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公開番号
2025114210
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-05
出願番号
2024008754
出願日
2024-01-24
発明の名称
内燃機関の制御装置、車両、内燃機関の制御方法、内燃機関の制御プログラム
出願人
いすゞ自動車株式会社
代理人
弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
主分類
F02D
41/30 20060101AFI20250729BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約
【課題】 燃料の供給を受ける前後において、より最適に内燃機関を制御可能な、内燃機関の制御装置を提供すること。
【解決手段】 内燃機関の制御装置のプロセッサは、燃料タンク内に第2の燃料が供給されてから内燃機関の動作に応じた期間、第2の燃料が供給される前の燃料タンク内の第1の燃料の燃料性状に応じた運転パラメータを用いて内燃機関を制御し、燃料タンク内に第2の燃料が供給されてから内燃機関の動作に応じた期間が経過した後、第1の燃料及び第2の燃料が混合された第3の燃料の燃料性状に応じた運転パラメータを用いて内燃機関を制御する。
【選択図】 図6
特許請求の範囲
【請求項1】
内燃機関を制御するプロセッサと、前記プロセッサが動作するための情報を記憶する記憶媒体とを備え、
前記プロセッサは、
燃料タンク内の第1の燃料の燃料性状と、前記燃料タンク内に第2の燃料が供給された後の前記燃料タンク内で前記第1の燃料及び前記第2の燃料が混合された第3の燃料の燃料性状を取得し、
前記燃料タンク内に前記第2の燃料が供給されてから前記内燃機関の動作に応じた期間、前記第1の燃料の燃料性状に応じた運転パラメータを用いて前記内燃機関を制御し、
前記燃料タンク内に前記第2の燃料が供給されてから前記内燃機関の動作に応じた期間が経過した後、前記第3の燃料の燃料性状に応じた運転パラメータを用いて前記内燃機関を制御する、
内燃機関の制御装置。
続きを表示(約 2,000 文字)
【請求項2】
前記内燃機関の動作に応じた期間は、前記第2の燃料が供給された直後の前記内燃機関の始動時から、前記燃料タンクと前記内燃機関のインジェクタとの間の前記第1の燃料が前記インジェクタから前記内燃機関の燃焼室に噴射し終えたと推定されるタイミングまでの期間である、
請求項1に記載の内燃機関の制御装置。
【請求項3】
前記プロセッサは、
前記燃料タンクと前記内燃機関のインジェクタとの間の前記燃料の流路内で、前記第1の燃料及び前記第3の燃料が混合され、前記インジェクタから前記内燃機関の燃焼室に噴射する第4の燃料の燃料性状を推定し、
前記第1の燃料の燃料性状に応じた運転パラメータを用いて前記内燃機関を制御した後、前記第3の燃料の燃料性状に応じた運転パラメータを用いて前記内燃機関を制御する前に、前記第4の燃料の燃料性状に応じた運転パラメータを用いて前記内燃機関を制御する、
請求項1又は請求項2に記載の制御装置。
【請求項4】
前記燃料タンクと、
前記燃料タンクに設けられ、前記燃料タンク内の前記燃料の残量を検知する燃料残量センサと、
前記燃料タンクから供給される前記燃料を前記内燃機関に噴射する前記内燃機関のインジェクタと、
前記燃料タンクに設けられ、又は、前記燃料タンクと前記インジェクタとの間の流路に設けられ、前記燃料タンクからの前記燃料を前記インジェクタに前記燃料タンク内よりも高圧にして供給するポンプと、
請求項1又は請求項2に記載の内燃機関の制御装置と、
を備える、車両。
【請求項5】
前記ポンプと前記インジェクタとの間に設けられる蓄圧部をさらに備える、
請求項4に記載の車両。
【請求項6】
燃料タンク内の第1の燃料の燃料性状と、前記燃料タンク内に第2の燃料が供給された後の前記燃料タンク内で前記第1の燃料及び前記第2の燃料が混合された第3の燃料の燃料性状を取得すること、
前記燃料タンク内に前記第2の燃料が供給されてから内燃機関の動作に応じた期間、前記第1の燃料の燃料性状に応じた運転パラメータを用いて前記内燃機関を制御すること、
前記燃料タンク内に前記第2の燃料が供給されてから前記内燃機関の動作に応じた期間が経過した後、前記第3の燃料の燃料性状に応じた運転パラメータを用いて前記内燃機関を制御すること、
を含む、内燃機関の制御方法。
【請求項7】
前記内燃機関の動作に応じた期間は、前記第2の燃料が供給された直後の前記内燃機関の始動時から、前記燃料タンクと前記内燃機関のインジェクタとの間の前記第1の燃料が前記インジェクタから前記内燃機関の燃焼室に噴射し終えたと推定されるタイミングまでの期間である、
請求項6に記載の内燃機関の制御方法。
【請求項8】
前記燃料タンクと前記内燃機関のインジェクタとの間の前記燃料の流路内で、前記第1の燃料及び前記第3の燃料が混合された、前記インジェクタから前記内燃機関の燃焼室に噴射する第4の燃料の燃料性状を推定すること、
前記第1の燃料の燃料性状に応じた運転パラメータを用いて前記内燃機関を制御した後、前記第3の燃料の燃料性状に応じた運転パラメータを用いて前記内燃機関を制御する前に、前記第4の燃料の燃料性状に応じた運転パラメータを用いて前記内燃機関を制御すること、
を含む、請求項6又は請求項7に記載の内燃機関の制御方法。
【請求項9】
燃料タンク内の第1の燃料の燃料性状と、前記燃料タンク内に第2の燃料が供給された後の前記燃料タンク内で前記第1の燃料及び前記第2の燃料が混合された第3の燃料の燃料性状を取得させ、
前記燃料タンク内に前記第2の燃料が供給されてから内燃機関の動作に応じた期間、前記第1の燃料の燃料性状に応じた運転パラメータを用いて前記内燃機関を制御させ、
前記燃料タンク内に前記第2の燃料が供給されてから前記内燃機関の動作に応じた期間が経過した後、前記第3の燃料の燃料性状に応じた運転パラメータを用いて前記内燃機関を制御させる、
ことをプロセッサに実行させる、内燃機関の制御プログラム。
【請求項10】
前記内燃機関の動作に応じた期間を、前記第2の燃料が供給された直後の前記内燃機関の始動時から、前記燃料タンクと前記内燃機関のインジェクタとの間の前記第1の燃料が前記インジェクタから前記内燃機関の燃焼室に噴射し終えたと推定されるタイミングまでの期間とする、
ことを前記プロセッサに実行させる、
請求項9に記載の内燃機関の制御プログラム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、内燃機関の制御装置、車両、内燃機関の制御方法、内燃機関の制御プログラムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば特許文献1には、燃料供給設備と燃料供給を受ける車両との間の通信により、燃料供給を受けた車両の燃料供給直後の燃料タンク内の燃料の残量及びその燃料性状とを検出し、燃料供給を受けた直後から、車両の内燃機関は、燃料供給後の燃料性状に基づいたものに変更されて制御されることが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-208700号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
燃料の供給を受けた直後、内燃機関の始動時には、燃料タンクと、内燃機関の燃焼室に最適な量の燃料を供給するインジェクタとの間に、燃料供給前の燃料が残っている。
【0005】
本発明は、燃料の供給を受ける前後において、より最適に内燃機関を制御可能な、内燃機関の制御装置、車両、内燃機関の制御方法、内燃機関の制御プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に係る内燃機関の制御装置は、内燃機関を制御するプロセッサと、前記プロセッサが動作するための情報を記憶する記憶媒体とを備える。前記プロセッサは、燃料タンク内の第1の燃料の燃料性状と、前記燃料タンク内に第2の燃料が供給された後の前記燃料タンク内で前記第1の燃料及び前記第2の燃料が混合された第3の燃料の燃料性状を取得し、前記燃料タンク内に前記第2の燃料が供給されてから前記内燃機関の動作に応じた期間、前記第1の燃料の燃料性状に応じた運転パラメータを用いて前記内燃機関を制御し、前記燃料タンク内に前記第2の燃料が供給されてから前記内燃機関の動作に応じた期間が経過した後、前記第3の燃料の燃料性状に応じた運転パラメータを用いて前記内燃機関を制御する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、燃料の供給を受ける前後において、より最適に内燃機関を制御可能な、内燃機関の制御装置、車両、内燃機関の制御方法、内燃機関の制御プログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態に係る車両制御システムを示す概略的なブロック図。
燃料タンク内の燃料性状を推定するためのフローチャート。
燃料タンクへの燃料供給前、後の燃料性状を示す概略図。
燃料性状に基づいて調整される内燃機関の制御マップを示す概略図。
実施形態に係る車両における、燃料供給直後の内燃機関の始動時の燃料タンクから内燃機関に設けられるインジェクタまでの燃料供給の流れを示す概略図。
実施形態に係る車両の制御装置を用いた、内燃機関の始動から、燃料タンクとインジェクタとの間の流路内の第1の燃料の消費を終えるまでの、内燃機関の運転パラメータの切り替えを行う際の制御フローを示す図。
変形例に係る車両における、燃料供給直後に内燃機関を始動し、第1の燃料を適宜に消費した後の燃料タンクから内燃機関に設けられるインジェクタまでの燃料供給の流れを示す概略図。
変形例に係る車両の制御装置を用いた、内燃機関の始動から、燃料タンクとインジェクタとの間の流路内の第1の燃料(第4の燃料中の第1の燃料を含む)の消費を終えるまでの、内燃機関の運転パラメータの切り替えを行う際の制御フローを示す図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の実施形態に係る、車両制御システム10について、図1から図6を用いて説明する。
【0010】
車両制御システム10は、燃料供給設備12と、車両14とを備える。
(【0011】以降は省略されています)
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