TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025102015
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-08
出願番号
2023219171
出願日
2023-12-26
発明の名称
船舶推進機、船舶および移動体
出願人
ヤマハ発動機株式会社
代理人
弁理士法人アルファ国際特許事務所
主分類
F01P
7/16 20060101AFI20250701BHJP(機械または機関一般;機関設備一般;蒸気機関)
要約
【課題】船舶推進機のエンジンの昇温速度を向上させる。
【解決手段】船舶推進機は、エンジンと、エンジンに供給されるオイルを貯留するオイルパンと、オイルパンの少なくとも一部を収容するケースと、船舶推進機に形成された冷却水流路に冷却水を送り出すポンプと、を備える。冷却水流路は、ポンプから送り出された冷却水が、オイルパンとケースとの間を通過した後、エンジンの周囲を通過するように構成された第1流路と、オイルパンとケースとの間において第1流路から分岐した第2流路であって、冷却水が、エンジンの周囲を通過しないように構成された第2流路と、を含む。船舶推進機は、さらに、第1流路に流入する冷却水の流量と、第1流路から流出する冷却水の流量と、の少なくとも一方を変更する流量変更機構を備える。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
船舶推進機であって、
エンジンと、
前記エンジンに供給されるオイルを貯留するオイルパンと、
前記オイルパンの少なくとも一部を収容するケースと、
前記船舶推進機に形成された冷却水流路に冷却水を送り出すポンプと、
を備え、
前記冷却水流路は、
前記ポンプから送り出された前記冷却水が、前記オイルパンと前記ケースとの間を通過した後、前記エンジンの周囲を通過するように構成された第1流路と、
前記オイルパンと前記ケースとの間において前記第1流路から分岐した第2流路であって、前記冷却水が、前記エンジンの周囲を通過しないように構成された第2流路と、を含み、
前記船舶推進機は、さらに、前記第1流路に流入する前記冷却水の流量と、前記第1流路から流出する前記冷却水の流量と、の少なくとも一方を変更する流量変更機構を備える、船舶推進機。
続きを表示(約 1,600 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の船舶推進機であって、さらに、
前記エンジンの燃焼室の近傍の温度と、前記燃焼室から排出される排気ガスが流れる排気管の温度と、前記オイルの温度と、前記冷却水の温度とのいずれかを測定する、少なくとも1つの温度センサを備える、船舶推進機。
【請求項3】
請求項2に記載の船舶推進機であって、さらに、
コントローラを備え、
前記コントローラは、前記流量変更機構を動作させることにより、
前記温度センサにより測定された温度が所定の値未満である場合に、前記第1流路に流入する前記冷却水の流量を第1の流量とし、
前記温度センサにより測定された温度が前記所定の値以上である場合に、前記第1流路に流入する前記冷却水の流量を、前記第1の流量よりも多い第2の流量とする、船舶推進機。
【請求項4】
請求項2に記載の船舶推進機であって、さらに、
コントローラを備え、
前記船舶推進機のアイドル状態において、前記コントローラは、
前記温度センサにより測定された温度が所定の値未満である場合に、前記エンジンの回転速度を第1の速度に切り替え、
前記温度センサにより測定された温度が前記所定の値以上である場合に、前記エンジンの回転速度を、前記第1の速度よりも低速の第2の速度に切り替える、船舶推進機。
【請求項5】
請求項2に記載の船舶推進機であって、
前記温度センサは、
前記燃焼室の近傍の温度を測定する第1の温度センサと、
前記排気管の温度を測定する第2の温度センサと、
前記オイルの温度を測定する第3の温度センサと、
前記冷却水の温度を測定する第4の温度センサと、を含む、船舶推進機。
【請求項6】
請求項5に記載の船舶推進機であって、さらに、
コントローラを備え、
前記コントローラは、前記流量変更機構を動作させることにより、
前記第1の温度センサと前記第2の温度センサと前記第3の温度センサと前記第4の温度センサとのそれぞれにより測定された温度が所定の値未満である場合に、前記第1流路に流入する前記冷却水の流量を第1の流量とし、
前記第1の温度センサと前記第2の温度センサと前記第3の温度センサと前記第4の温度センサとのいずれかにより測定された温度が前記所定の値以上である場合に、前記第1流路に流入する前記冷却水の流量を、前記第1の流量よりも多い第2の流量とする、船舶推進機。
【請求項7】
請求項5に記載の船舶推進機であって、さらに、
コントローラを備え、
前記船舶推進機のアイドル状態において、前記コントローラは、
前記第1の温度センサと前記第2の温度センサと前記第3の温度センサと前記第4の温度センサとのそれぞれにより測定された温度が所定の値未満である場合に、前記エンジンの回転速度を第1の速度に切り替え、
前記第1の温度センサと前記第2の温度センサと前記第3の温度センサと前記第4の温度センサとのいずれかにより測定された温度が前記所定の値以上である場合に、前記エンジンの回転速度を、前記第1の速度よりも低速の第2の速度に切り替える、船舶推進機。
【請求項8】
請求項1に記載の船舶推進機であって、
前記オイルパンは、前記ポンプよりも上方に位置し、
前記エンジンは、前記オイルパンよりも上方に位置する、船舶推進機。
【請求項9】
請求項8に記載の船舶推進機であって、
前記第1流路と前記第2流路とは、前記オイルパンの下端よりも下方で分岐している、船舶推進機。
【請求項10】
請求項1に記載の船舶推進機であって、
前記流量変更機構は、バルブである、船舶推進機。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本明細書に開示される技術は、船舶推進機、船舶および移動体に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、船舶推進機の一例である船外機は、冷却水路に設けられ、エンジンを経由する水の流量を増減させるサーモスタットを備える。従来の船外機において、サーモスタットは、冷却水路におけるエンジンを通る部分よりも下流に設けられている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-74011号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記の船舶推進機は、エンジンの温度が冷却を要しない程度に低いときであっても、エンジン付近の冷却水の容量は減少しないため、エンジンの昇温が遅いという課題があった。
【0005】
本明細書では、上述した課題を解決することが可能な技術を開示する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本明細書に開示される技術は、例えば以下の形態として実現することが可能である。
【0007】
本明細書に開示される船舶推進機は、エンジンと、前記エンジンに供給されるオイルを貯留するオイルパンと、前記オイルパンの少なくとも一部を収容するケースと、前記船舶推進機に形成された冷却水流路に冷却水を送り出すポンプと、を備える。前記冷却水流路は、前記ポンプから送り出された前記冷却水が、前記オイルパンと前記ケースとの間を通過した後、前記エンジンの周囲を通過するように構成された第1流路と、前記オイルパンと前記ケースとの間において前記第1流路から分岐した第2流路であって、前記冷却水が、前記エンジンの周囲を通過しないように構成された第2流路と、を含む。前記船舶推進機は、さらに、前記第1流路に流入する前記冷却水の流量と、前記第1流路から流出する前記冷却水の流量と、の少なくとも一方を変更する流量変更機構を備える。
【0008】
本船舶推進機によれば、エンジンの温度が低いときに、エンジン付近の冷却水の容量を減少させることができ、エンジンの昇温速度を向上できる。
【0009】
なお、本明細書に開示される技術は、種々の形態で実現することが可能であり、例えば、船舶推進機、船舶推進機と船体とを備える船舶、および、移動体等の形態で実現することができる。
【発明の効果】
【0010】
本船舶推進機によれば、エンジンの温度が低いときに、エンジン付近の冷却水の容量を減少させることができ、エンジンの昇温速度を向上できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
ヤマハ発動機株式会社
車両
今日
ヤマハ発動機株式会社
電動車両
14日前
ヤマハ発動機株式会社
鞍乗型車両
16日前
個人
発電システム
16日前
ボッシュ株式会社
排気浄化装置
1か月前
株式会社クボタ
エンジン
16日前
株式会社クボタ
エンジン
16日前
株式会社クボタ
エンジン
16日前
スズキ株式会社
内燃機関の還流装置
29日前
ダイハツ工業株式会社
排気浄化装置
21日前
ダイハツ工業株式会社
エンジン
1か月前
トヨタ自動車株式会社
車両の制御装置
1か月前
スズキ株式会社
内燃機関の排気管構造
2日前
株式会社三五
排気部品の取付装置
1か月前
スズキ株式会社
内燃機関の気体分離装置
28日前
スズキ株式会社
可変動弁装置
1か月前
株式会社アイシン
往復動内燃機関
24日前
フタバ産業株式会社
排気系部品
1か月前
日産自動車株式会社
暖房用遮断弁の取付構造
1か月前
本田技研工業株式会社
鞍乗型車両の排気装置
15日前
スズキ株式会社
内燃機関の排気浄化装置の制御装置
29日前
スズキ株式会社
車両の排気浄化システムの制御装置
1か月前
日野自動車株式会社
タンク構造
14日前
トヨタ自動車株式会社
内燃機関の異常診断装置
15日前
フタバ産業株式会社
消音器の製造方法
14日前
株式会社豊田自動織機
排気浄化装置
今日
株式会社SUBARU
エンジン
1か月前
フタバ産業株式会社
排気部品の製造方法
1か月前
株式会社ミクニ
油路制御弁及びバルブタイミング変更装置
16日前
フタバ産業株式会社
排気系部品の製造方法
今日
いすゞ自動車株式会社
再生システム
1か月前
三菱重工マリンマシナリ株式会社
軸流タービン
29日前
東京濾器株式会社
オイルセパレータ
1日前
カワサキモータース株式会社
エンジン
1か月前
カワサキモータース株式会社
エンジン
21日前
いすゞ自動車株式会社
排ガス浄化装置
7日前
続きを見る
他の特許を見る