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公開番号
2024101971
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-07-30
出願番号
2023016439
出願日
2023-01-18
発明の名称
ヘルメットの遮熱構造及びインナーキャップ
出願人
日本遮熱株式会社
代理人
主分類
A42B
3/10 20060101AFI20240723BHJP(頭部に着用するもの)
要約
【課題】熱中症になりにくくしかも頭部が蒸れにくいヘルメットの遮熱構造及びインナーキャップを提供する。
【解決手段】ヘルメット帽体1とアルミホイル等輻射熱に対して高反射率の素材3、通気層4、インナーキャップ5でなるヘルメットで、ヘルメット帽体内側に遮熱材を施工、更に内部にインナーキャップを取付け、両者の間に通気層4を設けて外部から出入りする空気でヘルメット全体を冷却する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
ヘルメット帽体の内側に設けられるインナーキャップであって、
熱の吸収材で構成され、頂部付近に、内側と外側とを貫通する複数の通気口が設けられたインナーキャップ。
続きを表示(約 240 文字)
【請求項2】
請求項1に記載のインナーキャップと、このインナーキャップが内側に設けられる前記ヘルメット帽体とを有するヘルメット構造であって、
前記ヘルメット帽体と前記インナーキャップの間にアルミホイル等輻射熱に対して高反射率の素材を備え、
前記アルミホイル等輻射熱に対して高反射率の素材の片側又は両側に通気層が形成され、
前記ヘルメット帽体の内側部と前記インナーキャップの周縁部との間から空気が前記通気層に流入又は流出可能なヘルメットの遮熱構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、帽体とアルミホイル等輻射熱に対して高反射率の素材、通気層、インナーキャップでなるヘルメットで、ヘルメットに照射される輻射熱を遮熱材で阻止、更に帽体内を通気する事により熱中症になりにくく、しかも頭部が蒸れにくいヘルメットの遮熱構造及びインナーキャップを提供する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
ヘルメット帽体内部に、遮熱材を直貼りする方法がある。
【0003】
頭から首に至るまで頭部をスッポリ覆い、首の側方に保冷材を入れ頸動脈を冷やすものがある。
実登3213610号公報
特開2021-88782号公報
【発明の概要】
【】
【発明が解決しようとしている課題】
【0004】
その為次のような問題があった。
ヘルメット帽体内部に遮熱材を直貼りする方法がある。
この方法は、遮熱材の低放射性能を利用したもので、貼ると帽体内表面温度が大幅に低下する。例えば、室温25℃の部屋で熱試験をした場合、帽体の温度が70℃になっても帽体内表面温度は室温プラスの28℃程度しかならず非常に効果的と考えられる。
しかしながら、ヘルメットは太陽からの輻射熱ともう一つ頭部から放射される輻射熱という二つの目の熱源がある。帽体内の表面温度が低下すると、熱は高温から低温側に移動の原則に則り今度は頭部から帽体に向かって大量の輻射熱が放射、この熱が遮熱材に反射され結果的には自分の頭に戻ってくる。従って、自分の熱で自分を暑くし蒸れると言う問題がある。
【0005】
頭から首に至るまで頭部をスッポリ覆い、首の側方に保冷材を入れ頸動脈を冷やすものがある。
頸動脈を冷やせば一時的に涼しさを感じる事は知られている。しかし、涼しさは長時間継続する訳ではないので、屋外で長時間作業をする作業者にとって随時交換する必要があり取り扱いが面倒である。
更に、この本体は頭部にスッポリ被せる帽子であり、通気性が良いからと言って涼しさを醸し出す事は困難である。何故なら、通気は圧力差が無いと空気の移動が行われないので、繊維製でも頭部が相当熱をもたないと効果を発揮する事はできない。逆に、効果を発揮できる時は、頭部が蒸れているという事になる。
本発明は、これらの問題を解決する為になされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係るインナーキャップは、ヘルメット帽体の内側に設けられるものであって、熱の吸収材で構成され、頂部付近に、内側と外側とを貫通する複数の通気口が設けられたことを特徴とする。
【0007】
本発明に係るヘルメットの遮熱構造は、上記のインナーキャップと、ヘルメット帽体とを有し、ヘルメット帽体とインナーキャップの間にアルミホイル等輻射熱に対して高反射率の素材を備え、アルミホイル等輻射熱に対して高反射率の素材の片側又は両側に通気層が形成され、ヘルメット帽体の内側部とインナーキャップの周縁部との間から空気が通気層に流入又は流出可能であることを特徴とする。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施形態に係るヘルメットの断面図である。
本発明の実施形態に係るインナーキャップの外観図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下本発明を実施するための最良の形態について説明する。
工事現場等で使用されるヘルメットは、主として飛来物や落下物或いは転倒等から頭部を守る役割、即ち頭部の安全対策を目的に使用されている。
しかしながら、地球温暖化による気温上昇で現場作業者にとって熱中症という新たな問題が発生している。従って、ヘルメットには強度ともう一つ熱対策をする事が重要である。
本発明は、この様なもう一つの安全対策に特化したヘルメットを提供するものである。
【0010】
本発明は、インナーキャップ5と、ヘルメット帽体1とを有し、ヘルメット帽体1とインナーキャップ5の間にアルミホイル等輻射熱に対して高反射率の素材3を備え、アルミホイル等輻射熱に対して高反射率の素材3の片側又は両側に通気層4が形成され、ヘルメット帽体1の内側部とインナーキャップの周縁部6との間から空気が通気層4に流入又は流出可能であるヘルメットの遮熱構造である。
(【0011】以降は省略されています)
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