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公開番号
2024086250
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-06-27
出願番号
2022201280
出願日
2022-12-16
発明の名称
ヘルメットの遮熱構造
出願人
日本遮熱株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
A42B
3/28 20060101AFI20240620BHJP(頭部に着用するもの)
要約
【課題】本発明は、ヘルメット帽体の内部に侵入する熱を阻止し、更にヘルメット帽体の内部を通気する事により、夏場でも熱中症になりにくく、かつ頭部が蒸れにくいヘルメットの遮熱構造を提供する。
【解決手段】ヘルメットの遮熱構造10は、後方に排気口3が形成されたヘルメット帽体1と、複数の貫通孔7が形成されたインナーキャップ2と、ヘルメット帽体1とインナーキャップ2との間に設けられる高反射率素材4とを備え、ヘルメット帽体1とインナーキャップ2との間に複数の吸気口8が形成され、かつインナーキャップ2とヘルメット帽体1との間に通気帯が形成され、吸気口8から吸気された空気及び貫通孔7から吸気された空気が通気帯を介して、排気口3から排出される。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
ヘルメット帽体と、このヘルメット帽体の内部に設けられるインナーキャップとを有するヘルメットに構築されるヘルメットの遮熱構造であって、
後方に排気口が形成された前記ヘルメット帽体と、
複数の貫通孔が形成されたインナーキャップ本体を有する前記インナーキャップと、
前記ヘルメット帽体と前記インナーキャップとの間に設けられるアルミホイル等輻射熱に対して高反射率の素材と、を備え、
前記ヘルメット帽体の内側部と前記インナーキャップの周縁部との間に複数の吸気口が形成され、かつ前記インナーキャップ本体と前記ヘルメット帽体との間に通気帯が形成され、
前記吸気口から吸気される前記ヘルメット帽体の外部の空気及び複数の前記貫通孔から吸気される前記インナーキャップの内側の空気が、前記通気帯を介して、前記排気口から排出される、
ことを特徴とするヘルメットの遮熱構造。
続きを表示(約 460 文字)
【請求項2】
前記インナーキャップ本体の外側に、前記インナーキャップ本体から突出して形成された突条部を有し、この突条部が前記ヘルメット帽体に当接されることで、前記インナーキャップ本体と前記ヘルメット帽体との間に、複数の前記通気帯が形成される、
ことを特徴とする請求項1に記載のヘルメットの遮熱構造。
【請求項3】
複数の前記貫通孔が、後方に向けて傾斜して形成されている、
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のヘルメットの遮熱構造。
【請求項4】
前記インナーキャップの周縁部の前方と側方に切込部が形成され、
前記吸気口が、前記切込部と前記ヘルメット帽体の内側部とによって構成される、
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のヘルメットの遮熱構造。
【請求項5】
前記排気口の開口部及び前記吸気口の開口部を封鎖するキャップが取り付けられた、
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のヘルメットの遮熱構造。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ヘルメット帽体を通して頭部に照射される輻射熱を阻止し、更にヘルメット帽体内を通気する事により、夏場でも熱中症になりにくく、頭部が蒸れにくいヘルメットの遮熱構造を提供する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、表面に遮熱塗装されたヘルメット、ヘルメット帽体の材料に反射性能を持たせた素材(例えば、ガラスビーズや酸化チタン等)を混錬したもの、内部に遮熱材が設けられた帽子等が開示されている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6840417号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
表面に遮熱塗装をしたヘルメットが使用されている。最も熱量の大きい太陽からの輻射熱を阻止するには、ヘルメット帽体の外側に遮熱塗装をする事は効果的である。しかしながら、遮熱塗装は反射性能が十分でなく、年数が経つと性能が大幅に低下するというデメリットがある。又、ヘルメット帽体の表面に塗装されている為、傷や摩耗による性能の低下も問題である。
【0005】
ヘルメット帽体の材料に、反射性能を持たせた素材、例えばガラスビーズや酸化チタン等を混錬しているものがある。ヘルメット帽体の樹脂に反射材を練り込んだものは、遮熱塗装より効果的と言われている。しかし、一般のヘルメットの帽体内温度が75℃位の時遮熱塗装は66℃位でその差は9℃位である。表面温度も高く、温度低下もそれほど大きくない。従って、ヘルメット帽体の材料に、反射性能を持たせた素材、例えばガラスビーズや酸化チタン等を混錬しているものも暑さを回避するには充分とは言えない。
【0006】
内部に直接遮熱材が貼られたヘルメット帽体もある。直接貼る方法は、遮熱材の低放射性能を利用したもので、貼ると帽体内の表面温度が大幅に低下する。しかしながら、ヘルメットは太陽ともう一つ頭部という二つの熱源がある。帽体内の表面温度が低下すると、今度は頭部から帽体に向かって輻射熱が放射、この熱が遮熱材に反射され結果的には使用者の頭に戻ってくる。従って、使用者自身の熱で自身を暑くし、頭部が蒸れてしまうという問題がある。
【0007】
本発明は、ヘルメット帽体の内部に侵入する熱を阻止し、夏場でも熱中症になりにくく、かつ頭部が蒸れにくいヘルメットの遮熱構造を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係るヘルメットの遮熱構造は、ヘルメット帽体と、このヘルメット帽体の内部に設けられるインナーキャップとを有するヘルメットに構築される。そして、後方に排気口が形成されたヘルメット帽体と、複数の貫通孔が形成されたインナーキャップ本体を有するインナーキャップと、ヘルメット帽体とインナーキャップとの間に設けられるアルミホイル等輻射熱に対して高反射率の素材と、を備え、ヘルメット帽体の内側部とインナーキャップの周縁部との間に複数の吸気口が形成され、かつインナーキャップ本体とヘルメット帽体との間に通気帯が形成され、吸気口から吸気されたヘルメット帽体の外部の空気及び複数の貫通孔から吸気されたインナーキャップの内側の空気が、通気帯を介して、排気口から排出されることを特徴とする。
【0009】
本発明に係るヘルメットの遮熱構造は、インナーキャップ本体の外側に、インナーキャップ本体から突出して形成された突条部を有し、この突条部がヘルメット帽体に当接されることで、インナーキャップ本体とヘルメット帽体との間に、複数の通気帯が形成されることを特徴とする。
【0010】
本発明に係るヘルメットの遮熱構造は、複数の貫通孔が、後方に向けて傾斜して形成されていることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
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