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公開番号
2024165891
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-28
出願番号
2023082469
出願日
2023-05-18
発明の名称
画像形成装置
出願人
ブラザー工業株式会社
代理人
弁理士法人ネクスト
主分類
G03G
21/00 20060101AFI20241121BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】本願は、帯電ローラから感光体ドラムに流れる帯電電流を取得することが可能となる技術を提供する。
【解決手段】CPU101は、画像形成実行前に、所定の帯電電圧値における現像電圧V_DEVと現像電流I_DEVとの関係式を予め決定し、画像形成実行時において帯電電圧印加回路170が生成する帯電電圧の値を決定する際、画像形成条件によって決定された現像電圧値と関係式とから現像電圧印加回路190側に流れる現像電流値を推定し、推定した現像電流I_DEV値と、帰還電流検出回路180により検出された帰還電流I_Returnの値とに基づいて帯電電流I_CHGを取得し、取得した帯電電流I_CHG値が設定範囲内となるように、帯電電圧印加回路170が生成する帯電電圧を変更する。
【選択図】 図4
特許請求の範囲
【請求項1】
帯電ローラと、
前記帯電ローラにより帯電された表面に静電潜像が形成される感光体ドラムであって、グランドに電気的に接続された感光体ドラムと、
前記感光体ドラムの表面に形成された静電潜像に現像剤を担持させて静電潜像を現像する現像ローラと、
一端から電圧を発生するトランスを有し、前記電圧に基づいて帯電電圧を生成し、生成した前記帯電電圧を前記帯電ローラに印加する帯電電圧印加回路と、
前記現像ローラに現像電圧を印加する、前記グランドに電気的に接続された現像電圧印加回路であって、前記帯電電圧印加回路により生成された前記帯電電圧を、前記グランドの電位を基準として分圧して、前記現像電圧を生成する現像電圧印加回路と、
前記帯電ローラに流れる帯電電流と前記現像電圧印加回路側に流れる現像電流との和電流を検出電流として検出する電流検出回路と、
制御部と、
を備え、
前記制御部は、
画像形成実行前に、所定の帯電電圧値における前記現像電圧と前記現像電流との関係式を予め決定し、
画像形成実行時において前記帯電電圧印加回路が生成する帯電電圧の値を決定する際、画像形成条件によって決定された現像電圧値と前記関係式とから前記現像電圧印加回路側に流れる現像電流値を推定し、推定した前記現像電流値と、前記電流検出回路により検出された前記検出電流の値とに基づいて帯電電流値を取得し、取得した前記帯電電流値が第1帯電電流値となるように、前記帯電電圧印加回路が生成する帯電電圧を変更する、
ことを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記制御部は、
画像形成実行前に、
前記帯電電圧印加回路が所定の帯電電圧値を生成するような制御信号を出力した状態で、前記現像電圧印加回路に対して所定の現像電圧値を生成させる印加制御を行って、前記電流検出回路から検出電流を取得し、取得した前記検出電流の値から現像電流値を算出する処理を、前記所定の現像電圧値を変更しながら複数回実行し、前記現像電圧と前記現像電流との関係式を決定する、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記制御部は、
前記画像形成装置への電源オン時に、前記現像電圧と前記現像電流との関係式の決定を実行する、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記電流検出回路は、
前記トランスの他端と電気的に接続され、前記グランドから前記トランスの前記他端に向けて流れる帰還電流を前記検出電流として検出する、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記電流検出回路は、
前記帯電電圧印加回路の出力側に流れる電流を前記検出電流として検出する、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記制御部は、
前記現像電圧印加回路が生成する前記現像電圧を変更するときに、前記帯電電圧印加回路が生成する帯電電圧の値の決定を実行する、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記制御部は、
各ページの画像形成が終了後、前記現像電圧印加回路が生成する前記現像電圧を変更する場合、その次のページの画像形成実行前に、前記帯電電圧印加回路が生成する帯電電圧の値の決定を実行する、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記現像ローラの状態を、前記現像ローラが前記感光体ドラムに圧接した状態と、前記現像ローラが前記感光体ドラムから離間した離間状態とに切り替える切替機構、
をさらに備え、
前記制御部は、
前記切替機構により前記現像ローラを前記離間状態に切り替えた後、前記現像電圧と前記現像電流との関係式の決定を実行する、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記制御部は、
前記現像電圧印加回路が生成する前記現像電圧を変更するときに、前記切替機構により前記現像ローラを前記離間状態に切り替えた後、前記帯電電圧印加回路が生成する帯電電圧の値の決定を実行する、
ことを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
【請求項10】
前記制御部は、
各ページの画像形成が終了後、前記現像電圧印加回路が生成する前記現像電圧を変更する場合、その次のページの画像形成実行前に、前記切替機構により前記現像ローラを前記離間状態に切り替えた後、前記帯電電圧印加回路が生成する帯電電圧の値の決定を実行する、
ことを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本願は、帯電ローラにより感光体ドラムの表面に静電潜像を形成する技術に関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、スコロトロン型帯電器を用いて感光体ドラムの表面を帯電するようにした画像形成装置が記載されている。この画像形成装置は、スコロトロン型帯電器を構成するグリッドに流れるグリッド電流を測定することで、その帯電器から感光体ドラムに向けて流れる帯電電流に相当する物理量を取得するようにしている。さらに、この画像形成装置は、昇圧・平滑整流回路により生成された帯電電圧を分圧して現像電圧を生成し、現像ローラに印加するようにしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-250232号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の画像形成装置において、スコロトロン型帯電器に替えて帯電ローラを用いて感光体ドラムの表面を帯電するようにした場合、帯電ローラにはスコロトロン型帯電器のようなグリッドが存在しないので、帯電ローラに流れる帯電電流と現像ローラに流れる現像電流との和電流の値しか測定できない。このため、帯電ローラが正常に帯電されているか否かを示す帯電電流のみを検出することができない。
【0005】
本願は、帯電ローラから感光体ドラムに流れる帯電電流を取得することが可能となる技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本願の画像形成装置は、帯電ローラと、帯電ローラにより帯電された表面に静電潜像が形成される感光体ドラムであって、グランドに電気的に接続された感光体ドラムと、感光体ドラムの表面に形成された静電潜像に現像剤を担持させて静電潜像を現像する現像ローラと、一端から電圧を発生するトランスを有し、電圧に基づいて帯電電圧を生成し、生成した帯電電圧を帯電ローラに印加する帯電電圧印加回路と、現像ローラに現像電圧を印加する、グランドに電気的に接続された現像電圧印加回路であって、帯電電圧印加回路により生成された帯電電圧を、グランドの電位を基準として分圧して、現像電圧を生成する現像電圧印加回路と、帯電ローラに流れる帯電電流と現像電圧印加回路側に流れる現像電流との和電流を検出電流として検出する電流検出回路と、制御部と、を備え、制御部は、画像形成実行前に、所定の帯電電圧値における現像電圧と現像電流との関係式を予め決定し、画像形成実行時において帯電電圧印加回路が生成する帯電電圧の値を決定する際、画像形成条件によって決定された現像電圧値と関係式とから現像電圧印加回路側に流れる現像電流値を推定し、推定した現像電流値と、電流検出回路により検出された検出電流の値とに基づいて帯電電流値を取得し、取得した帯電電流値が第1帯電電流値となるように、帯電電圧印加回路が生成する帯電電圧を変更する、ことを特徴とする。
【0007】
本願の画像形成装置では、帯電ローラから感光体ドラムに流れる帯電電流を取得することが可能となる。そして、取得した帯電電流値が第1帯電電流値となるように、帯電電圧印加回路が生成する帯電電圧を変更するようにしたので、帯電ローラを正常に帯電された状態に維持することができる。
【0008】
また、制御部は、画像形成実行前に、帯電電圧印加回路が所定の帯電電圧値を生成するような制御信号を出力した状態で、現像電圧印加回路に対して所定の現像電圧値を生成させる印加制御を行って、電流検出回路から検出電流を取得し、取得した検出電流の値から現像電流値を算出する処理を、所定の現像電圧値を変更しながら複数回実行し、現像電圧と現像電流との関係式を決定する、ことを特徴とする。
【0009】
このように、取得した値から現像電流値を算出する処理を、所定の現像電圧値を変更しながら複数回実行し、現像電圧と現像電流との関係式を決定するようにしたので、現像電圧と現像電流との関係式をより正確に決定することができる。
【0010】
また、制御部は、画像形成装置への電源オン時に、現像電圧と現像電流との関係式の決定を実行する、ことを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
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