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公開番号
2024159112
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-08
出願番号
2023074893
出願日
2023-04-28
発明の名称
揚重分析装置、揚重分析システム、学習システム、揚重分析方法、学習方法
出願人
清水建設株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B66C
13/00 20060101AFI20241031BHJP(巻上装置;揚重装置;牽引装置)
要約
【課題】揚重実績を容易に収集する。
【解決手段】揚重装置の稼働データと、前記揚重装置に取り付けられ揚重する対象物を撮像する撮像部によって撮像された撮像画像を表す画像データと、前記揚重装置を利用して行われた作業を確認する確認者から入力される正解情報を用いて、前記揚重装置を用いて荷を運ぶ作業における、吊荷種別、取付階、取付時刻、作業時間のうち少なくともいずれか1つを含む作業内容を学習した学習済みモデルを記憶する記憶部と、分析対象である、前記揚重装置の稼働データを取得する稼働データ取得部と、分析対象である、前記揚重する対象物を撮像する撮像部によって撮像された撮像画像を表す画像データを取得する画像取得部と、前記分析対象である稼働データと、前記分析対象である画像データとを前記学習済みモデルに入力することで、前記作業内容を分析結果として得る分析部と、を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
揚重装置の稼働データと、前記揚重装置に取り付けられ揚重する対象物を撮像する撮像部によって撮像された撮像画像を表す画像データと、前記揚重装置を利用して行われた作業を確認する確認者から入力される、吊荷種別、取付階、取付時刻、作業時間のうち少なくともいずれか1つについての正解を含む正解情報を用いて、前記揚重装置を用いて荷を運ぶ作業における、吊荷種別、取付階、取付時刻、作業時間のうち少なくともいずれか1つを含む作業内容を学習した学習済みモデルを記憶する記憶部と、
分析対象である、前記揚重装置の稼働データを取得する稼働データ取得部と、
分析対象である、前記揚重する対象物を撮像する撮像部によって撮像された撮像画像を表す画像データを取得する画像取得部と、
前記分析対象である稼働データと、前記分析対象である画像データとを前記学習済みモデルに入力することで、前記作業内容を分析結果として得る分析部と、
を有する揚重分析装置。
続きを表示(約 2,300 文字)
【請求項2】
前記揚重装置を利用して行われた作業を確認する確認者から入力される、吊荷種別、取付階、取付時刻、作業時間のうち少なくともいずれか1つについての正解を含む正解情報を取得する正解情報取得部を有し、
前記稼働データ取得部は、学習する対象である稼働データを取得し、
前記画像取得部は、前記撮像部によって撮像された画像データであって学習する対象である画像データを取得し、
前記揚重分析装置は、
前記学習する対象である画像データに基づいて推定される吊荷に関する吊荷情報と前記学習する対象の稼働データと前記正解情報とを用いて、前記揚重装置を用いて荷を運ぶ作業における、吊荷種別、取付階、取付時刻、作業時間のうち少なくともいずれか1つを含む作業内容を学習する学習部を有し、
前記記憶部は、前記学習部によって学習された学習済みモデルを記憶する
請求項1に記載の揚重分析装置。
【請求項3】
吊荷が梁であることを示す情報が前記吊荷情報に含まれる場合には、前記梁が大梁または小梁のいずれであるかを示す梁情報と、連吊された数を判定した連吊情報とのうち少なくともいずれか1つについて判定された判定結果を含む連吊情報を取得する連吊情報取得部を有し、
前記学習部は、
前記連吊情報取得部によって取得された連吊情報と、前記稼働データと、前記画像データとを用いて、前記画像データに基づいて推定される吊荷に関する吊荷情報と前記稼働データに基づいて推定される作業内容との関係を学習する
請求項2に記載の揚重分析装置。
【請求項4】
前記学習済みモデルを生成するために前記稼働データ、前記画像データ、前記正解情報が収集された施工現場とは異なる施工現場を分析対象として用いる場合に、当該分析対象の施工現場において、収集される前記稼働データ、前記画像データ、前記正解情報を用いて前記学習済みモデルを再学習する再学習部を有し、
前記分析部は、前記分析対象の施工現場において施工開始から定められた階層の施工がなされるまでの間について前記再学習が行われた後、残りの階層の施工時において、前記再学習された学習済みモデルを用いて分析をする
請求項3に記載の揚重分析装置。
【請求項5】
揚重装置の稼働データと、前記揚重装置に取り付けられ揚重する対象物を撮像する撮像部によって撮像された撮像画像を表す画像データと、前記揚重装置を利用して行われた作業を確認する確認者から入力される、吊荷種別、取付階、取付時刻、作業時間のうち少なくともいずれか1つについての正解を含む正解情報を用いて、前記揚重装置を用いて荷を運ぶ作業における、吊荷種別、取付階、取付時刻、作業時間のうち少なくともいずれか1つを含む作業内容を学習した学習済みモデルを記憶する記憶部と、
分析対象である、前記揚重装置の稼働データを取得する稼働データ取得部と、
分析対象である、前記揚重する対象物を撮像する撮像部によって撮像された撮像画像を表す画像データを取得する画像取得部と、
前記分析対象である稼働データと、前記分析対象である画像データとを前記学習済みモデルに入力することで、前記作業内容を分析結果として得る分析部と、
を有する揚重分析システム。
【請求項6】
揚重装置を利用して行われた作業を確認する確認者から入力される、吊荷種別、取付階、取付時刻、作業時間のうち少なくともいずれか1つについての正解を含む正解情報を取得する正解情報取得部と、
学習する対象である画像データに基づいて推定される吊荷に関する吊荷情報と前記学習する対象の稼働データとの少なくともいずれか一つと、前記正解情報とを用いて、前記揚重装置を用いて荷を運ぶ作業における、吊荷種別、取付階、取付時刻、作業時間のうち少なくともいずれか1つを含む作業内容を学習する学習部と
を有する学習システム。
【請求項7】
稼働データ取得部が、分析対象である、揚重装置の稼働データを取得し、
画像取得部が、分析対象である、前記揚重装置が揚重する対象物を撮像する撮像部によって撮像された撮像画像を表す画像データを取得し、
分析部が、揚重装置の稼働データと、前記揚重装置に取り付けられ揚重する対象物を撮像する撮像部によって撮像された撮像画像を表す画像データと、前記揚重装置を利用して行われた作業を確認する確認者から入力される、吊荷種別、取付階、取付時刻、作業時間のうち少なくともいずれか1つについての正解を含む正解情報を用いて、前記揚重装置を用いて荷を運ぶ作業における、吊荷種別、取付階、取付時刻、作業時間のうち少なくともいずれか1つを含む作業内容を学習した学習済みモデルに、前記分析対象である稼働データと、前記分析対象である画像データとを入力することで、前記作業内容を分析結果として得る
揚重分析方法。
【請求項8】
正解情報取得部が、揚重装置を利用して行われた作業を確認する確認者から入力される、吊荷種別、取付階、取付時刻、作業時間のうち少なくともいずれか1つについての正解を含む正解情報を取得し、
学習部が、学習する対象である画像データに基づいて推定される吊荷に関する吊荷情報と前記学習する対象の稼働データとの少なくともいずれか一つと、前記正解情報とを用いて、前記揚重装置を用いて荷を運ぶ作業における、吊荷種別、取付階、取付時刻、作業時間のうち少なくともいずれか1つを含む作業内容を学習する
学習方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、揚重分析装置、揚重分析システム、学習システム、揚重分析方法、学習方法に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から行われているクレーン揚重作業の予定・実績の管理手法では、クレーン揚重計画(1日の取付部材数や取付順の計画)が、建物の構造や構法、敷地条件、工期、クレーン配置・台数などを総合的に考慮して立てられる。クレーン揚重計画を立てるにあたり、各部材の1ピース当たりの取付時間は、類似現場の揚重実積データ等を参考にして見積もられる。各部材の1ピース当たりの取付時間を見積もることで、1日何ピース揚重するかの計画を立てることができる。
このようなクレーン揚重計画が立てられ、実際に現場が稼働すると、現場の稼働中における揚重実績を手書きで記録し、この記録された揚重実績とクレーン揚重計画を照らし合わせながら、当該計画を日々改善していく。例えば、取付ピース数を増やす、時間がかかる作業の段取りを変更するなどをし、クレーン揚重計画を見直すことがある。
特許文献1には、揚重装置の利用スケジュール等をデータベースに事前に登録しておき、揚重装置の利用スケジュールを一元管理することが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2004-307132号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、揚重実績を手書きによって記録された内容を利用使用とすると、手書きによる記録や記録内容の集計に時間と手間が掛かる。
また、このような手書きの記録を揚重装置のオペレータが行おうとすると、揚重の操作以外に記録も行わなければならないため、負担が増えることになり、また、集中力の低下に起因する安全性の確保も課題となる。
【0005】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、揚重実績を容易に収集することができる揚重分析装置、揚重分析システム、学習システム、揚重分析方法、学習方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決するために、本発明の一態様は、
揚重装置の稼働データと、前記揚重装置に取り付けられ揚重する対象物を撮像する撮像部によって撮像された撮像画像を表す画像データと、前記揚重装置を利用して行われた作業を確認する確認者から入力される、吊荷種別、取付階、取付時刻、作業時間のうち少なくともいずれか1つについての正解を含む正解情報を用いて、前記揚重装置を用いて荷を運ぶ作業における、吊荷種別、取付階、取付時刻、作業時間のうち少なくともいずれか1つを含む作業内容を学習した学習済みモデルを記憶する記憶部と、分析対象である、前記揚重装置の稼働データを取得する稼働データ取得部と、分析対象である、前記揚重する対象物を撮像する撮像部によって撮像された撮像画像を表す画像データを取得する画像取得部と、前記分析対象である稼働データと、前記分析対象である画像データとを前記学習済みモデルに入力することで、前記作業内容を分析結果として得る分析部と、を有する揚重分析装置である。
【0007】
また、本発明の一態様は、揚重装置の稼働データと、前記揚重装置に取り付けられ揚重する対象物を撮像する撮像部によって撮像された撮像画像を表す画像データと、前記揚重装置を利用して行われた作業を確認する確認者から入力される、吊荷種別、取付階、取付時刻、作業時間のうち少なくともいずれか1つについての正解を含む正解情報を用いて、前記揚重装置を用いて荷を運ぶ作業における、吊荷種別、取付階、取付時刻、作業時間のうち少なくともいずれか1つを含む作業内容を学習した学習済みモデルを記憶する記憶部と、分析対象である、前記揚重装置の稼働データを取得する稼働データ取得部と、分析対象である、前記揚重する対象物を撮像する撮像部によって撮像された撮像画像を表す画像データを取得する画像取得部と、前記分析対象である稼働データと、前記分析対象である画像データとを前記学習済みモデルに入力することで、前記作業内容を分析結果として得る分析部と、を有する揚重分析システムである。
【0008】
また、本発明の一態様は、揚重装置を利用して行われた作業を確認する確認者から入力される、吊荷種別、取付階、取付時刻、作業時間のうち少なくともいずれか1つについての正解を含む正解情報を取得する正解情報取得部と、学習する対象である画像データに基づいて推定される吊荷に関する吊荷情報と前記学習する対象の稼働データとの少なくともいずれか一つと、前記正解情報とを用いて、前記揚重装置を用いて荷を運ぶ作業における、吊荷種別、取付階、取付時刻、作業時間のうち少なくともいずれか1つを含む作業内容を学習する学習部とを有する学習システムである。
【0009】
また、本発明の一態様は、稼働データ取得部が、分析対象である、揚重装置の稼働データを取得し、画像取得部が、分析対象である、前記揚重装置が揚重する対象物を撮像する撮像部によって撮像された撮像画像を表す画像データを取得し、分析部が、揚重装置の稼働データと、前記揚重装置に取り付けられ揚重する対象物を撮像する撮像部によって撮像された撮像画像を表す画像データと、前記揚重装置を利用して行われた作業を確認する確認者から入力される、吊荷種別、取付階、取付時刻、作業時間のうち少なくともいずれか1つについての正解を含む正解情報を用いて、前記揚重装置を用いて荷を運ぶ作業における、吊荷種別、取付階、取付時刻、作業時間のうち少なくともいずれか1つを含む作業内容を学習した学習済みモデルに、前記分析対象である稼働データと、前記分析対象である画像データとを入力することで、前記作業内容を分析結果として得る揚重分析方法である。
【0010】
また、本発明の一態様は、正解情報取得部が、揚重装置を利用して行われた作業を確認する確認者から入力される、吊荷種別、取付階、取付時刻、作業時間のうち少なくともいずれか1つについての正解を含む正解情報を取得し、学習部が、学習する対象である画像データに基づいて推定される吊荷に関する吊荷情報と前記学習する対象の稼働データとの少なくともいずれか一つと、前記正解情報とを用いて、前記揚重装置を用いて荷を運ぶ作業における、吊荷種別、取付階、取付時刻、作業時間のうち少なくともいずれか1つを含む作業内容を学習する学習方法である。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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