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公開番号2024173201
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-12
出願番号2023091447
出願日2023-06-02
発明の名称帽子
出願人株式会社サンロード
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類A42B 1/08 20060101AFI20241205BHJP(頭部に着用するもの)
要約【課題】軽量化という要請を維持しながら頭頂部を保護することができる帽子を提供する。
【解決手段】頭部を覆う帽体と、この帽体の頭頂部とからなる帽子であって、前記頭頂部は2枚の布地と、この2枚の布地の間に挟み込んだ円盤状の衝撃体からなる。衝撃体は、その周囲にテープを巻いてなる。また、衝撃体は、3Dのメッシュ体である。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
頭部を覆う帽体と、この帽体の頭頂部とからなる帽子であって、前記頭頂部は2枚の布地と、この2枚の布地の間に挟み込んだ円盤状の衝撃体からなることを特徴とする帽子。
続きを表示(約 170 文字)【請求項2】
衝撃体は、その周囲にテープを巻いてなる請求項1記載の帽子。
【請求項3】
衝撃体は、3Dのメッシュ体である請求項1または2記載の帽子。
【請求項4】
テープを巻いてなる衝撃体を2枚の布地に挟み込み、一方の布地に対して前記テープを縫合し、その後もう1枚の布地を一方の布地に縫合してなる帽子。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、毛髪の脱落を防ぐとともに、頭頂を衝撃物から保護する機能を備えた帽子に係り、特に衛生キャップに関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
食品工場や製薬工場などのように、衛生面に注意を払う必要がある場所や、半導体の製造ラインなどのように塵埃が飛散するような環境が製造ラインに致命的な場所では、毛髪の脱落やフケなどの落下を防ぐために、できるだけ広い範囲を覆うような衛生キャップを着用することが求められている。そこで、このような衛生キャップについては様々な形態が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-171441号公報
特開2022-80055号公報
登録実用新案第3176459号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
たとえば上記目的を達成するために、特許文献1~3にあるような帽子が提案されている。これらの帽子は、顔の部分を除いて頭をできるだけ覆うような構造であり、毛髪の脱落やフケなどの落下を防止するための機能は十分に果たすことができる。しかしながら、この種の帽子は作業中の長時間の装着が求められるために、皮膚呼吸による蒸れに起因する不快感から解放すること、および軽量であることが要望されるために、全体を1枚もので製造することが一般的である。
【0005】
ところで、上記従来のこの種の帽子は基本的な目的が毛髪などによる不良品の発生を防止することにあるが、装着者の安全についての考慮は二次的である。たとえば帽子そのものを軽量化とするために、頭頂部についても1枚の薄い生地で構成されており、落下物から頭部を保護することについては考慮されていない。したがって、頭部を保護ることも目的の一つとするのであれば、これを保護するために頭頂部には丈夫な素材を用いなければならないが、そうすると軽量化や蒸れからの解放という目的に応じることができないので、作業の性質によってはヘルメットを装着しなければならないという矛盾を有することになる。
【0006】
本発明は上記複数の課題を同時に解決しようとするもので、軽量化という要請を維持しながら頭頂部を保護することができる帽子を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は上記目的を達成するために、頭部を覆う帽体と、この帽体の頭頂部とからなる帽子であって、前記頭頂部は2枚の布地と、この2枚の布地の間に挟み込んだ円盤状の衝撃体からなるという手段を用いた。衝撃体は、その周囲にテープを巻いて構成した。衝撃体は3Dのメッシュ体である。また、その製造工程では、テープを巻いてなる衝撃体を2枚の布地に挟み込み、一方の布地に対して前記テープを縫合し、その後もう1枚の布地を一方の布地に縫合するという手段を用いた。
【発明の効果】
【0008】
本発明では上述した構成のキャップとしたので、従来と比較しても軽量化を阻害することなく、頭頂部を保護することができるキャップとすることができた。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の衛生キャップの一例を示す斜視図
同、別の実施形態の衛生キャップを示す正面図
同、さらに別の実施形態の衛生キャップを示す上面図、
同、背面図
同、頭頂部に設けられた緩衝体を縫合したところを示す平面図
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の衛生キャップの好ましい実施形態を図面に従って説明する。図1は本発明の衛生キャップを人が装着したところを示す斜視図であって、1は生地からなる帽体、2は庇、3はケープ、4は襟首、5は顔全体に沿って設けられたテープ状の開口帯、6はマスク掛けである。これらによって衛生キャップが基本的に構成されている。なお、衛生キャップそのものの構成としては、帽体1と開口帯5であって、庇2やケープ3は任意に設けられるものである。
(【0011】以降は省略されています)

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