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公開番号2024161708
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-20
出願番号2023076646
出願日2023-05-08
発明の名称帽子
出願人セダージャパン株式会社
代理人清流国際弁理士法人,個人,個人
主分類A42B 1/08 20060101AFI20241113BHJP(頭部に着用するもの)
要約【課題】 ファッション性を損なうことなく、必要に応じて頭部保護機能を付加することを可能にした帽子を提供する。
【解決手段】 本発明の帽子は、頭部を覆うクラウン部11と、クラウン部11の周囲に設けられたひさし部12と、クラウン部11の下縁に沿って環状に設けられていてクラウン部11の内側に折り返されるすべり部13とを有する帽子本体10と、クラウン部11の内側に挿入されるカップ形状の保護材20とを備え、保護材20がクラウン部11の内側に挿入された状態ですべり部13により係止される。
【選択図】 図2
特許請求の範囲【請求項1】
頭部を覆うクラウン部と、該クラウン部の周囲に設けられたひさし部と、前記クラウン部の下縁に沿って環状に設けられていて該クラウン部の内側に折り返されるすべり部とを有する帽子本体と、前記クラウン部の内側に挿入されるカップ形状の保護材とを備え、前記保護材が前記クラウン部の内側に挿入された状態で前記すべり部により係止されることを特徴とする帽子。
続きを表示(約 330 文字)【請求項2】
前記保護材が合成樹脂の成形体であることを特徴とする請求項1に記載の帽子。
【請求項3】
前記保護材の前記すべり部と重なる部位の厚さが0.5mm~3.0mmの範囲にあることを特徴とする請求項2に記載の帽子。
【請求項4】
前記保護材と前記すべり部との間に緩衝材を備えることを特徴とする請求項1~3のいずれかに記載の帽子。
【請求項5】
前記帽子本体が前記クラウン部又は前記ひさし部に連結された顎紐を有することを特徴とする請求項1~3のいずれかに記載の帽子。
【請求項6】
前記顎紐が前記クラウン部又は前記ひさし部に対して着脱自在であることを特徴とする請求項5に記載の帽子。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、クラウン部とひさし部とすべり部とを有する帽子に関し、更に詳しくは、ファッション性を損なうことなく、必要に応じて頭部保護機能を付加することを可能にした帽子に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、頭部を覆うクラウン部と、クラウン部の周囲に設けられたひさし部と、クラウン部の下縁に沿って環状に設けられたすべり部とを有する帽子が広く普及している(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
このような帽子は、ひさし部によって強い日差しから顔面や首筋を保護する機能を有するだけでなく、ファッション性を高めるアイテムとしても活用されている。しかしながら、帽子は織物や編物で構成されているため、強い衝撃に対して頭部を保護する効果が必ずしも十分ではない。これに対して、頭部への衝撃を緩和するために、クラウン部に厚手の緩衝材を埋設することが考えられるが、その場合、帽子自体が必要以上に大きくなり、ファッション性を損なうことになる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2002-146620号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の目的は、ファッション性を損なうことなく、必要に応じて頭部保護機能を付加することを可能にした帽子を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するための本発明の帽子は、頭部を覆うクラウン部と、該クラウン部の周囲に設けられたひさし部と、前記クラウン部の下縁に沿って環状に設けられていて該クラウン部の内側に折り返されるすべり部とを有する帽子本体と、前記クラウン部の内側に挿入されるカップ形状の保護材とを備え、前記保護材が前記クラウン部の内側に挿入された状態で前記すべり部により係止されることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0007】
本発明の帽子は、クラウン部とひさし部とすべり部とを有する帽子本体に加えて、クラウン部の内側に挿入されるカップ形状の保護材を備え、保護材がクラウン部の内側に挿入された状態ですべり部により係止されるので、帽子本体が有するファッション性を損なうことなく、保護材に基づく頭部保護機能を付加することができる。また、本発明の帽子は、頭部保護効果を必要としない場合、保護材をクラウン部から外した状態で使用することも可能である。
【0008】
本発明において、保護材は合成樹脂の成形体であることが好ましい。合成樹脂の成形体からなる保護材は、軽量かつ高強度であり、薄肉に成形した場合、クラウン部の外観に影響を与えることなくクラウン部の内側に挿入可能である。特に、保護材のすべり部と重なる部位の厚さは0.5mm~3.0mmの範囲にあることが好ましい。これにより、保護材の挿入状態と非挿入状態における帽子内周長の変化を最小限に抑制することができる。
【0009】
保護材とすべり部との間には緩衝材を備えることが好ましい。これにより、クラウン部の内側に挿入された保護材による違和感を緩和することができる。
【0010】
帽子本体はクラウン部又はひさし部に連結された顎紐を有することが好ましい。これにより、クラウン部の内側に保護材が挿入された状態であっても、顎紐により帽子を頭部上に安定的に保持することができる。このような顎紐はクラウン部又はひさし部に対して着脱自在であることが好ましい。保護材の非挿入状態においては、帽子本体から顎紐を取り外すことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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