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公開番号2025013730
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-27
出願番号2023116358
出願日2023-07-15
発明の名称フレーム
出願人個人
代理人
主分類A42B 1/008 20210101AFI20250120BHJP(頭部に着用するもの)
要約【課題】 簡易なフードを支持するフレームが流通していなかった。
【解決手段】フードを直接被ることを避けたい時に、頭部から離れた状態で支持できることを目的とている。フレームにより頭部とフードの間に距離があることで、外部環境の影響を直接受けることが少なくなり、長時間のフード着用時の不快感を軽減することができる。また、既存の衣類に着用することも可能で、安価で容易に利用できる特徴を有する。多様なフードに対応できるよう簡易な形状で、コスト削減により安価で入手できるものとして普及を目指すものである。
【選択図】 図1

特許請求の範囲【請求項1】
頭部の側面が覆われている衣類のフード形状を保持し、フードと頭部の間に距離を持たせて、前記フードの内面に沿わせて、通気を向上させるためのフレームであって、
前記フレームの内側に頭部と接触する頭部接触部を備える、本体が板状から成るフレーム。
続きを表示(約 90 文字)【請求項2】
前記頭部接触部を支える支持体を備えた請求項1記載のフレーム。
【請求項3】
体位固定具を備えた請求項1または請求項2記載のフレーム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、フードを支持するフレームに関する。
続きを表示(約 5,200 文字)【背景技術】
【0002】
頭、首を被う衣類のフードは、頭部に直接被るものとして市場に流通しているが、雨の時など直接被ることを避けたい時でも頭部に接したまま被るものであった。ヘルメットの内部に、ヘルメットと頭部が直接接触しないフレーム状のものは流通しているが、頭部と直接接触するものである。レインウェアのフードの構造、及びレインウェアのフードの保形部材として公開済みのものもある(特許文献1参照)。
特許文献1には、レインウェアのフードのツバ部分を容易且つ適切に保形できるようにすることが記載されている。庇部と左右の側部とを一体に備えた、ツバ部分と一体をなす保形部材とを備えたフードの構造、保形部材である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-19060号公報
特開2020-59949号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1は、通気を目的とするものではなく、前面開放部を囲うようにして前方に突き出すツバ部分と、内面又は外面に添着させてこのツバ部分と一体をなす保形部材とを備える構造である。また、保形部材の形状が、変形局部において幅を狭くする、板厚を小さくすることで弾性変形し易くしていることを特徴とする。保形部材はツバ部分の保形をする部材であり、「この保形部材は、前記ツバ部分の庇部を保形する上部と、前記ツバ部分の右側の側部を保形する右側の下部と、前記ツバ部分の左側の側部を保形する左側の下部とを一体に備えると共に、前記上部と右側の下部とをつなぐ部分及び前記上部と左側の下部とをつなぐ部分において弾性変形し易くなっていることを特徴とする」ものであり、フード自体を保形するという記載はない。更に、弾性変形し易いように、保形部材の変形局部において幅を狭くする、保形部材の変形局部において板厚を小さくするものであり、フード全体を支持する強度を持ち合わせているという記載もない。
特許文献2は、本発明の基礎発明であり、頭部フレーム、肩部フレーム、フレーム芯からなるフード支持フレームを備えたレインコートである。「頭部フレームが肩部フレームとフレーム芯により垂直方向に維持されている」構造であり、既存の衣類に取り付ける場合、サイズ変更が困難なものであった。更に、製造コストと収納時の利便性の改良により、より普及し易く、購入し易いものにする余地があった。
【0005】
本発明は、頭部の側面が覆われる衣類のフード形状を保持し、フードを頭部と離れた位置で支持するために頭部接触部を備えており、通気の向上を目的とし、フレームの末端部が頭頂部周辺から肩近傍への着接までの範囲に位置するフレームである。特許文献2のフレームとは構成が異なり、末端部が肩側に沿った形状の着接までのフレームの場合、本体を一体で構成することも可能となった。頭部に接触させるために構成された、フードと頭の動きに連動させるための頭部接触部をフレーム内部に備えるものである。
長時間フード着用しなければならない状況では、風などによる顔への纏わりつきにより作業効率が悪く、暑い季節は通気が難しいため不快感を助長する。また、既存の衣類に容易に対応できるような改良技術が必要である。それを実用化するために、ユーザーのニーズに応じて選択できるフレームであることが望まれる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
頭部の側面が覆われている衣類のフード形状を保持し、フードと頭部の間に距離を持たせて、フードの内面に沿わせて、通気を向上させるためのフレームであって、フレームの内側に頭部と接触する頭部接触部を備える、本体が板状から成るフレームである。
また、頭部接触部を支える支持体を備えた、頭部の側面が覆われている衣類のフード形状を保持し、フードと頭部の間に距離を持たせて、フードの内面に沿わせて、通気を向上させるためのフレームであって、フレームの内側に頭部と接触する頭部接触部を備える、本体が板状から成るフレームである。
更に、体位固定具を備えた、頭部の側面が覆われている衣類のフード形状を保持し、フードと頭部の間に距離を持たせて、フードの内面に沿わせて、通気を向上させるためのフレームであって、フレームの内側に頭部と接触する頭部接触部を備える、本体が板状から成るフレーム、または、体位固定具、頭部接触部を支える支持体を備えた、頭部の側面が覆われている衣類のフード形状を保持し、フードと頭部の間に距離を持たせて、フードの内面に沿わせて、通気を向上させるためのフレームであって、フレームの内側に頭部と接触する頭部接触部を備える、本体が板状から成るフレームである。
フードの内面に沿わせてとは、部分的に沿わせている場合も含めて、フードの内面に密着している部分があることが好ましいことを示している。
板状とは、厚みの薄い形状であり、穴加工、絞り加工、曲げ加工、多様な形状の切り抜き加工、部分的に隆起させる加工、部分的に突出させる加工など、様々な加工により、板状から変化させたものも含むことを意味しており、様々な加工を組合せたものでも良いことを意味する。また、本体と頭部接触部を一体で成形した場合は、本体が板状であれば、頭部接触部はいかなる形状でも板状に含むことを意味している。
【発明の効果】
【0007】
上述したように本発明のフレームは、複雑な形状ではなく、容易に使用できる構成であり、頭部とフードの間に距離があることで、フードを直接被ることを避け、雨や日差しなどの外部環境の影響を直接受けることが少なくなり、長時間のフード着用時の不快感を軽減することを目的とている。 また、既存の衣類に着用することが可能で、安価で容易に利用でき、新規の衣類に当初からつける場合でも、容易に製造できるよう簡易な形状で、コスト削減により普及を目指すものである。
フレームにより視野が広くなり、頭部とフードの間にスペースを確保しつつ、フードと頭の動きに連動させるための頭部接触部を備えている特徴を有する。接着せずにフードに入れたフレームで支持できるように頭部接触部を頭部に接触させて使用する、フレーム本体、頭部接触部を着脱可能にして使用する、体位固定具に腕を通しフレームを予め装着してから衣類をかぶるように使用するなど、様々なニーズに対応したパターンにより更なる利便性を持つものとなり得る。
また、頭部接触部を設けられる面積があれば、フレームの末端部を頭頂部周辺から肩近傍への着接までのどの位置にも形状設定でき、末端部を長く設定してフレームの奥行をある程度持たせた形状にすると、衣類をフレームに挟めて、雨具の場合は濡れた側を内側にしてフレームを裏表にすることで、周りが濡れるのを防ぎ挟んで持つことができる。体位固定具を付ければ、装着時のフレームの安定性が増し、衣類をフレームで挟んで持ち運ぶ際の持ち手として流用することもできる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施例形態1の頭部接触部が左右に位置する正面図である。
本発明の実施例形態1の頭部接触部を支持体で固定させた右側面図である。
本発明の実施例形態2の頭部接触部を選択可能な概略を示す正面図である。
本発明の実施例形態2の頭部接触部を選択可能な概略を示す平面図である。
本発明の実施例形態3を示す使用形成前の展開図である。
本発明の実施例形態3を示す使用時の頭部接触部が左右に位置する、末端部を着接部として備えた正面図である。
本発明の実施例形態3を示す頭部接触部が左右に位置する、末端部を着接部として備えた右側面図である。
本発明の実施例形態3に体位固定具を備えた斜視図である。
本発明の実施例形態3に体位固定具を持ち手として衣類を挟んだ斜視図である。
本発明の実施例形態4を示す略逆U字形状の正面図である。
本発明の実施例形態5を示す略逆V字形状の背面図である。
本発明の実施例形態5を示す略逆V字形状の平面図である。
本発明の実施例形態6を示す略逆U字隆起形状の正面図である。
本発明の実施例形態7を示す頭部に冠る平面隆起形状の正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の「肩近傍への着接」、「フレームの末端部」、「頭部に冠る」についての詳細、実施例形態を図1~図14に基づいて説明する。
肩近傍への着接とは、肩近傍にフレームの末端部が接していることであり、フードの肩近傍に接していること、着接部として肩に沿っている形状であることも含んでいる。
フレームの末端部とは、フレームを装着した際、高さの位置が一番低い部分であるフレームの末端のことを指している。フレームは頭部接触部を設置できる面積があれば足り、フレームに穴加工、変形などした場合でも、フレーム装着時においての肩に一番近い部分の末端を指す。
頭部に冠るとは、頭部に載せられることであり、頭部を被う大きさから小さな面積で頭部に上に載せるものまでを含む。
【0010】
図1は、本発明の実施例形態1の頭部接触部6が左右に位置する正面図である。本体1の末端部12は、頭部の耳上方の位置になるよう板状の物の湾曲により構成された一例を示した。本体1が、顔面開口側2近傍からフード後方3近傍に向けてフードに沿う形状である。左右に位置する頭部接触部6を、支持体10に挟んで固定し、挟まっていない部分の膨らみで支持体10が隠れている。
図1では、本体1を略逆U字形状にし、顔面開口側2近傍からフード後方3近傍に向けて同じ形状、大きさである図であり、支持体10としてスリット2本を入れ、内側に湾曲させた簡易な形状で示したが、内側に突起状になるような形状であればいかなる形状であっても良い。よって、支持体10と頭部接触部6が一体のものでも良い。頭部接触部6は頭部に接触させるものであり、図1では支持体10に挟んで支持体10からはみ出て膨らんでいる発泡体の弾性により、頭部接触部6の両端が頭部と接触し、動きと連動する役割を持たせている例を示した。
素材はいかなるものであっても良いが、好ましくは樹脂製で、本体1は例えばLDPEで、他にPP、PETなども考えられるが、手で触れるものであるため、柔軟性がありバリの出ない硬すぎない材料で、厚みは0.05mmから1mmが適している。薄過ぎると形状保持し難く、外部環境により効果が得られなくなる可能性があり、厚過ぎると加工し難く、素材を簡単に切ることができない可能性がある。
頭部接触部6はいかなる方法で構成されていても良いが、内側に湾曲させた部分に例えば硬めの軟質ウレタンフォームなどを挟み込むことで、弾性のある頭部接触部6を構成することができる。本体1と一体利用を目的とした、別体の頭部接触部6を備える場合は、支持体10と頭部接触部6を一体として使用するものであり、いかなる方法、材料でも良いが、例えば硬めの軟質ウレタンフォームなどを本体1の好みの位置に接着するなどして利用できる。また、頭部接触部6の位置は、図1に限定するものではなく、本体1においては頭部に冠る形状も考えられ、頭部に載せられる形状であり、頭部を被う大きさから小さな面積で頭部に上に載せるものまでを含み、本発明の趣旨に基づき種々変更可能で、本発明から排除するものではない。
ここで本発明の、「一体利用を目的とした」について説明する。頭部接触部6を、別体で備えたとしても、併せて一体利用するものであり、左右の頭部接触部6を含んだ本発明のフレームとして、頭部接触部6を個別に販売する、顧客が接着するまたは顧客が接着して利用する旨の表示をするなど、いずれも部品としての販売であり、未完成材として本発明のフレームとして利用するものである。よって、本体1が頭部接触部6と一体でなく、本体1との形状、素材など共通性が無くとも、本体と一体利用を目的とした頭部接触部6を別体で備えたものであり、本発明の趣旨に基づき、頭部接触部6は種々変更可能で、別部材とされた物も本発明から排除するものではない。
(【0011】以降は省略されています)

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