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公開番号
2025096901
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-30
出願番号
2023212888
出願日
2023-12-18
発明の名称
故障判定装置、故障判定方法及びプログラム
出願人
いすゞ自動車株式会社
代理人
弁理士法人創光国際特許事務所
主分類
F01N
3/18 20060101AFI20250623BHJP(機械または機関一般;機関設備一般;蒸気機関)
要約
【課題】浄化装置の異常の有無を判定できるエンジンの負荷の範囲を広くする。
【解決手段】故障判定装置60は、エンジン10の負荷の状態を特定する特定部623と、排気路13に設けられた浄化装置30の上流側及び下流側の排気圧の差である差圧を検出する検出部622と、エンジン10の負荷が第1状態以上である際に検出部622が検出した第1差圧と、エンジン10の負荷が、第1状態よりも小さい第2状態である際に検出部622が検出した第2差圧と、の差が閾値未満である場合に、浄化装置30に異常があると判定する判定部624と、を有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
エンジンの負荷の状態を特定する特定部と、
排気流路に設けられた浄化装置の上流側及び下流側の排気圧の差である差圧を検出する検出部と、
前記エンジンの負荷が第1状態以上である際に前記検出部が検出した第1差圧と、前記エンジンの負荷が、前記第1状態よりも小さい第2状態である際に前記検出部が検出した第2差圧と、の差が閾値未満である場合に、前記浄化装置に異常があると判定する判定部と、
を有する故障判定装置。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記特定部は、前記エンジンを備える車両が高速道路と異なる道路を走行する際の前記エンジンの負荷の前記第1状態と、前記車両がアイドリング状態である際の前記エンジンの負荷の前記第2状態と、を特定する、
請求項1に記載の故障判定装置。
【請求項3】
前記特定部は、前記エンジンの回転数、トルク、排ガス流量及び燃料噴射量のうち少なくとも2つに基づいて、前記エンジンの負荷を特定する、
請求項1又は2に記載の故障判定装置。
【請求項4】
前記特定部は、前記エンジンの回転数と、前記エンジンのトルク又は燃料噴射量と、に対応する前記エンジンの負荷を特定する、
請求項1又は2に記載の故障判定装置。
【請求項5】
前記検出部は、前記浄化装置の上流側に設けられた第1センサが検出した第1排気圧と、前記浄化装置の下流側に設けられた第2センサが検出した第2排気圧と、の差圧を検出する、
請求項1に記載の故障判定装置。
【請求項6】
前記判定部は、前記エンジンの負荷が前記第1状態以上である時刻毎に検出した前記第1差圧の合計が第1合計値以上であり、かつ前記エンジンの負荷が前記第2状態である時刻毎に検出した前記第2差圧の合計が、前記第1合計値より小さい第2合計値以上である場合に、前記浄化装置に異常があるか否かを判定する、
請求項1に記載の故障判定装置。
【請求項7】
前記判定部は、複数の前記第1差圧の統計量と、複数の前記第2差圧の統計量と、の差が前記閾値未満である場合に、前記浄化装置に異常があると判定する、
請求項6に記載の故障判定装置。
【請求項8】
前記判定部は、前記浄化装置が捕集した粒子状物質を燃焼する処理が終了した時刻から所定の時間が経過した後に、前記浄化装置に異常があるか否かを判定する、
請求項1に記載の故障判定装置。
【請求項9】
プロセッサが実行する、
エンジンの負荷の状態を特定する特定工程と、
排気流路に設けられた浄化装置の上流側及び下流側の排気圧の差である差圧を検出する検出工程と、
前記エンジンの負荷が第1状態以上である際に前記検出工程において検出した第1差圧と、前記エンジンの負荷が、前記第1状態よりも小さい第2状態である際に前記検出工程において検出した第2差圧と、の差が閾値未満である場合に、前記浄化装置に異常があると判定する判定工程と、
を有する故障判定方法。
【請求項10】
プロセッサに、
エンジンの負荷の状態を特定するステップと、
排気流路に設けられた浄化装置の上流側及び下流側の排気圧の差である差圧を検出するステップと、
前記エンジンの負荷が第1状態以上である際に前記差圧を検出するステップにおいて検出した第1差圧と、前記エンジンの負荷が、前記第1状態よりも小さい第2状態である際に前記差圧を検出するステップにおいて検出した第2差圧と、の差が閾値未満である場合に、前記浄化装置に異常があると判定するステップと、
を実行させるためのプログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、故障判定装置、故障判定方法及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載のハイブリッド車両は、排気路に設けられた浄化装置の上流側の排気圧と当該浄化装置の下流側の排気圧との差圧が所定の差圧未満である場合に、浄化装置に異常があると判定する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-105354号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
浄化装置の上流側及び下流側の排気圧の差圧には、排気圧を検出するセンサ毎の誤差(いわゆる、バラつき)及び各センサの劣化に起因する誤差を含む。したがって、従来のハイブリッド車両においては、浄化装置の異常を検出する精度を高めるために、差圧に含まれる誤差の割合を少なくすることが望ましい。差圧に含まれる誤差の割合を少なくするためには、エンジンの負荷を大きい状態(いわゆる、高負荷の状態)にすることにより、差圧が大きい状態にすることが考えられるが、浄化装置の異常の有無を判定する際のエンジンの負荷の状態が限定されてしまうという問題が生じる。
【0005】
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、浄化装置の異常の有無を判定できるエンジンの負荷の範囲を広くすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1の態様に係る故障判定装置は、エンジンの負荷の状態を特定する特定部と、排気流路に設けられた浄化装置の上流側及び下流側の排気圧の差である差圧を検出する検出部と、前記エンジンの負荷が第1状態以上である際に前記検出部が検出した第1差圧と、前記エンジンの負荷が、前記第1状態よりも小さい第2状態である際に前記検出部が検出した第2差圧と、の差が閾値未満である場合に、前記浄化装置に異常があると判定する判定部と、を有する。
【0007】
前記特定部は、前記エンジンを備える車両が高速道路と異なる道路を走行する際の前記エンジンの負荷の前記第1状態と、前記車両がアイドリング状態である際の前記エンジンの負荷の前記第2状態と、を特定してもよい。
【0008】
前記特定部は、前記エンジンの回転数、トルク、排ガス流量及び燃料噴射量のうち少なくとも2つに基づいて、前記エンジンの負荷を特定してもよい。
【0009】
前記特定部は、前記エンジンの回転数と、前記エンジンのトルク又は燃料噴射量と、に対応する前記エンジンの負荷を特定してもよい。
【0010】
前記検出部は、前記浄化装置の上流側に設けられた第1センサが検出した第1排気圧と、前記浄化装置の下流側に設けられた第2センサが検出した第2排気圧と、の差圧を検出してもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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