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公開番号2024151445
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-25
出願番号2023064763
出願日2023-04-12
発明の名称帽子の製造方法
出願人株式会社コカジ
代理人個人
主分類A42C 1/00 20060101AFI20241018BHJP(頭部に着用するもの)
要約【課題】ヒサシを丸めてポケットに収納した際に、ポケットが大きく膨らんでしまうことを効果的に防止することができる帽子の製造方法を提供する。
【解決手段】ヒサシを有する帽子の製造方法であって、ヒサシ用の芯材を布体で包囲したヒサシ中間体を形成するヒサシ中間体形成ステップと、前記ヒサシ中間体をクラウンと一体化して帽子中間体を形成する帽子中間体形成ステップと、前記帽子中間体の前記ヒサシ中間体をプレスして該ヒサシ中間体に湾曲面を形成するプレスステップとを備えており、前記芯材は、発砲倍率が4倍以上5倍以下の低発泡のポリエチレン板であり、前記プレスステップは、温度条件が105℃以上110℃以下の範囲で、プレス時間条件が6秒以上10秒以下の範囲で実施されることを特徴とする帽子の製造方法。
【選択図】図2


特許請求の範囲【請求項1】
ヒサシを有する帽子の製造方法であって、
ヒサシ用の芯材を布体で包囲したヒサシ中間体を形成するヒサシ中間体形成ステップと、
前記ヒサシ中間体をクラウンと一体化して帽子中間体を形成する帽子中間体形成ステップと、
前記帽子中間体の前記ヒサシ中間体をプレスして該ヒサシ中間体に湾曲面を形成するプレスステップとを備えており、
前記芯材は、発砲倍率が4倍以上5倍以下の低発泡のポリエチレン板であり、
前記プレスステップは、温度条件が105℃以上110℃以下の範囲で、プレス時間条件が6秒以上10秒以下の範囲で実施されることを特徴とする帽子の製造方法。
続きを表示(約 370 文字)【請求項2】
ヒサシを有する帽子の製造方法であって、
ヒサシ用の芯材を布体で包囲したヒサシ中間体を形成するヒサシ中間体形成ステップと、
前記ヒサシ中間体をクラウンと一体化して帽子中間体を形成する帽子中間体形成ステップと、
前記帽子中間体の前記ヒサシ中間体をプレスして該ヒサシ中間体に湾曲面を形成するプレスステップとを備えており、
前記芯材は、発砲倍率が4倍以上5倍以下の低発泡のポリエチレン板であり、
前記プレスステップは、温度条件が105℃以上110℃以下の範囲で、プレス時間条件が6秒以上10秒以下の範囲で実施する第1プレス工程と、温度条件が105℃以上110℃以下の範囲で、プレス時間条件が3秒以上6秒未満の範囲で実施する第2プレス工程とを選択可能に構成されることを特徴とする帽子の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、帽子の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、ランニングや登山等のアウトドア活動の際に、着用者の頭部を覆うクラウンとヒサシ(前鍔)とを備えるキャップ(帽子)が使用されることが多い。このような帽子は、例えば、特許文献1に開示されているような方法で製造される。具体的には、低発泡の平板状のPE板(ポリエチレン板)を芯材として布体で包囲したヒサシ中間体を形成した後、この該ヒサシ中間体をキャップ本体(クラウン)と一体化して、帽子中間品を作り、その後、蒸気によって帽子中間品を加熱し、次に、プレス工程にてヒサシに湾曲を形成するようにして製造される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2004-218120号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記方法によれば、ヒサシの芯材としてPE板が使用されるため、ヒサシを比較的柔らかく形成することができ、不使用時にヒサシを丸めるようにコンパクト化してポケットに収納できる帽子を製造することが可能となる。
【0005】
しかしながら、帽子のヒサシを丸めてポケットに収納した際に、ヒサシが元の形状に戻ろう(開こう)とする反発力によって、ポケットが大きく膨らんでしまい、帽子をポケットに収納した状態で使用者が快適に活動を行うことが難しいという問題があった。
【0006】
本発明は、このような問題を解消するためになされたものであって、ヒサシを丸めてポケットに収納した際に、ポケットが大きく膨らんでしまうことを効果的に防止することができる帽子の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の上記目的は、ヒサシを有する帽子の製造方法であって、ヒサシ用の芯材を布体で包囲したヒサシ中間体を形成するヒサシ中間体形成ステップと、前記ヒサシ中間体をクラウンと一体化して帽子中間体を形成する帽子中間体形成ステップと、前記帽子中間体の前記ヒサシ中間体をプレスして該ヒサシ中間体に湾曲面を形成するプレスステップとを備えており、前記芯材は、発砲倍率が4倍以上5倍以下の低発泡のポリエチレン板であり、前記プレスステップは、温度条件が105℃以上110℃以下の範囲で、プレス時間条件が6秒以上10秒以下の範囲で実施されることを特徴とする帽子の製造方法により達成される。
【0008】
また、本発明の上記目的は、ヒサシを有する帽子の製造方法であって、ヒサシ用の芯材を布体で包囲したヒサシ中間体を形成するヒサシ中間体形成ステップと、前記ヒサシ中間体をクラウンと一体化して帽子中間体を形成する帽子中間体形成ステップと、前記帽子中間体の前記ヒサシ中間体をプレスして該ヒサシ中間体に湾曲面を形成するプレスステップとを備えており、前記芯材は、発砲倍率が4倍以上5倍以下の低発泡のポリエチレン板であり、前記プレスステップは、温度条件が105℃以上110℃以下の範囲で、プレス時間条件が6秒以上10秒以下の範囲で実施する第1プレス工程と、温度条件が105℃以上110℃以下の範囲で、プレス時間条件が3秒以上6秒未満の範囲で実施する第2プレス工程とを選択可能に構成されることを特徴とする帽子の製造方法により達成される。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、ヒサシを丸めてポケットに収納した際に、ポケットが大きく膨らんでしまうことを効果的に防止することができる帽子の製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明に係る製造方法で製造される帽子の斜視図である。
本発明に係る帽子の製造方法を説明するためのブロック図である。
本発明に係る帽子の製造方法が備えるヒサシ中間体形成ステップを説明するための説明図である。
本発明に係る帽子の製造方法が備える帽子中間体形成ステップを説明するための説明図である。
本発明に係る帽子の製造方法が備えるプレスステップにおいて使用可能なプレス装置の一例を示す説明図である。
本発明に係る帽子の製造方法の変形例を説明するためのブロック図である。
発明者が行った試験内容を説明する画像である。
発明者が行った試験の結果を示すグラフである。
曲げ応力試験を示すグラフである。
曲げ応力試験において使用した試料を説明するための画像である。
発明者が行った試験の結果を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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