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公開番号
2024147245
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-16
出願番号
2023060142
出願日
2023-04-03
発明の名称
蒸発燃料処理装置
出願人
フタバ産業株式会社
代理人
名古屋国際弁理士法人
主分類
F02M
25/08 20060101AFI20241008BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約
【課題】蒸発燃料処理装置において、複雑な制御をしなくても、適正な濃度の蒸発燃料を供給できるようにする。
【解決手段】本開示の一態様の蒸発燃料処理装置は、第1接続部と、第2接続部と、第1収容部と、第2収容部と、を備える。第1接続部は、内燃機関に繋がる第1配管が接続されるように構成される。第2接続部は、燃料タンクに繋がる第2配管が接続されるように構成される。第1収容部は、第1接続部及び第2接続部と連通するように配置され、第1吸着材を収容するように構成される。第2収容部は、第1収容部を介して第1接続部と連通するように配置され、第2吸着材を収容するように構成される。第1吸着材による蒸発燃料の吸着能力は、第2吸着材による蒸発燃料の吸着能力よりも低く構成される。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
蒸発燃料処理装置であって、
内燃機関に繋がる第1配管が接続されるように構成された第1接続部と、
燃料タンクに繋がる第2配管が接続されるように構成された第2接続部と、
前記第1接続部及び前記第2接続部と連通するように配置され、第1吸着材を収容するように構成された第1収容部と、
前記第1収容部を介して前記第1接続部と連通するように配置され、第2吸着材を収容するように構成された第2収容部と、
を備え、
前記第1吸着材による蒸発燃料の吸着能力が、前記第2吸着材による蒸発燃料の吸着能力よりも低い
蒸発燃料処理装置。
続きを表示(約 810 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の蒸発燃料処理装置であって、
前記第1吸着材の体積は、前記第2吸着材の体積より小さく構成される
蒸発燃料処理装置。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載の蒸発燃料処理装置であって、
1つの筐体、及び少なくとも1つのフィルタをさらに備え、
前記第1収容部及び前記第2収容部は、前記1つの筐体の一部を構成し、
前記第1吸着材及び前記第2吸着材は、前記1つの筐体の内部で隣接し、かつ前記フィルタを介して互いに連通するように配置される
蒸発燃料処理装置。
【請求項4】
請求項3に記載の蒸発燃料処理装置であって、
前記第1接続部及び前記第2接続部は、前記筐体の同一面にて隣接して配置される
蒸発燃料処理装置。
【請求項5】
請求項4に記載の蒸発燃料処理装置であって、
前記フィルタは、前記第1接続部及び前記第2接続部が隣接して配置される面である前記筐体の外壁面と平行に配置される
蒸発燃料処理装置。
【請求項6】
請求項3に記載の蒸発燃料処理装置であって、
前記筐体の内部において、前記第1接続部側の空間と、前記第2接続部側の空間とを隔てるように構成された仕切板、
をさらに備える蒸発燃料処理装置。
【請求項7】
請求項1に記載の蒸発燃料処理装置であって、
前記第1収容部を備える第1筐体と、
前記第2収容部を備える第2筐体と、
をさらに備え、
前記第1筐体は、前記第1収容部と前記第2収容部とを接続するための接続管が繋がる第3接続部と、前記第1接続部とを備え、
前記第2筐体は、前記接続管が繋がる第4接続部と、前記第2接続部とを備える
蒸発燃料処理装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、蒸発燃料処理装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、下記特許文献1には、蒸発燃料が大気へ漏洩することを抑制するために、大気と連通する室に相対的に吸着能力が低い吸着材を配置するという技術が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-083871号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記特許文献1の技術では、キャニスタから蒸発燃料を内燃機関に供給するパージ動作の初期に、蒸発燃料の濃度が濃くなりやすいという課題が見出された。パージ動作の初期に、蒸発燃料の濃度を適正にするためには、パージエアの供給量を低減させる等の制御が必要となり、制御が複雑になりやすい。
【0005】
本開示の1つの局面は、蒸発燃料処理装置において、複雑な制御をしなくても、適正な濃度の蒸発燃料を供給できるようにすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様は、蒸発燃料処理装置である。蒸発燃料処理装置は、第1接続部と、第2接続部と、第1収容部と、第2収容部と、を備える。
第1接続部は、内燃機関に繋がる第1配管が接続されるように構成される。第2接続部は、燃料タンクに繋がる第2配管が接続されるように構成される。第1収容部は、第1接続部及び第2接続部と連通するように配置され、第1吸着材を収容するように構成される。第2収容部は、第1収容部を介して第1接続部と連通するように配置され、第2吸着材を収容するように構成される。第1吸着材による蒸発燃料の吸着能力は、第2吸着材による蒸発燃料の吸着能力よりも低く構成される。
【0007】
ここで、蒸発燃料処理装置から内燃機関に蒸発燃料を供給することをパージ動作と呼ぶ。本開示の構成では、パージ動作の初期に第1接続部に供給される燃料蒸気は、主として第1吸着材から離脱した燃料蒸気となる。本開示の構成によれば、第1吸着材は吸着能力が低いため、第1吸着材による蒸発燃料の吸着能力が高い場合よりも蒸発燃料の濃度が低くなる。よって、パージ動作の初期に濃度が高い燃料蒸気が供給されることを抑制できる。
【0008】
本開示の一態様では、第1吸着材の体積は、前記第2吸着材の体積より小さく構成されてもよい。
このような構成によれば、第1吸着材が吸着できる燃料の絶対量を減少させることができるので、パージ動作の初期に濃度が高い燃料蒸気が供給されることを抑制できる。
【0009】
本開示の一態様は、1つの筐体、及び少なくとも1つのフィルタをさらに備えてもよい。第1収容部及び第2収容部は、1つの筐体の一部を構成してもよい。第1吸着材及び第2吸着材は、1つの筐体の内部で隣接し、かつフィルタを介して互いに連通するように配置されてもよい。
このような構成によれば、1つの筐体内に、少なくとも1つのフィルタを挟むように第1吸着材及び第2吸着材を収容することができる。
【0010】
本開示の一態様では、第1接続部及び第2接続部は、筐体の同一面にて隣接して配置されてもよい。
このような構成によれば、同じ方向から蒸発燃料の吸着及び脱離をすることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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