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公開番号
2024151723
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-25
出願番号
2023065315
出願日
2023-04-13
発明の名称
圧着接続装置及び圧着ダイス
出願人
白山商事株式会社
,
古河電気工業株式会社
代理人
個人
主分類
H01R
43/048 20060101AFI20241018BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】アルミニウム電線が複数の素線の集合体からなるより線の場合であっても、良好な電気的接続を得ることができる圧着接続装置及び圧着ダイスを提供する。
【解決手段】圧着接続装置は、オス圧着ダイスと、メス圧着ダイスと、オス圧着ダイス及びメス圧着ダイス間に圧着すべき電線及び端子を挟んで押圧を行う押圧機構とを備えている。オス圧着ダイスは、押圧面に、電線の軸と交差する方向に伸長する少なくとも1つの凹溝を有している。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
オス圧着ダイスと、メス圧着ダイスと、前記オス圧着ダイス及び前記メス圧着ダイス間に圧着すべき電線及び端子を挟んで押圧を行う押圧機構とを備え、前記オス圧着ダイスは、押圧面に、前記電線の軸と交差する方向に伸長する少なくとも1つの凹溝を有していることを特徴とする圧着接続装置。
続きを表示(約 790 文字)
【請求項2】
前記オス圧着ダイスの前記少なくとも1つの凹溝が、前記電線の軸と直交する方向に向かう少なくとも1つの凹溝を含んでいることを特徴とする請求項1に記載の圧着接続装置。
【請求項3】
前記オス圧着ダイスの前記少なくとも1つの凹溝が、前記オス圧着ダイスの中央から両側端に向かう1対の凹溝を含んでいることを特徴とする請求項1に記載の圧着接続装置。
【請求項4】
前記オス圧着ダイスの前記少なくとも1対の凹溝が、前記オス圧着ダイスの中央から両側端に向かう複数対の凹溝を含んでいることを特徴とする請求項1に記載の圧着接続装置。
【請求項5】
前記オス圧着ダイスの前記押圧面において、前記少なくとも1つの凹溝の各々の前記電線の軸方向の両側に、面取りされた1対の突出部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の圧着接続装置。
【請求項6】
前記オス圧着ダイスが、押圧面の中央に前記電線の前記軸方向に伸長する凹条を備えていることを特徴とする請求項1に記載の圧着接続装置。
【請求項7】
前記メス圧着ダイスが、押圧面の中央に前記電線の前記軸方向に伸長し、圧着時に前記凹条に対向する凸条を備えていることを特徴とする請求項6に記載の圧着接続装置。
【請求項8】
前記電線が、アルミニウム又はアルミニウム合金製の複数の素線の集合体からなる電線であることを特徴とする請求項1に記載の圧着接続装置。
【請求項9】
前記圧着すべき端子が内面から突出する複数の突起を有するセレーション部材を内側に備えている端子であることを特徴とする請求項1に記載の圧着接続装置。
【請求項10】
請求項1から9のいずれか1項に記載の圧着接続装置に装着される圧着ダイス。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、アルミニウムやアルミニウム合金製の電線を圧着接続するための圧着接続装置及びこの圧着接続装置に装着される圧着ダイスに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、アルミニウム電線を圧着端子に圧着させるための圧着接続装置として、第1の押圧面を有する第1のダイスと、第1の押圧面に対向配置されこの第1の押圧面に向かって移動し押圧することによりアルミニウム電線を圧着端子に圧着させる第2の押圧面を有する第2のダイスとを備えた圧着接続装置が開示されている。第1のダイスの第1の押圧面は凸状断面の1対の第1の突出部を備えており、第2のダイスの第2の押圧面は1対の第1の突出部とそれぞれ対向する位置に凸状断面の1対の第2の突出部を備えていると共に中央部に凸状断面の第3の突出部を備えており、第1の押圧面は中央部に対して線対称の位置に第3の突出部を挟むように凸状断面の1対の第4の突出部を備えている。これら第1の突出部、第2の突出部、第3の突出部及び第4の突出部はいずれも電線の軸方向に伸長している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6387441号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載された圧着接続装置によれば、平角線のような単一体からなるアルミニウム電線又はこのような単一体のアルミニウム電線を2~3枚重畳してなる電線を圧着端子に圧着接続する場合には、問題は生じなかった。即ち、圧着接続時に変形する圧着部及び電線の両脇にダムが発生して空気を両側端から外側に押し出すので、圧着領域の内部に空隙が生じることはなく、良好な電気的接続を得ることができた。
【0005】
しかしながら、このような従来の圧着接続装置を、より線のアルミニウム電線(線径1mm~3mm程度の細い素線の集合体で構成)の圧着に用いた場合、圧着接続時の端子の変形によって充分な圧縮力を維持できず、良好な電気的接続を確保できない恐れが多分にあった。特に、より線のアルミニウム電線が、素線を中心から複数の層構造となるように構成されている場合、素線-素線間の接触抵抗が大きくなって良好な電気的接続を行うことができなかった。
【0006】
従って、本発明の目的は、アルミニウム電線が複数の素線の集合体からなるより線の場合であっても、良好な電気的接続を得ることができる圧着接続装置及びこの圧着接続装置に用いる圧着ダイスを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の圧着接続装置は、オス圧着ダイスと、メス圧着ダイスと、オス圧着ダイス及びメス圧着ダイス間に圧着すべき電線及び端子を挟んで押圧を行う押圧機構とを備えている。特に、本発明によれば、オス圧着ダイスは、押圧面に、電線の軸と交差する方向に伸長する少なくとも1つの凹溝を有している。
【0008】
オス圧着ダイスが、電線の軸と交差する方向に伸長する少なくとも1つの凹溝を押圧面に有しているため、押圧面において押圧方向に突出せず凹んでいる部分(凹部)の面積が増大する。この凹部は強い力での圧縮を行わないため、被圧着体における凹部に対応した部分は大きく変形されることがなく凸状態の肉厚の厚い状態で残ることとなり、電線に対する圧縮応力が充分に維持される。その結果、電線が複数の素線の集合体からなるより線の場合であっても、素線-素線間の接触抵抗が小さくなり、良好な電気的接続を行うことができる。
【0009】
オス圧着ダイスの少なくとも1つの凹溝が、電線の軸と直交する方向に向かう少なくとも1つの凹溝を含んでいることが好ましい。
【0010】
オス圧着ダイスの少なくとも1つの凹溝が、オス圧着ダイスの中央から両側端に向かう1対の凹溝を含んでいることも好ましい。
(【0011】以降は省略されています)
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