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公開番号2024151470
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-25
出願番号2023064821
出願日2023-04-12
発明の名称接着剤注入治具、及び接着剤注入治具を使用した接着方法
出願人清水建設株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類E04B 2/88 20060101AFI20241018BHJP(建築物)
要約【課題】被接着物の外縁まで接着剤を均一に注入することができる接着剤注入治具を提供する。
【解決手段】接着剤注入治具1は、接着対象物110の接着面110uに設置される設置部2と、設置部2の内縁2aよりも外側にガスケットを配置するガスケット配置部3と、ガスケット配置部3の内側且つ接着面110uとの間に接着層141を形成するように、接着層141に連通する開口102が形成された被接着物100を配置する被接着物支持部4と、を備える。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
接着対象物の接着面に設置される設置部と、
前記設置部の内縁に沿ってガスケットを配置するガスケット配置部と、
前記ガスケット配置部の内側且つ前記接着面との間に接着層を形成するように、前記接着層に連通する開口が形成された被接着物を配置する被接着物支持部と、を備える接着剤注入治具。
続きを表示(約 490 文字)【請求項2】
前記被接着物が前記接着面から離間する方向に移動することを規制する移動規制部を備える請求項1に記載の接着剤注入治具。
【請求項3】
前記ガスケット配置部は、前記設置部の内縁から外縁側に向かって凹む溝である請求項1または2に記載の接着剤注入治具。
【請求項4】
接着対象物の接着面に設置される設置部と、前記設置部の内縁に沿ってガスケットを配置するガスケット配置部と、前記ガスケット配置部の内側且つ前記接着面との間に接着層を形成するように、前記接着層に連通する開口が形成された被接着物を配置する被接着物支持部と、を備える接着剤注入治具を使用して、前記被接着物を前記接着対象物に接着する接着剤注入治具を使用した接着方法であって、
前記被接着物支持部に前記被接着物を配置する治具設置工程と、
前記ガスケット配置部に前記ガスケットを配置するガスケット設置工程と、
前記設置部を前記接着面に設置する被接着物設置工程と、
前記開口から接着剤を注入する接着剤注入工程と、を含む接着剤注入治具を使用した接着方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、接着剤注入治具、及び接着剤注入治具を使用した接着方法に関するものである。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、オフィス、ホテル、集合住宅等の建物の外壁をガラス等のパネルで構成するカーテンウォール構法が知られている。建築外装においてパネルの支持方法として、金属支持金物とパネルとを接着剤で接合する点支持接着構法がある(下記の特許文献1参照)。接着剤として液状のものを用いた場合、接着剤の厚さを均一に確保しながら、気泡の混入なく接着剤を充填する必要がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表2003-507320号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
支持金物の外周部に環状のガスケットを設置して、ガスケットの内側に接着剤を充填させた場合、ガスケットの設置部分は接着面積には算入されないため、必要な接合部の強度を確保するためには支持金物の直径を大きくしなくてはならないという問題点がある。
【0005】
そこで、本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、被接着物の外縁まで接着剤を均一に注入することができる接着剤注入治具を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明は以下の手段を採用している。
すなわち、本発明に係る接着剤注入治具は、接着対象物の接着面に設置される設置部と、前記設置部の内縁に沿ってガスケットを配置するガスケット配置部と、前記ガスケット配置部の内側且つ前記接着面との間に接着層を形成するように、前記接着層に連通する開口が形成された被接着物を配置する被接着物支持部と、を備える。
【0007】
このように構成された接着剤注入治具では、ガスケット配置部に、ガスケットが配置される。ガスケット配置部の内側に接着層を形成するように、被接着物支持部が被接着物を配置する。よって、開口から接着剤を注入することによって、ガスケットの内側に配置される被接着物の外縁まで接着剤を均一に注入することができる。
【0008】
また、本発明に係る接着剤注入治具では、前記被接着物が前記接着面から離間する方向に移動するのを規制する移動規制部を備えていてもよい。
【0009】
このように構成された接着剤注入治具では、移動規制部は、被接着物が接着面から離間する方向に移動することを規制する。よって、被接着物が接着剤注入治具から外れることを抑制することができる。
【0010】
また、本発明に係る接着剤注入治具では、前記ガスケット配置部は、前記設置部の内縁から外縁側に向かって凹む溝であってもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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