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公開番号2024158402
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-08
出願番号2023073568
出願日2023-04-27
発明の名称半導体装置
出願人富士電機株式会社
代理人個人,個人
主分類H01L 27/06 20060101AFI20241031BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】保護素子が接続された端子の電圧が急峻に上昇した際に、保護素子の誤動作を防止することができる半導体装置を提供する。
【解決手段】半導体装置は、第1導電型の半導体基体と、半導体基体の上部に設けられた第2導電型の第1ウェル領域と、第1ウェル領域に設けられ、互いに短絡した担体供給領域及びゲート電極をそれぞれ有する複数段のトランジスタを含む保護素子5と、半導体基体の上面側に設けられたVCCパッド4と、半導体基体の上面側に設けられたAGNDパッド2と、を備え、保護素子5に含まれる最前段のトランジスタの担体受領領域がVCCパッド4に接続され、保護素子5に含まれる最後段のトランジスタの担体供給領域及びゲート電極がAGNDパッド2に第1配線6を介して接続されている。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
第1導電型の半導体基体と、
前記半導体基体の上部に設けられた第2導電型の第1ウェル領域と、
前記第1ウェル領域に設けられ、互いに短絡した担体供給領域及びゲート電極をそれぞれ有する複数段のトランジスタを含む保護素子と、
前記半導体基体の上面側に設けられた第1パッドと、
前記半導体基体の上面側に設けられた第2パッドと、
を備え、
前記保護素子に含まれる最前段の前記トランジスタの担体受領領域が前記第1パッドに接続され、前記保護素子に含まれる最後段の前記トランジスタの前記担体供給領域及び前記ゲート電極が前記第2パッドに第1配線を介して接続されている、
半導体装置。
続きを表示(約 380 文字)【請求項2】
前記半導体基体の上部に設けられ、前記第2パッドに第2配線を介して接続された第1導電型の基板コンタクト領域を更に備える
請求項1に記載の半導体装置。
【請求項3】
前記第1配線が、前記第2配線と同層で平行に延伸する部分を有する
請求項2に記載の半導体装置。
【請求項4】
前記第1配線が、前記第2配線と異なる層で重なる部分を有する
請求項2に記載の半導体装置。
【請求項5】
前記半導体基体の上面側に設けられ、前記第2パッドに電気的に接続された第3パッドを更に備える
請求項1又は2に記載の半導体装置。
【請求項6】
前記第1パッドが、前記第2パッドよりも前記保護素子の近くに設けられている
請求項1又は2に記載の半導体装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、半導体装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、入力保護素子において、被保護素子の入力側に接続された入力端子と電源ラインの間に、PチャンネルMOS型トランジスタからなる保護素子と、NチャンネルMOS型トランジスタからなる保護素子とを直列接続した構成を開示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平10-32260号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来のスイッチング制御回路は、静電気放電(ESD)等のサージや高電圧から内部回路を保護する保護素子を備える。しかし、保護素子が接続された端子に印加される電圧が急峻に上昇すると、保護素子が誤動作し、大電流が流れる可能性がある。
【0005】
上記問題に鑑み、本開示は、保護素子が接続された端子の電圧が急峻に上昇した際に、保護素子の誤動作を防止することができる半導体装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様によれば、第1導電型の半導体基体と、半導体基体の上部に設けられた第2導電型の第1ウェル領域と、第1ウェル領域に設けられ、互いに短絡した担体供給領域及びゲート電極をそれぞれ有する複数段のトランジスタを含む保護素子と、半導体基体の上面側に設けられた第1パッドと、半導体基体の上面側に設けられた第2パッドと、を備え、保護素子に含まれる最前段のトランジスタの担体受領領域が第1パッドに接続され、保護素子に含まれる最後段のトランジスタの担体供給領域及びゲート電極が第2パッドに第1配線を介して接続されている半導体装置であることを要旨とする。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、保護素子が接続された端子の電圧が急峻に上昇した際に、保護素子の誤動作を防止することができる半導体装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1実施形態に係る半導体装置の回路図である。
第1実施形態に係る保護素子の回路図である。
第1実施形態に係る保護素子の他の回路図である。
第1実施形態に係る駆動用レギュレータの回路図である。
第1実施形態に係る半導体装置の平面図である。
図5の領域Aを拡大した平面図である。
図6のA-A´線で切断した断面図である。
比較例に係る半導体装置の平面図である。
図8のA-A´線で切断した断面図である。
図6のA-A´線で切断した他の断面図である。
第1実施形態に係る半導体装置及び比較例に係る半導体装置のタイミングチャートである。
第2実施形態に係る半導体装置の平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照して、本開示の第1及び第2実施形態を説明する。図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付し、重複する説明を省略する。但し、図面は模式的なものであり、厚みと平面寸法との関係、各層の厚みの比率等は実際のものとは異なる場合がある。また、図面相互間においても寸法の関係や比率が異なる部分が含まれる。また、以下に示す第1及び第2実施形態は、本開示の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、本開示の技術的思想は、構成部品の材質、形状、構造、配置等を下記のものに特定するものでない。
【0010】
本明細書において、「担体供給領域」とは、電界効果トランジスタ(FET)又は静電誘導トランジスタ(SIT)のソース領域、絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ(IGBT)のエミッタ領域等の主電流を構成する多数キャリアを供給する半導体領域を意味する。また、ダイオード、静電誘導(SI)サイリスタ又はゲートターンオフ(GTO)サイリスタにおいてはアノード領域が担体供給領域となる。また、「担体受領領域」とは、FET又はSITのドレイン領域、IGBTのコレクタ領域等の主電流を構成する多数キャリアを受領する半導体領域を意味する。ダイオード、SIサイリスタ又はGTOサイリスタにおいてはカソード領域が担体受領領域として機能する。
(【0011】以降は省略されています)

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