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公開番号
2024151186
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-24
出願番号
2023064378
出願日
2023-04-11
発明の名称
画像形成装置
出願人
ブラザー工業株式会社
代理人
弁理士法人ネクスト
主分類
B41J
29/38 20060101AFI20241017BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】画像形成装置のモードに応じて準備動作を実行できる画像形成装置を提供すること。
【解決手段】プリンタ1のサブCPU92は、オフモード中にフロントカバー2aの開放動作を検出した場合、フラグCFG1=1を記憶する。サブCPU92は、オフモードから通常モードへ切り替える際、オフモードフラグOFFFG=0とする(S207)。サブCPU92は、起動処理において、OFFFG=1であれば(S11:NO)、オフモードに切り替え(S19)、OFFFG=0であれば(S11:YES)、準備動作を実行する(S13)。また、サブCPU92は、起動処理において、フラグCFG1=1であれば(S14:YES)、準備動作を実行し(S13)、フラグCFG1=1でない場合(S14:NO)、準備動作を実行しない。
【選択図】 図4
特許請求の範囲
【請求項1】
本体筐体と、
前記本体筐体に形成された開口を覆うカバーと、
前記カバーの開放動作を検出するカバー検出部と、
シートに画像を形成する画像形成部と、
制御部と、
外部電源と接続可能な電源ケーブルが接続され、前記電源ケーブルから供給される電力に基づいて、前記画像形成部に駆動電力を供給する電源部と、
不揮発性メモリと、
を備え、
前記制御部は、
前記電源部から前記画像形成部へ電力を供給する通常モードを実行し、前記カバーの開放動作を前記カバー検出部により検出することに基づいて前記画像形成部の準備動作を実行する通常モード処理であって、前記通常モードから、前記通常モードに比べて消費電力の低減を図るオフモードへ切り替える際、前記不揮発性メモリにオフモードフラグを記憶する通常モード処理と、
前記オフモードを実行するオフモード処理であって、前記カバーの開放動作を前記カバー検出部により検出した場合、前記不揮発性メモリに第1フラグを記憶するオフモード処理であって、前記オフモードから前記通常モードへ切り替える際、前記不揮発性メモリの前記オフモードフラグを削除するオフモード処理と、
前記制御部の起動時において、前記通常モード、又は、前記オフモードに移行するように切り替える起動処理と、
を実行し、
前記起動処理において、
前記電源ケーブルを前記外部電源に接続したことによる前記電源部の立ち上がりに伴い前記制御部が起動する第1の場合において、
(イ)前記不揮発性メモリに前記オフモードフラグが記憶されている場合、前記オフモードに移行するように制御し、
(ロ)前記不揮発性メモリに前記オフモードフラグが記憶されていない場合、前記前記準備動作を実行して前記通常モードに移行し、
前記オフモード処理による前記オフモードから前記通常モードへの切り替えに伴い前記制御部が起動する第2の場合において、
(ハ)前記不揮発性メモリに前記第1フラグが記憶されている場合、前記準備動作を実行して通常モードに移行し、
(二)前記不揮発性メモリに前記第1フラグが記憶されていない場合、前記準備動作を実行せずに前記通常モードに移行する、画像形成装置。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
前記制御部は、
前記オフモード処理を開始する前の状態が前記オフモードである場合、当該オフモード処理を開始した後、前記不揮発性メモリに第2フラグを記憶し、
前記起動処理において、
前記不揮発性メモリに前記オフモードフラグが記憶されておらず、且つ、前記不揮発性メモリに前記第2フラグが記憶されている場合、前記準備動作を実行して前記通常モードに移行し、
前記不揮発性メモリに前記オフモードフラグ及び前記第2フラグが記憶されておらず、且つ、前記不揮発性メモリに前記第1フラグが記憶されている場合、前記準備動作を実行して前記通常モードに移行し、
前記不揮発性メモリに前記オフモードフラグ、前記第2フラグ、及び前記第1フラグが記憶されていない場合、前記準備動作を実行せずに前記通常モードに移行する、請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
更に、揮発性メモリを備え、
前記制御部は、
前記起動処理において、
前記第1の場合であって、且つ、前記不揮発性メモリに前記オフモードフラグが記憶されている場合、前記揮発性メモリに前記第2フラグを記憶したのち、前記オフモードに移行するように制御し、
前記オフモード処理において、
前記揮発性メモリに前記第2フラグが記憶されている場合、前記カバー検出部による前記カバーの開放動作の検出を実行せず、前記揮発性メモリに前記第2フラグが記憶されていない場合、前記カバー検出部による前記カバーの開放動作の検出を実行し、前記カバーの開放動作を前記カバー検出部により検出した場合、前記揮発性メモリに前記第1フラグを記憶し、
前記オフモードから前記通常モードへ切り替える際に、前記揮発性メモリに記憶された前記第2フラグ及び前記第1フラグの情報を前記不揮発性メモリに記憶する、請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
更に、前記制御部とは別の第2制御部を備え、
前記第2制御部は、
前記起動処理において、前記制御部を起動し、
前記不揮発性メモリに前記オフモードフラグが記憶されていない場合、前記第2制御部による前記画像形成部以外の制御を実行し、前記不揮発性メモリに前記オフモードフラグが記憶されている場合、当該第2制御部をサスペンド状態に切り替える、請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記第2制御部は、
前記第2制御部による前記画像形成部以外の制御を実行中、前記通常モードから前記オフモードへ切り替える条件が成立するか否かを判断し、前記通常モードから前記オフモードへ切り替える条件が成立したと判断した場合、前記制御部に対して前記オフモードへ切り替える指示を実行する、請求項4に記載の画像形成装置。
【請求項6】
更に、電源スイッチを備え、
前記第2制御部は、
前記通常モードにおいて、前記電源スイッチの押下げを検出する条件、及び印刷ジョブを所定時間だけ受け付けない条件のうち、少なくとも一方の条件が成立した場合、前記通常モードから前記オフモードへ切り替える条件が成立したと判断し、前記制御部に対して前記オフモードへ切り替える指示を実行する、請求項5に記載の画像形成装置。
【請求項7】
更に、電源スイッチを備え、
前記制御部は、
前記オフモード処理において、前記電源スイッチの押下げを検出した場合、前記起動処理を実行する、請求項1記載の画像形成装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本願は、画像形成装置における準備動作を実行する技術に関するものである。
続きを表示(約 3,400 文字)
【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、電源部の起動時に準備動作の実行を判断する画像形成装置について記載されている。準備動作とは、例えば、現像カートリッジの交換を判断する新品検出動作などの装置の準備を行う動作である。特許文献1の画像形成装置は、AC電源から電源部に対する電力の供給が停止された後、電力の供給が再開された際に、AC電源の交流電圧の立ち上がりを検出すると、立ち上がりの履歴をレジスタに記憶する。画像形成装置は、レジスタに立ち上がりの履歴が記憶されている場合、又は、交流電圧の供給が停止された期間にフロントカバーがオープンされた場合には、準備動作を実行する。また、画像形成装置は、レジスタに立ち上がり履歴が記憶されておらず、且つ、交流電圧の供給が停止された期間にフロントカバーがオープンされていない場合には、準備動作を実行しない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-173547号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の画像形成装置は、通常動作を実行する通常モードの他に、消費電力の低減を図るオフモードを備えている。特許文献1の画像形成装置は、電源部が動作を開始する前のモードが通常モードであっても、オフモードであっても、電源部の動作の開始時において、一律に、立ち上がりの履歴及びカバーオープンの有無の判断結果に基づく準備動作を実行する虞があった。このため、準備動作を実行する判断処理において改善の余地があった。
【0005】
本願は、上記の課題に鑑み提案されたものであって、画像形成装置のモードに応じて準備動作を実行できる画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本願の画像形成装置は、本体筐体と、前記本体筐体に形成された開口を覆うカバーと、前記カバーの開放動作を検出するカバー検出部と、シートに画像を形成する画像形成部と、制御部と、外部電源と接続可能な電源ケーブルが接続され、前記電源ケーブルから供給される電力に基づいて、前記画像形成部に駆動電力を供給する電源部と、不揮発性メモリと、を備え、前記制御部は、前記電源部から前記画像形成部へ電力を供給する通常モードを実行し、前記カバーの開放動作を前記カバー検出部により検出することに基づいて前記画像形成部の準備動作を実行する通常モード処理であって、前記通常モードから、前記通常モードに比べて消費電力の低減を図るオフモードへ切り替える際、前記不揮発性メモリにオフモードフラグを記憶する通常モード処理と、前記オフモードを実行するオフモード処理であって、前記カバーの開放動作を前記カバー検出部により検出した場合、前記不揮発性メモリに第1フラグを記憶するオフモード処理であって、前記オフモードから前記通常モードへ切り替える際、前記不揮発性メモリの前記オフモードフラグを削除するオフモード処理と、前記制御部の起動時において、前記通常モード、又は、前記オフモードに移行するように切り替える起動処理と、を実行し、前記起動処理において、前記電源ケーブルを前記外部電源に接続したことによる前記電源部の立ち上がりに伴い前記制御部が起動する第1の場合において、(イ)前記不揮発性メモリに前記オフモードフラグが記憶されている場合、前記オフモードに移行するように制御し、(ロ)前記不揮発性メモリに前記オフモードフラグが記憶されていない場合、前記前記準備動作を実行して前記通常モードに移行し、前記オフモード処理による前記オフモードから前記通常モードへの切り替えに伴い前記制御部が起動する第2の場合において、(ハ)前記不揮発性メモリに前記第1フラグが記憶されている場合、前記準備動作を実行して通常モードに移行し、(二)前記不揮発性メモリに前記第1フラグが記憶されていない場合、前記準備動作を実行せずに前記通常モードに移行する。
【0007】
これによれば、制御部は、起動処理において、電源ケーブルを外部電源に接続したことによる電源部の立ち上がりに伴い制御部が起動する第1の場合であって、オフモードフラグが記憶されている場合、準備動作を実行せずに、オフモードに移行する。一方、制御部は、オフモードフラグが記憶されていない場合、準備動作を実行し、通常モードへ移行する準備動作を実行する。オフモード中は、準備動作を実行せずに、オフモードから通常モードへ切り替わるタイミングで準備動作を実行できる。また、制御部は、オフモード処理によるオフモードから通常モードへの切り替えに伴い制御部が起動する第2の場合において、第1フラグが記憶されている場合、即ち、オフモード中にカバーの開放動作を検出していた場合、準備動作を実行する。一方、制御部は、第1フラグが記憶されていない場合、準備動作を実行しない。従って、オフモード中にカバーが開けられた場合に準備動作を実行できる。結果として、画像形成装置の通常モード、オフモードの切り替えやカバーの開閉に応じて準備動作を実行できる。
【0008】
また、前記制御部は、前記オフモード処理を開始する前の状態が前記オフモードである場合、当該オフモード処理を開始した後、前記不揮発性メモリに第2フラグを記憶し、前記起動処理において、前記不揮発性メモリに前記オフモードフラグが記憶されておらず、且つ、前記不揮発性メモリに前記第2フラグが記憶されている場合、前記準備動作を実行して前記通常モードに移行し、前記不揮発性メモリに前記オフモードフラグ及び前記第2フラグが記憶されておらず、且つ、前記不揮発性メモリに前記第1フラグが記憶されている場合、前記準備動作を実行して前記通常モードに移行し、前記不揮発性メモリに前記オフモードフラグ、前記第2フラグ、及び前記第1フラグが記憶されていない場合、前記準備動作を実行せずに前記通常モードに移行する、構成としても良い。
【0009】
これによれば、オフモード処理を開始する前の状態がオフモードである場合、例えば、オフモード中に電源ケーブルの抜き差しが発生し、再度起動してオフモードが維持される場合、開始後のオフモード処理において第2フラグを記憶することで、起動処理において、通常モードへの切り替え時に準備動作を実行する。換言すれば、このような状況では、現像カートリッジ等の交換が発生した可能性が高いものとして準備動作を実行する。従って、第2フラグを、電源ケーブルの抜き差しが発生したことを示すフラグとして用いることで、オフモード中に電源ケーブルの抜き差しが発生した場合、オフモードから通常モードへ切り替わる際に準備動作を実行できる。また、第2フラグが記憶されていない場合でも、カバーの開放動作の検出を示す第1フラグを記憶することで、起動処理において、準備動作を実行する。従って、電源ケーブルの抜き差しが発生しない場合でも、カバーの開放に応じて準備動作を実行できる。そして、起動処理において、第1及び第2フラグが記憶されていない場合、準備動作を実行しない。従って、第1及び第2フラグによって準備動作を実行する条件を設定できる。
【0010】
また、更に、揮発性メモリを備え、前記制御部は、起動処理において、前記第1の場合であって、且つ、前記不揮発性メモリに前記オフモードフラグが記憶されている場合、前記揮発性メモリに前記第2フラグを記憶したのち、前記オフモードに移行するように制御し、前記オフモード処理において、前記揮発性メモリに前記第2フラグが記憶されている場合、前記カバー検出部による前記カバーの開放動作の検出を実行せず、前記揮発性メモリに前記第2フラグが記憶されていない場合、前記カバー検出部による前記カバーの開放動作の検出を実行し、前記カバーの開放動作を前記カバー検出部により検出した場合、前記揮発性メモリに前記第1フラグを記憶し、前記オフモードから前記通常モードへ切り替える際に、前記揮発性メモリに記憶された前記第2フラグ及び前記第1フラグの情報を前記不揮発性メモリに記憶する、構成としても良い。
(【0011】以降は省略されています)
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