TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024150501
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-23
出願番号2024108903,2021517806
出願日2024-07-05,2019-09-25
発明の名称全方位映像の符号化及び復号
出願人オランジュ
代理人個人,個人,個人
主分類H04N 19/597 20140101AFI20241016BHJP(電気通信技術)
要約【課題】多数のビューのうちの一部のビューを符号化する方法を提供する。
【解決手段】多数のビューのうちのビューの画像を符号化するプロセスは、画像からの画像データを符号化するために第1の符号化方法又は第2の符号化方法を選択すること(C1)と、選択されたものが第1の符号化方法か又は第2の符号化方法かを示す情報(flag_proc)を含むデータ信号を生成すること(C10、C12a;C10、C12b;C10、C12c)と、第1の符号化方法である場合、符号化済みのオリジナルデータを提供するために、オリジナル画像データを符号化すること(C11a)と、第2の符号化方法である場合、処理済み且つ符号化済みのデータを提供するために、オリジナル画像データの画像処理によって得られた画像からの処理済みの画像データを符号化すること(C11b)と、適用された画像処理について説明する情報を符号化すること(C11b)とを含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
符号化デバイスによって実施される、多数のビューのビュー形成部分の画像を符号化するための方法であって、前記多数のビューが、異なる視野角又は位置からの3Dシーンを同時に表す、方法であり、
- 前記ビューの前記画像を符号化するために第1の符号化方法又は第2の符号化方法を選択すること(C1)と、
- 選択されたものが前記第1の符号化方法か又は前記第2の符号化方法かを示す情報(flag_proc)を含むデータ信号を生成すること(C10、C12a;C10、C12b;C10、C12c)と、
- 前記第1の符号化方法が選択された場合は、前記ビューの前記画像のオリジナルデータを符号化すること(C11a)であって、前記第1の符号化方法が、符号化済みのオリジナルデータを提供する、符号化すること(C11a)と、
- 前記第2の符号化方法が選択された場合は、
- 前記ビューの前記画像の処理済みのデータを符号化すること(C11b)であって、前記データが、前記ビューの前記画像の前記オリジナルデータに適用された画像処理によって得られ、前記符号化が、処理済み且つ符号化済みのデータを提供する、符号化すること(C11b)と、
- 適用された前記画像処理の説明情報を符号化すること(C11b)と
を含む、方法であり、
- 前記生成されたデータ信号が、
- 前記第1の符号化方法が選択された場合は、前記ビューの前記画像の前記符号化済みのオリジナルデータ、
- 前記第2の符号化方法が選択された場合は、前記ビューの前記画像の前記処理済み且つ符号化済みのデータ及び前記画像処理の前記符号化済みの説明情報
をさらに含む、方法。
続きを表示(約 2,900 文字)【請求項2】
復号デバイスによって実施される、多数のビューのビュー形成部分の画像を表すデータ信号を復号するための方法であって、前記多数のビューが、異なる視野角又は位置からの3Dシーンを同時に表す、方法であり、
- 前記データ信号において、前記ビューの前記画像を第1の復号方法に従って復号すべきか又は第2の復号方法に従って復号すべきかを示す情報(flag_proc)のアイテムを読み取ること(D1)と、
- 前記第1の復号方法である場合は、
- 前記データ信号において、前記ビューの前記画像と関連付けられた符号化済みのデータを読み取ること(D11a)と、
- 前記符号化済みのデータに基づいて、前記ビューの画像を再構築すること(D12a)であって、前記再構築済みのビューの前記画像が、前記ビューの前記画像の前記オリジナルデータを含む、再構築すること(D12a)と、
- 前記第2の復号方法である場合は、
- 前記データ信号において、前記ビューの前記画像と関連付けられた符号化済みのデータを読み取ること(D11b;D11c)と、
- 読み取られた前記符号化済みのデータに基づいて、前記ビューの前記画像の処理済みのデータ及び前記ビューの前記画像の前記オリジナルデータに適用された画像処理の説明情報を再構築すること(D12b)と、
を含む、方法。
【請求項3】
- 前記ビューの前記画像の前記処理済みのデータが、前記ビューの前記画像のクロッピングの適用後の削除されなかった前記ビューの前記画像のデータであり、
- 前記画像処理の前記説明情報が、前記ビューの前記画像における1つ又は複数のクロッピング済みの領域の場所についての情報である、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項4】
- 前記ビューの前記画像の前記処理済みのデータが、所定のサンプリングファクタに従って及び少なくとも1つの所定の方向においてサンプリングが行われた前記ビューの前記画像の少なくとも1つの領域の前記データであり、
- 前記画像処理の前記説明情報が、前記ビューの前記画像における前記少なくとも1つのサンプリング済みの領域の場所についての情報の少なくとも1つのアイテムを含む、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項5】
- 前記ビューの前記画像の前記処理済みのデータが、フィルタリングが行われた前記ビューの前記画像の少なくとも1つの領域の前記データであり、
- 前記画像処理の前記説明情報が、前記ビューの前記画像における前記少なくとも1つのフィルタリング済みの領域の場所についての情報の少なくとも1つのアイテムを含む、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項6】
- 前記ビューの前記画像の前記処理済みのデータが、前記多数のビューのうちの別のビューの画像を使用して検出されたオクルージョンに対応する前記ビューの前記画像の画素であり、
- 前記画像処理の前記説明情報が、別のビューの前記画像に見られる前記ビューの前記画像の前記画素のインジケータを含む、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項7】
多数のビューのビュー形成部分の画像を符号化するためのデバイスであって、前記多数のビューが、異なる視野角又は位置からの3Dシーンを同時に表す、符号化デバイスであり、
- 前記ビューの前記画像のデータを符号化するために第1の符号化方法又は第2の符号化方法を選択することと、
- 選択されたものが前記第1の符号化方法か又は前記第2の符号化方法かを示す情報を含むデータ信号を生成することと、
- 前記第1の符号化方法が選択された場合は、前記ビューの前記画像のオリジナルデータを符号化することであって、前記第1の符号化方法が、符号化済みのオリジナルデータを提供する、符号化することと、
- 前記第2の符号化方法が選択された場合は、
- 前記ビューの前記画像の処理済みのデータを符号化することであって、前記データが、前記ビューの前記画像の前記オリジナルデータに適用された画像処理によって得られ、前記符号化が、処理済み且つ符号化済みのデータを提供する、符号化することと、
- 適用された前記画像処理の説明情報を符号化することと
を実施するように構成されたプロセッサを含む、符号化デバイスであり、
- 前記生成されたデータ信号が、
- 前記第1の符号化方法が選択された場合は、前記ビューの前記画像の前記符号化済みのオリジナルデータ、
- 前記第2の符号化方法が選択された場合は、前記ビューの前記画像の前記処理済み且つ符号化済みのデータ及び前記画像処理の前記符号化済みの説明情報
をさらに含む、符号化デバイス。
【請求項8】
多数のビューのビュー形成部分の画像を表すデータ信号を復号するためのデバイスであって、前記多数のビューが、異なる視野角又は位置からの3Dシーンを同時に表す、復号デバイスであり、
- 前記データ信号において、前記ビューの前記画像を第1の復号方法に従って復号すべきか又は第2の復号方法に従って復号すべきかを示す情報(flag_proc)のアイテムを読み取ることと、
- 前記第1の復号方法である場合は、
- 前記データ信号において、前記ビューの前記画像と関連付けられた符号化済みのデータを読み取ることと、
- 読み取られた前記符号化済みのデータに基づいて、前記ビューの画像を再構築することであって、前記再構築済みのビューの前記画像が、前記ビューの前記画像の前記オリジナルデータを含む、再構築することと、
- 前記第2の復号方法である場合は、
- 前記データ信号において、前記ビューの前記画像と関連付けられた符号化済みのデータを読み取ることと、
- 読み取られた前記符号化済みのデータに基づいて、前記ビューの画像を再構築することであって、前記ビューの前記再構築済みの画像が、前記処理済みのデータを得るために使用された画像処理の説明情報と関連付けられた前記ビューの前記画像の処理済みのデータを含む、再構築することと、
を実施するように構成されたプロセッサを含む、復号デバイス。
【請求項9】
コンピュータ上で実行されると、請求項1及び3~6のいずれか一項に記載の符号化方法又は請求項2及び3~6のいずれか一項に記載の復号方法のステップを実行するためのプログラムコード命令を含む命令を含むコンピュータプログラム。
【請求項10】
コンピュータによって読み取ることができ、請求項9に記載のコンピュータプログラムの命令を含む情報媒体。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、概して、全方位映像の分野に関し、具体的には、360°、180°などの映像に関する。より具体的には、本発明は、そのような映像を生成するために捕捉された360°、180°などのビューの符号化及び復号と、非捕捉中間視点の合成とに関する。
続きを表示(約 2,800 文字)【0002】
本発明は、特に(ただし、排他的ではない)、現在のAVC及びHEVC映像コーダ並びにそれらの拡張(MVC、3D-AVC、MV-HEVC、3D-HEVCなど)において実施される映像符号化並びに対応する映像復号に適用することができる。
【背景技術】
【0003】
全方位映像(例えば、360°映像など)を生成するため、360°カメラを使用することは一般的なことである。そのような360°カメラは、球形プラットフォームに設置された多数の2D(二次元)カメラで形成されている。各2Dカメラは、3D(三次元)シーンの特定の角度を捕捉し、カメラによって捕捉されたビューのセットにより、360°×180°視野の3Dシーンを表す映像の生成が可能になる。また、単一の360°カメラを使用して360°×180°視野の3Dシーンを捕捉することも可能である。当然ながら、そのような視野は、より小さなもの(例えば、270°×135°)であり得る。
【0004】
次いで、そのような360°映像により、ユーザは、まるでユーザがその中心に位置付けられているかのようにシーンを見たり、ユーザの周囲全体を(360°にわたって)見渡したりすることができ、それにより、新しい映像鑑賞方法が提供される。そのような映像は、一般に、「頭部装着型デバイス」に相当するHMDとしても知られているバーチャルリアリティヘッドセットにおいて再生される。しかし、それらの映像は、適切なユーザ対話手段が装備された2Dスクリーン上に表示することもできる。360°シーンを捕捉するための2Dカメラの数は、使用されるプラットフォームによって異なる。
【0005】
360°映像を生成するため、様々な2Dカメラによって捕捉された多様なビューは、パノラマ2D画像を作成するために、ビュー間の重複を考慮した上で、端と端をつなげて並べられる。このステップは、「スティッチング」としても知られている。例えば、正距円筒投影(ERP)は、そのようなパノラマ画像を得るための考えられる投影の1つである。この投影によれば、2Dカメラの各々によって捕捉されたビューは、球面に投影される。キューブマッピングタイプの投影(立方体の面への投影)など、他のタイプの投影も可能である。次いで、表面に投影されたビューは、2Dパノラマ画像を得るために2D平面に投影され、2Dパノラマ画像は、所定の時刻における捕捉されたシーンのビューのすべてを含むものである。
【0006】
没入感を増大させるため、前述のタイプの多数の360°カメラを同時に使用してシーンを捕捉することができ、これらのカメラは、任意の方法でシーンに位置付けられる。360°カメラは、実際のカメラ(すなわち、物理的物体)でも、バーチャルカメラでもよく、バーチャルカメラの場合は、ビューは、ビュー生成ソフトウェアによって得られる。具体的には、そのようなバーチャルカメラは、実際のカメラによって捕捉されなかった3Dシーンの視点を表すビューの生成を可能にする。
【0007】
次いで、単一の360°カメラを使用して得られた360°ビューの画像又は多数の360°カメラ(実際のカメラ及びバーチャルカメラ)を使用して得られた360°ビューの画像は、例えば、
- 従来の2D映像コーダ(例えば、HEVC(「高効率映像符号化」の略語)規格に適合するコーダ)
- 従来の3D映像コーダ(例えば、MV-HEVC及び3D-HEVC規格に適合するコーダ)
を使用して符号化される。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
そのようなコーダは、多数の360°ビューの画像及びそのような360°ビューを使用した3Dシーンの360°表現の特定の幾何学が符号化されることは言うまでもなく、1つの360°ビューにおいて非常に大量のデータの画像が符号化されることを考慮すると、圧縮の観点から十分に効率的とは言えない。その上、360°カメラの2Dカメラによって捕捉されたビューは多様であるため、これらのコーダによってインター画像予測はほとんど又は全く使用されないことを理由に、前述のコーダは、360°ビューの異なる画像の符号化には適さない。特に、2つの2Dカメラによってそれぞれ捕捉された2つのビューの間では、予測できる同様のコンテンツはほとんどない。従って、360°ビューの画像はすべて、同じ方法で圧縮される。具体的には、これらのコーダでは、符号化予定の現在の360°ビューの画像に関して、符号化に次いで復号されるビューのこの画像を使用することになる非捕捉中間ビュー画像の合成の一環として、この画像のデータのすべてを符号化することが理にかなっているか又はこの画像のデータのほんの一部を符号化することが理にかなっているかを判断するための分析は実行されない。
【0009】
本発明の目的の1つは、前述の先行技術の欠点を修正することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
その目的のため、本発明の一対象は、符号化デバイスによって実施される、多数のビューのビュー形成部分の画像を符号化するための方法であって、多数のビューが、異なる視野角又は位置からの3Dシーンを同時に表す、方法であり、
- ビューの画像を符号化するために第1の符号化方法又は第2の符号化方法を選択することと、
- 選択されたものが第1の符号化方法か又は第2の符号化方法かを示す情報を含むデータ信号を生成することと、
- 第1の符号化方法が選択された場合は、ビューの画像のオリジナルデータを符号化することであって、第1の符号化方法が、符号化済みのオリジナルデータを提供する、符号化することと、
- 第2の符号化方法が選択された場合は、
- ビューの画像の処理済みのデータを符号化することであって、これらのデータが、ビューの画像のオリジナルデータに適用された画像処理によって得られ、符号化が、処理済み且つ符号化済みのデータを提供する、符号化することと、
- 適用された画像処理の説明情報を符号化することと
を含む、方法であり、
- 生成されたデータ信号が、
- 第1の符号化方法が選択された場合は、ビューの画像の符号化済みのオリジナルデータ、
- 第2の符号化方法が選択された場合は、ビューの画像の処理済み且つ符号化済みのデータ及び画像処理の符号化済みの説明情報
をさらに含む、方法に関する。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

個人
仮想アース
今日
個人
車両の制御装置
19日前
キヤノン株式会社
撮像装置
19日前
パイオニア株式会社
音響装置
23日前
パイオニア株式会社
音響装置
23日前
パイオニア株式会社
音響装置
23日前
個人
平面映像の回転による立体映像
12日前
太陽誘電株式会社
超音波装置
8日前
ブラザー工業株式会社
印刷装置
16日前
キヤノン株式会社
画像読取装置
8日前
沖電気工業株式会社
画像形成装置
26日前
ブラザー工業株式会社
利用管理システム
今日
大日本印刷株式会社
写真撮影装置
26日前
株式会社小糸製作所
音発生ユニット
12日前
TOA株式会社
IP放送の停止、切替制御
5日前
アイホン株式会社
インターホン機器
13日前
株式会社バッファロー
無線通信装置
19日前
日本精機株式会社
ヘッドアップディスプレイ
8日前
株式会社ニコン
撮像装置
13日前
日本放送協会
再生装置及びプログラム
23日前
株式会社デンソー
通信装置
12日前
トヨタ自動車株式会社
配信サーバ
23日前
コクヨ株式会社
情報端末及びプログラム
16日前
富士通株式会社
光受信機及び光受信方法
8日前
キヤノン株式会社
電子機器
5日前
株式会社JVCケンウッド
煙可視化装置
19日前
富士通株式会社
光伝送装置及び光伝送方法
16日前
ソニーグループ株式会社
無線通信制御装置
29日前
株式会社 ブロードウォッチ
撮像システム
5日前
太陽誘電株式会社
超音波トランスデューサ
8日前
富士フイルム株式会社
超音波探触子
13日前
京セラ株式会社
光通信装置
6日前
株式会社日立国際電気
カメラシステム
19日前
ブラザー工業株式会社
印刷装置
7日前
株式会社アステックス
ネットワークシステム
6日前
ヤマハ株式会社
電子楽器および放音ユニット
19日前
続きを見る