特許ウォッチ

公開番号2025078265
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-20
出願番号2023190704
出願日2023-11-08
発明の名称インナーキャップ
出願人ミドリ安全株式会社
代理人個人,個人
主分類A42B 1/08 20060101AFI20250513BHJP(頭部に着用するもの)
要約【課題】外部から衝撃を受けた場合に着用者の頭部を損傷することなく、かつ、衝撃吸収性も高いインナーキャップを提供する。
【解決手段】インナーキャップ1は、半球状であり着用者の頭部を被覆する本体部11と、本体部11と一体に形成され、本体部11よりも内側に位置し、着用者の頭頂側に相当する第1領域111に設けられる複数の梁部12,13と、複数の梁部12,13と本体部11との間に形成された複数の開口部14と、少なくとも本体部11の開口部14側の縁に沿って形成され、外側に凸となるリブ16と、備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
半球状であり着用者の頭部を被覆する本体部と、
前記本体部と一体に形成され、前記本体部よりも内側に位置し、着用者の頭頂側に相当する第１領域に設けられる複数の梁部と、
前記複数の梁部と前記本体部との間に形成された複数の開口部と、
少なくとも前記本体部の前記開口部側の縁に沿って形成され、外側に凸となるリブと、
を備えるインナーキャップ。
続きを表示（約 350 文字）【請求項２】
前記リブは、さらに、前記第１領域に複数形成され、配列されている、
請求項１に記載のインナーキャップ。
【請求項３】
前記本体部の外側であって頭頂となる点の近傍となる領域の少なくとも一部に、衝撃吸収材を配置する、
請求項１に記載のインナーキャップ。
【請求項４】
前記リブは、前記第１領域に複数形成され、
複数の前記リブにより区画された部分は、他の部分よりも前記本体部の厚みが小さい、もしくは、開口が形成されている、
請求項１に記載のインナーキャップ。
【請求項５】
前記本体部及び前記梁部には、線状又は点状であって内側に凸となる形状が形成されていない、
請求項１に記載のインナーキャップ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、布製の帽子等に内装されるインナーキャップに関するものである。
続きを表示（約 1,100 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、頭部の保護を目的として、布製等の帽子等に内装するインナーキャップが知られている（例えば、特許文献１，２参照）。このインナーキャップは、工場内等で作業を行う作業者が着用する作業帽やフード等に内装される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特許５７５３６７３号公報
特開２００５－０５４２９８号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
インナーキャップには、外部からの頭部への衝撃を吸収する目的で、本体部分よりも内側に位置する梁状の部材が複数設けられたものがある。このようなインナーキャップの中には、本体部分の強度を向上させるために、梁状の部材を設けることにより形成された開口部の縁等にリブが形成されているものがある。このリブは、内側（人頭側）に突出しているため、外部からの衝撃でインナーキャップが大きく変形した際に、着用者の頭部に強く接触して頭部を傷つける場合があった。
【０００５】
本発明の課題は、外部から衝撃を受けた場合に着用者の頭部を損傷することなく、かつ、衝撃吸収性も高いインナーキャップを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。
【０００７】
（１）半球状であり着用者の頭部を被覆する本体部と、前記本体部と一体に形成され、前記本体部よりも内側に位置し、着用者の頭頂側に相当する第１領域に設けられる複数の梁部と、前記複数の梁部と前記本体部との間に形成された複数の開口部と、少なくとも前記本体部の前記開口部側の縁に沿って形成され、外側に凸となるリブと、備えるインナーキャップ。
【０００８】
（２）前記リブは、さらに、前記第１領域に複数形成され、配列されている、（１）に記載のインナーキャップ。
【０００９】
（３）前記本体部の外側であって頭頂となる点の近傍となる領域の少なくとも一部に、衝撃吸収材を配置する、（１）又は（２）に記載のインナーキャップ。
【００１０】
（４）前記リブは、前記第１領域において複数形成され、複数の前記リブにより区画された部分は、他の部分よりも前記本体部の厚みが小さい、もしくは、開口が形成されている、（１）～（３）に記載のインナーキャップ。
（【００１１】以降は省略されています）

関連特許