TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2024151722
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-25
出願番号
2023065314
出願日
2023-04-13
発明の名称
保護装置及び保護方法
出願人
株式会社ダイセル
代理人
弁理士法人秀和特許事務所
主分類
A42B
3/08 20060101AFI20241018BHJP(頭部に着用するもの)
要約
【課題】頸部を迅速に保護することの可能な技術を提供する。
【解決手段】着用者の頸部を保護する保護装置であって、可撓性を有し、保護装置の作動前状態において着用者の頸部と頭部との境界領域の少なくとも一部に沿うように且つ着用者の肌に接触するように配置可能な膨張ストラップであって、保護装置の作動時に膨張源が供給されることによって膨張可能な膨張部を含む膨張ストラップと、膨張部に膨張源を供給する膨張源供給部と、膨張源供給部を起動することによって膨張部を膨張させる起動部と、を備え、作動時に膨張部が膨張することによって着用者の頸部の動きを拘束する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
着用者の頸部を保護する保護装置であって、
可撓性を有し、前記保護装置の作動前状態において着用者の頸部と頭部との境界領域の少なくとも一部に沿うように且つ着用者の肌に接触するように配置可能な膨張ストラップであって、前記保護装置の作動時に膨張源が供給されることによって膨張可能な膨張部を含む膨張ストラップと、
前記膨張部に膨張源を供給する膨張源供給部と、
前記膨張源供給部を起動することによって前記膨張部を膨張させる起動部と、
を備え、
作動時に前記膨張部が膨張することによって着用者の頸部の動きを拘束する、
保護装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記膨張ストラップは、前記保護装置の作動前状態において着用者の前頸部と顎下部との境界領域に沿って配置される顎下ストラップ部を含む、
請求項1に記載の保護装置。
【請求項3】
前記膨張ストラップは、着用者の後頸部と後頭部との境界領域に沿って配置される後方ストラップ部を含む、
請求項1に記載の保護装置。
【請求項4】
前記膨張ストラップは、着用者の前頸部と顎下部との境界領域に沿って配置される顎下ストラップ部と、着用者の後頸部と後頭部との境界領域に沿って配置される後方ストラップ部と、を含み、前記顎下ストラップ部と前記後方ストラップ部が互いに接続されている、
請求項1に記載の保護装置。
【請求項5】
前記膨張ストラップは、頭部を保護するハーフ型のヘルメットを着用者に固定するための固定用ストラップの少なくとも一部によって形成されている、
請求項1から4の何れか一項に記載の保護装置。
【請求項6】
前記起動部は、所定の作動条件が成立したことを検知するための作動条件検知センサーを更に備え、
前記膨張源供給部及び前記起動部が前記ヘルメットに搭載されている、
請求項5に記載の保護装置。
【請求項7】
前記膨張源供給部及び前記起動部は、前記ヘルメットに対して着脱自在である、
請求項6に記載の保護装置。
【請求項8】
前記起動部は、前記ヘルメットが着用者の頭部に装着されているか否かを検知する装着状態検知センサーを更に備える、
請求項6に記載の保護装置。
【請求項9】
前記膨張ストラップは、前記膨張源が供給されない芯紐部を更に有し、当該芯紐部に接触した状態で前記膨張部が一体に設けられている、請求項1から4の何れか一項に記載の保護装置。
【請求項10】
前記膨張ストラップは、前記膨張部が外装材に包まれた状態で配置されており、
前記外装材は、着用者の肌に接触した態様で配置される第1外装主面部と、当該第1外装主面部に対向配置される第2外装主面部と、前記第1外装主面部及び前記第2外装主面
部を接続する一対の外装側面部と、を有し、
作動時における前記膨張部の膨張圧によって前記一対の外装側面部が破れ、或いは、前記第1外装主面部及び前記第2外装主面部のそれぞれに接続される各外装側面部の接続部が破壊されるように構成されている、
請求項1から4の何れか一項に記載の保護装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、頸部を保護する保護装置及び保護方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、自転車等の乗員の頭部を保護する保護装置としてヘルメットが広く知られているが、通常のヘルメットは頸椎を保護する機能は有していない。
【0003】
これに関連して、保護対象者の頸部を保護可能なエアバッグ装置も提案されている(例えば、特許文献1、2等を参照)。
【0004】
特許文献1には、着衣する被服の襟に膨張可能なエアバッグを取り付けたエアバッグ装置が開示されており、エアバッグによって利用者の首周りを保護することができるとされている。
【0005】
特許文献2には、保護対象者の頭部等を保護するエアバッグ装置であって、展開するエアバッグによって前頭部、側頭部、及び頭頂部等に加えて、首周り部も保護することの可能な技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
米国特許第10001346号明細書
特開2017-57540号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ところで、自転車の転倒時においては、その衝撃によって頸部と頭部との境界付近を中心に頭部あるいは頸部が急角度で折れ曲がり、これによって頸部がダメージを受けるケースが少なくない。したがって、転倒時における頸部を保護する保護装置としては、保護対象者における頸部と頭部との境界付近において、いち早く頭部および頸部の動きを拘束することが重要であると考えられる。しかしながら、従来のように、被服の襟に膨張可能なエアバッグを取り付けた場合、エアバッグの膨張は保護対象者における頸部と胴体との境界付近から開始される。そのため、頸部と頭部との境界付近をエアバッグが覆うまでに時間を要してしまい、迅速に頸部を保護することが難しくなる場合があると考えられる。また、エアバッグを被服の襟袖に取り付ける場合、例えば、被服のフード、あるいはリュックサックなどの荷物等によってエアバッグの展開が阻害されてしまう虞があり、実現性が低いとも考えられる。
【0008】
本開示の技術は、上記した実情に鑑みてなされたものであり、保護対象者の頸部を迅速に保護することの可能な技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するための本開示は、着用者の頸部を保護する保護装置であって、可撓性を有し、前記保護装置の作動前状態において着用者の頸部と頭部との境界領域の少なくとも一部に沿うように且つ着用者の肌に接触するように配置可能な膨張ストラップであって、前記保護装置の作動時に膨張源が供給されることによって膨張可能な膨張部を含む膨張ストラップと、前記膨張部に膨張源を供給する膨張源供給部と、前記膨張源供給部を起動することによって前記膨張部を膨張させる起動部と、を備え、作動時に前記膨張部が膨
張することによって着用者の頸部の動きを拘束する。
【0010】
また、前記膨張ストラップは、前記保護装置の作動前状態において着用者の前頸部と顎下部との境界領域に沿って配置される顎下ストラップ部を含んでいてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
簡易型帽子
7か月前
個人
遠赤外線放射帽子
6か月前
キヤノン株式会社
表示装置
1か月前
住友金属鉱山株式会社
頭用の保護具
7か月前
株式会社コカジ
帽子の製造方法
24日前
株式会社身体機能研究所
キャップ
2か月前
チョ、ソン ジェ
後方カメラ付き帽子
9か月前
株式会社SHOEI
ヘルメット
6か月前
ユニット株式会社
ヘルメット装着用表示具
7か月前
株式会社F2Fグループ
スマートヘルメット
1か月前
株式会社イエロー
帽子用内装材、帽子
8か月前
大阪シーリング印刷株式会社
接続部材
8か月前
DICプラスチック株式会社
ヘルメット
2か月前
大阪シーリング印刷株式会社
サンバイザー
8か月前
株式会社アーテック
折り畳み式ヘルメット
3日前
不二オフセット株式会社
サンバイザーシート
10か月前
株式会社Berry
頭蓋形状矯正ヘルメット
11か月前
日本遮熱株式会社
ヘルメットの遮熱構造
4か月前
個人
キャップに着脱自在な額付近に送気する冷却装置
10か月前
個人
帽子用サイズテープ、帽子、及び帽子用積層生地
8か月前
株式会社日進製作所
折り畳み式ヘルメット
5か月前
日本遮熱株式会社
ヘルメットの遮熱構造及びインナーキャップ
3か月前
株式会社SHOEI
シート取付構造及びヘルメット
11か月前
株式会社谷沢製作所
産業用安全帽
11か月前
株式会社谷沢製作所
産業用安全帽
11か月前
株式会社谷沢製作所
産業用安全帽
11か月前
株式会社トーアボージン
防災面
9か月前
国立株式会社
防塵フード、インナーキャップ及び頭巾
11か月前
個人
活動帽用防水カバー
9か月前
美津濃株式会社
水泳用キャップ
18日前
株式会社ダイセル
保護装置及び保護方法
24日前
株式会社ダイセル
保護装置及び保護方法
8か月前
株式会社三宅デザイン事務所
帽子
2か月前
DIC株式会社
ヘルメット
9か月前
株式会社サンロード
眉毛カバー付き衛生キャップ
2か月前
株式会社Borderless
ヘルメットマウント
8か月前
続きを見る
他の特許を見る