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公開番号2025029733
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-07
出願番号2023134519
出願日2023-08-22
発明の名称ゼロエネルギー省エネ構造
出願人日本遮熱株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類E04B 1/76 20060101AFI20250228BHJP(建築物)
要約【課題】年間を通して効果的な省エネ効果を生み出すことができる省エネ構造を提供する。
【解決手段】ゼロエネルギー省エネ構造1は、外側部材2と、外側部材2の内側に設けられた内側部材3と、外側部材2と内側部材3との間に形成された通気層4と、を有する二重の外装構造を有する建物におけるものであって、通気層4の上部又は下部或いは途中に、通気層4を流れる空気の通気量を調整する開閉装置5が設けられている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
外側部材と、前記外側部材の内側に設けられた内側部材と、前記外側部材と前記内側部材との間に形成された通気層と、を有する二重の外装構造を有する建物における省エネ構造であって、
前記通気層の上部又は下部或いは途中に、前記通気層を流れる空気の通気量を調整する開閉装置が設けられている、
ことを特徴とする省エネ構造。
続きを表示(約 530 文字)【請求項2】
前記外側部材と前記内側部材との間に、アルミホイル等輻射熱に対して高反射率の素材が設けられ、前記アルミホイル等輻射熱に対して高反射率の素材の室内側に前記通気層が形成されている、
ことを特徴とする請求項1に記載の省エネ構造。
【請求項3】
前記開閉装置は、貫通孔を有する基材と、前記基材の貫通孔の形成方向に移動可能な開閉部材と、前記開閉部材に接続され、形状記憶合金で構成される変位部材と、を有する自動温度開閉型であり、
所定の温度に昇温していない状態では、前記開閉部材が前記貫通孔を閉状態とし、前記所定の温度まで昇温した状態では、前記変位部材が変位することで前記開閉部材が移動し、前記貫通孔を開状態とする、
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の省エネ構造。
【請求項4】
前記通気量を調整する前記開閉装置が、電気や空気で駆動する回転羽根式開閉装置である、
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の省エネ構造。
【請求項5】
前記通気層内に、空気の流れ方向と平行に、仕切り板が複数設けられた、
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の省エネ構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、屋根や壁が二重構造であり、外装材と内装材との間に通気層を設けた建物で、通気量を調整する開閉装置を設ける事により年間を通して室内冷暖房費を最小限にするゼロエネルギー省エネ構造に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
一般住宅等では、建物の外壁内や小屋裏等を通気する構造が種々施工されている(例えば、特許文献1)。建物の外装材を二重構造とし、その間にアルミホイル等輻射熱に対して高反射率の素材を設け、更にその室内側を通気するシステムもある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-147851号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一般住宅では、屋外から室内に侵入する熱及び室内の湿気を排出する目的で従来から外装材の間を通気する構造が施工されている。建物を移動する熱は、夏場は屋外から室内に向けて、冬場は室内から屋外に向けて季節により変化する。夏、屋外から外壁に吸収された熱は、壁内を流れる空気に伝達され対流熱となって屋外に放出される。この壁内を流れる空気は、気温の上昇につれて熱膨張、ドラフト効果も相まって流速は益々早くなる。この時、屋外からの熱の多くは排出されるが、同時に流速が早いと室内側に熱を供給する事になり省エネ効果は小さくなる。一方、冬場は、室内からの熱が通気層を通って、屋外に排出されるので、室内の熱効率は非常に悪くなる。あるハウスメーカーによれば、冬場の暖房費の15%から50%の熱が排出されると言うデーターが報告されている。住宅等では、この様な構造を基本としているが、その目的は概ね冬場室内に発生した湿気をこの通気層を通って屋外に排出する断熱材の結露対策である。
【0005】
建物の外装材を二重構造とし、その間にアルミホイル等輻射熱に対して高反射率の素材を設け、更にその室内側を通気するシステムもある。この工法は、遮熱材の低放射性能を利用したものである。放射量は、絶対温度の4乗に比例するので、建物にアルミホイル等輻射熱に対して高反射率の素材を使用したからと言って効果が出るとは限らない。
しかし、この工法はアルミホイル等輻射熱に対して高反射率の素材の放射側に通気層を設けているので、そのような心配はない。しかしながら、単に通気をしただけでは、夏場は非常に効果的であるものの、冬場は逆にマイナス効果になる事になる。
従って、この状態だけでは年間を通して効果的な省エネ効果は生み出せない。
【0006】
本発明は、上記の問題を解決する為になされたものであり、年間を通して効果的な省エネ効果を生み出すことができる省エネ構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る省エネ構造は、外側部材と、外側部材の内側に設けられた内側部材と、外側部材と内側部材との間に形成された通気層とを有する二重の外装構造を有する建物における省エネ構造であって、通気層の上部又は下部或いは途中に、通気層を流れる空気の通気量を調整する開閉装置が設けられていることを特徴とする。
【0008】
本発明に係る省エネ構造は、外側部材と内側部材との間に、アルミホイル等輻射熱に対して高反射率の素材が設けられ、アルミホイル等輻射熱に対して高反射率の素材の室内側に通気層が形成されていることを特徴とする。
【0009】
本発明に係る省エネ構造は、開閉装置は、貫通孔を有する基材と、基材の貫通孔の形成方向に移動可能な開閉部材と、開閉部材に接続され、形状記憶合金で構成される変位部材と、を有する自動温度開閉型であり、所定の温度に昇温していない状態では、開閉部材が貫通孔を閉状態とし、所定の温度まで昇温した状態では、変位部材が変位することで開閉部材が移動し、貫通孔を開状態とすることを特徴とする。
【0010】
本発明に係る省エネ構造は、通気量を調整する開閉装置が、電気や空気で駆動する回転羽根式開閉装置であることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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