、請求項4に記載の多孔質材料の洗浄方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、多孔質で密度の小さい岩石の洗浄装置及び洗浄方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
火山の噴火により噴出したマグマは、急速に冷やされるとマグマの内部に存在していたガスが外部に噴出して固まり、いわゆる「軽石」と呼ばれる多孔質の岩石となる。海底火山噴火に由来するとみられる軽石は、近海や陸に押し寄せ漁業、観光等に対する様々な被害が生じるため、軽石の回収が進められており、回収された軽石の利用が望まれている。
【0003】
しかしながら、軽石は、マグマ由来のカドミウム等の有害物質を含んでおり、また、海水に浸かって塩分を含むことが多く、建築用や農業用の資材として用いる場合には、軽石に付着している有害物質や塩分を洗浄・除去する必要があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第4037179号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
軽石のような多孔質材料を洗浄する方法として、洗浄液内に多孔質材料を浸漬し、加圧・減圧を繰り返す方法が提案されている(特許文献1)。しかしながら、軽石を建築用や農業用の資材として用いるために洗浄液で洗浄しようとしても、軽石は水より比重が小さいことから洗浄液に浸漬することができず、従来技術では十分に洗浄をすることができなかった。
本発明は、水より比重が小さい多孔質材料を洗浄液により洗浄をすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上記課題を解決するために、収納される多孔質材料の大きさより小さな穴を複数備えた収納ケースに多孔質材料を収納し、該収納ケースを洗浄液に浸漬して洗浄することを特徴とする。
本発明によれば、多孔質が収納された収納ケースが洗浄液に浸漬されることから、収納ケースに収納された多孔質材料は洗浄液に浸漬され洗浄液により洗浄されるものである。
【発明の効果】
【0007】
本発明の一形態に係る多孔質材料の洗浄装置によれば、多孔質材料を収納ケースに収納洗浄するという簡単な構成により、従来困難であった多孔質材料の洗浄を容易に行えることができた。
【図面の簡単な説明】
【0008】
多孔質材料の断面図
多孔質材料を収納する収納ケースの斜視図
多孔質材料を収納ケースにして洗浄する洗浄装置の実施形態1の動作図
多孔質材料を収納ケースにして洗浄する洗浄装置の実施形態2の全体図
多孔質材料を収納ケースにして洗浄する洗浄装置の実施形態3の全体図
多孔質材料を収納ケースにして洗浄する洗浄装置の実施形態4の全体図
多孔質材料を収納ケースにして洗浄する洗浄装置の実施形態5の全体図
多孔質材料を収納ケースにして洗浄する洗浄装置の実施形態6の全体図
多孔質材料を収納ケースにして洗浄する洗浄装置の実施形態7の全体図
多孔質材料を収納ケースにして洗浄する洗浄装置の実施形態の動作図
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明は、有害物質が付着していて洗浄液より比重が小さい多孔質材料を洗浄する洗浄装置及び多孔質材料を洗浄する方法に関するものである。
【0010】
有害物質が付着している多孔質材料を洗浄液で洗浄しようとしても、多孔質材料が洗浄液より比重が小さいとき、多孔質材料が洗浄液に浮かんでしまい洗浄液に浸漬せず、洗浄することが困難であった。
(【0011】以降は省略されています)

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