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公開番号2024167595
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-04
出願番号2023083780
出願日2023-05-22
発明の名称産業用安全帽
出願人株式会社谷沢製作所
代理人デロイトトーマツ弁理士法人
主分類A42B 3/12 20060101AFI20241127BHJP(頭部に着用するもの)
要約【課題】本発明は、究極的な帽体と内装体の一体成型を実現する固有の構造を創出することを目的とする。
【解決手段】本発明の産業安全帽は、帽体1の内面に、放射状に該内面から立ち上がった複数の壁部21~24と、壁部21~24の人頭側端縁から垂直に延びる頭部受け部31~34とを備え、頭部受け部31~34が内装体の一部を成すと共に、帽体1と壁部21~24と頭部受け部31~34とが金型による一体成型により一体に形成されると共に、壁部21~24を部分的に切り欠いて貫通させた貫通部25を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
硬質の帽体と該帽体の内面に構成され人頭に接する内装体とを備える産業用安全帽において、
前記帽体の内面において放射状に該内面から立ち上がった複数の壁部と、
前記壁部の人頭側端縁から垂直に延びる頭部受け部と
を備え、
前記頭部受け部が前記内装体の一部を成すと共に、前記帽体と前記壁部と前記頭部受け部とが金型による一体成型により一体に形成されると共に、前記壁部を部分的に切り欠いて貫通させた貫通部を有することを特徴とする産業用安全帽。
続きを表示(約 290 文字)【請求項2】
請求項1記載の産業用安全帽において、
前記複数の壁部は、前記壁部同士が金型による一体成型により一体に連結されていることを特徴とする産業用安全帽。
【請求項3】
請求項1記載の産業用安全帽において、
前記頭部受け部は、前記壁部の人頭側端部から帯状に形成されることを特徴とする産業用安全帽。
【請求項4】
請求項1乃至3のうちいずれか1項記載の産業用安全帽において、
前記複数の壁部の人頭側端縁から垂直に延びる複数の前記頭部受け部同士が金型による一体成型により部分的に連結されていることを特徴とする産業用安全帽。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、硬質の帽体と人頭に接する内装体とを備えた産業用安全帽に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、この種の産業用安全帽としては、本願出願人による下記特許文献1がある。下記特許文献1の安全帽では、互に間隔を存して頭頂部側から下方に延びる4つ以上の帯状の脚部からなるハンモックの各脚部間に、脚部同士を繋いで周方向に延びる桁部を設け、桁部に、桁部と帽体との間の空隙を保持する空隙保持部を設ける。空隙保持部は、互いに間隔を存して配設された複数の板状部によって構成されて、脚部の撓みや伸びに応じて板状体が帽体の内面に当接することにより桁部と帽体との間の空隙を保持する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-199680号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このように、従来の産業用安全帽は、内装体であるハンモック側から帽体への板状体など何らかの延設物を設けて、帽体と内装体の一体性を持たせるものであった。
【0005】
そして、本願出願人は、こららの一体性の研究を進めて、究極的な帽体と内装体の一体成型を実現する固有の構造を鋭意研究するに至った。
【0006】
上記の点に鑑み、本発明は、究極的な帽体と内装体の一体成型を実現する固有の構造を創出することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
第1発明の産業用安全帽は、硬質の帽体と該帽体の内面に構成され人頭に接する内装体とを備える産業用安全帽において、
前記帽体の内面において放射状に該内面から立ち上がった複数の壁部と、
前記壁部の人頭側端縁から垂直に延びる頭部受け部と
を備え、
前記頭部受け部が前記内装体の一部を成すと共に、前記帽体と前記壁部と前記頭部受け部とが金型による一体成型により一体に形成されると共に、前記壁部を部分的に切り欠いて貫通させた貫通部を有することを特徴とする。
【0008】
第1発明の産業用安全帽によれば、本願発明者らは、鋭意研究により、究極的な帽体と内装体の一体成型を実現する固有の構造は、(内装体側から帽体への一体性ではなく)帽体側から内装体との一体性を持たせ、内装体を帽体側から支持する固有の構造が必要との知見に至った。
【0009】
本願発明は、かかる知見に基づくものであり、帽体の内面おいて放射状に内面から立ち上がる壁部により、ハンモックの代わりとなる頭部受け部を支持させる。
【0010】
これにより、帽体と壁部と頭部受け部とが一体成型により一体に形成されても、壁部により頭部受け部を十分に支持することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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