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公開番号
2024156473
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-06
出願番号
2023070966
出願日
2023-04-24
発明の名称
マフラ
出願人
フタバ産業株式会社
代理人
名古屋国際弁理士法人
主分類
F01N
1/08 20060101AFI20241029BHJP(機械または機関一般;機関設備一般;蒸気機関)
要約
【課題】マフラの振動を抑制するのが望ましい。
【解決手段】マフラは、軸線に沿って延びる筒状の側壁を有するシェルと、インレットパイプと、第1及び第2壁部を有するステーとを備える。第1壁部は、インレットパイプにより貫通される穴部を有し、側壁に接合される。第2壁部は、第1壁部の端部から延出し、当接部と、補強部とを有する。当接部は、側壁の内周面における領域であって、軸線と略直交すると共に内周面に沿った方向である周方向に延びる領域である当接領域に当接し、当接領域に接合される。補強部は、周方向に沿って当接部に設けられ、当接部を補強する。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
車両に搭載されるよう構成されたマフラであって、
軸線に沿って延びる筒状の側壁と、前記側壁の両端を閉鎖するプレートとを有するシェルと、
前記側壁に設けられた排ガスの入口から、前記シェルの内部に突出するように設けられるインレットパイプと、
前記インレットパイプを支持するステーと、を備え、
前記ステーは、
前記インレットパイプにより貫通される穴部を有し、前記側壁に接合される板状の部位である第1壁部と、
前記第1壁部の端部から延出する板状の部位である第2壁部と、を備え、
前記第2壁部は、
前記側壁の内周面における領域であって、前記軸線と略直交すると共に前記内周面に沿った方向である周方向に延びる領域である当接領域に当接し、前記当接領域に接合される当接部と、
前記周方向に沿って前記当接部に設けられ、前記当接部を補強する補強部と、
を有するマフラ。
続きを表示(約 320 文字)
【請求項2】
請求項1に記載のマフラであって、
前記側壁における前記軸線に直交する断面は、長手方向に延びる形状であり、
前記側壁において、前記長手方向に沿って延びる部分を大R部とし、
前記当接領域は、前記大R部に設けられる
マフラ。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載のマフラであって、
前記補強部は、前記軸線の方向に対面する2つの壁状の部位を含む
マフラ。
【請求項4】
請求項3に記載のマフラであって、
前記補強部は、前記当接部における前記軸線の方向の両端から前記シェルの内部に向けて突出する壁状の部位である
マフラ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、マフラに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載されているように、マフラのシェルの内部に、インレットパイプを支持する板状の部材であるステーを設ける技術が知られている。該シェルにおける筒状の側壁は、断面が長円状であり、該断面の短手方向に延びる部分である2つの小R部と、該断面の長手方向に延びる部分である2つの大R部とを備える。そして、インレットパイプは、小R部に設けられた穴部から斜め上方にシェルの内部へと突出し、ステーを貫通する。また、ステーの両端は、それぞれ、小R部と大R部とに接合されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-115799号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1のマフラによれば、ステーによりインレットパイプが保持されるため、インレットパイプの振動を抑制できる。しかし、インレットパイプから排出された排ガスがシェルに衝突するため、排ガスの脈動等によりシェルが振動する恐れがある。
【0005】
本開示の一態様では、マフラの振動を抑制するのが望ましい。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様は、車両に搭載されるよう構成されたマフラであって、シェルと、インレットパイプと、ステーと、を備える。シェルは、軸線に沿って延びる筒状の側壁と、側壁の両端を閉鎖するプレートとを有する。インレットパイプは、側壁に設けられた排ガスの入口から、シェルの内部に突出するように設けられる。ステーは、インレットパイプを支持する。また、ステーは、第1壁部と、第2壁部と、を備える。第1壁部は、インレットパイプにより貫通される穴部を有し、側壁に接合される板状の部位である。第2壁部は、第1壁部の端部から延出する板状の部位である。また、第2壁部は、当接部と、補強部と、を有する。当接部は、側壁の内周面における領域であって、軸線と略直交すると共に内周面に沿った方向である周方向に延びる領域である当接領域に当接し、当接領域に接合される。補強部は、周方向に沿って当接部に設けられ、当接部を補強する。
【0007】
上記構成によれば、補強部により補強された当接部がシェルの側壁の内周面に当接しているため、側壁の剛性が向上する。したがって、マフラの振動を抑制できる。
本開示の一態様では、側壁における軸線に直交する断面は、長手方向に延びる形状であってもよい。側壁において、長手方向に沿って延びる部分を大R部としてもよい。当接領域は、大R部に設けられてもよい。
【0008】
上記構成によれば、補強部により補強された当接部がシェルの側壁における大R部の内周面に当接しているため、側壁の剛性を効果的に向上させることができる。したがって、より一層、マフラの振動を抑制できる。
【0009】
本開示の一態様では、補強部は、軸線の方向に対面する2つの壁状の部位を含んでもよい。
上記構成によれば、側壁の剛性を効果的に向上させることができる。したがって、より一層、マフラの振動を抑制できる。
【0010】
本開示の一態様では、補強部は、当接部における軸線の方向の両端からシェルの内部に向けて突出する壁状の部位であってもよい。
上記構成によれば、側壁の剛性を効果的に向上させることができる。したがって、より一層、マフラの振動を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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