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公開番号
2024151116
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-24
出願番号
2023064257
出願日
2023-04-11
発明の名称
熱交換器
出願人
フタバ産業株式会社
代理人
名古屋国際弁理士法人
主分類
H01L
23/36 20060101AFI20241017BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】熱交換器において、対象物との熱交換効率を向上させやすくするための技術を提供する。
【解決手段】熱交換器は、第1板部材と、第2板部材と、熱交換部材と、を備える。第1板部材は、板状の部材である。第2板部材は、第1板部材に対面するように配置され、第1板部材との間に熱交換媒体が通過する流路を形成する板状の部材である。熱交換部材は、熱交換媒体が通過可能な空隙が形成された部材であって、第1板部材及び第2板部材に当接するように流路内に配置された部材である。また、熱交換部材は、当該熱交換部材において周囲の部分よりも密度が高い部分である少なくとも1つの密部を有する。少なくとも1つの密部における厚さ方向に沿った寸法は、熱交換部材における厚さ方向に沿った寸法よりも小さい。厚さ方向は、第1板部材から第2板部材へ向かう方向である。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
板状の部材である第1板部材と、
前記第1板部材に対面するように配置され、前記第1板部材との間に熱交換媒体が通過する流路を形成する板状の部材である第2板部材と、
前記熱交換媒体が通過可能な空隙が形成された部材であって、前記第1板部材及び前記第2板部材に当接するように前記流路内に配置された部材である熱交換部材と、
を備え、
前記熱交換部材は、当該熱交換部材において周囲の部分よりも密度が高い部分である少なくとも1つの密部を有し、
前記少なくとも1つの密部における、前記第1板部材から前記第2板部材へ向かう方向である厚さ方向に沿った寸法は、前記熱交換部材における、前記厚さ方向に沿った寸法よりも小さい、熱交換器。
続きを表示(約 370 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の熱交換器であって、
前記少なくとも1つの密部には、前記第1板部材に当接するように構成された第1密部と、前記第2板部材に当接するように構成された第2密部と、の少なくとも一方が含まれる、熱交換器。
【請求項3】
請求項2に記載の熱交換器であって、
前記少なくとも1つの密部には、前記第1密部と、前記第2密部と、の双方が含まれる、熱交換器。
【請求項4】
請求項3に記載の熱交換器であって、
前記第1密部及び前記第2密部は、前記厚さ方向から視て互いに重ならないように配置されている、熱交換器。
【請求項5】
請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の熱交換器であって、
前記熱交換部材は、繊維状の材料により構成されている、熱交換器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、熱交換器に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば特許文献1には、電気機器等の対象物を冷却するための熱交換器が記載されている。特許文献1に記載の熱交換器は、内部に冷媒が導入される収容体と、収容体内に配置された金属繊維シートと、を備える。金属繊維シートには、冷媒が通過可能な空隙が形成されている。特許文献1に記載の熱交換器は、収容体に当接した対象物との熱交換により、当該対象物を冷却する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許6639567号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、発明者の詳細な検討の結果、特許文献1に記載の熱交換器では、金属シート内において冷媒の流れが偏り、十分な熱交換効率を達成することが難しい場合があることが判明した。なお、このような問題は、対象物を冷却するための熱交換器だけでなく、対象物を加熱するための熱交換器においても同様に生じ得る。
【0005】
本開示の一局面は、熱交換器において、対象物との熱交換効率を向上させやすくするための技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様は、熱交換器であって、第1板部材と、第2板部材と、熱交換部材と、を備える。第1板部材は、板状の部材である。第2板部材は、第1板部材に対面するように配置され、第1板部材との間に熱交換媒体が通過する流路を形成する板状の部材である。熱交換部材は、熱交換媒体が通過可能な空隙が形成された部材であって、第1板部材及び第2板部材に当接するように流路内に配置された部材である。また、熱交換部材は、当該熱交換部材において周囲の部分よりも密度が高い部分である少なくとも1つの密部を有する。少なくとも1つの密部における厚さ方向に沿った寸法は、熱交換部材における厚さ方向に沿った寸法よりも小さい。厚さ方向は、第1板部材から第2板部材へ向かう方向である。
【0007】
このような構成によれば、熱交換部材において熱交換媒体の流れが偏ることを抑制することができる。したがって、対象物との熱交換効率を向上させやすくすることができる。
【0008】
本開示の一態様では、少なくとも1つの密部には、第1密部と、第2密部と、の少なくとも一方が含まれてもよい。第1密部は、第1板部材に当接するように構成されている。第2密部は、第2板部材に当接するように構成されている。
【0009】
本開示の一態様では、少なくとも1つの密部には、第1密部と、第2密部と、の双方が含まれてもよい。このような構成によれば、熱交換部材において熱交換媒体の流れが偏ることを一層抑制することができる。したがって、対象物との熱交換効率を一層向上させやすくすることができる。
【0010】
本開示の一態様では、第1密部及び第2密部は、厚さ方向から視て互いに重ならないように配置されていてもよい。このような構成によれば、第1密部及び第2密部が厚さ方向から視て互いに重なるように配置される構成と比較して、第1密部及び第2密部により熱交換媒体が流れにくくなることを抑制することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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