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公開番号
2024148319
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-18
出願番号
2023061365
出願日
2023-04-05
発明の名称
賦形装置及び賦形方法
出願人
三菱重工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B29C
43/34 20060101AFI20241010BHJP(プラスチックの加工;可塑状態の物質の加工一般)
要約
【課題】被加工物を好適に所望の形状に賦形することを目的とする。
【解決手段】賦形装置10は、複合材料である板状の積層体1をY軸方向に直交する断面で切断した際の断面が所定の形状となるように賦形する。賦形装置10は、積層体1の一部である被固定部を挟むことで固定する固定部20,30と、積層体1の一部であって被変形部を変形する変形部41,42と、を備えている。固定部20,30は、被変形部が押し付けられる湾曲部を有し、変形部41,42は、被変形部を押圧する押圧面が湾曲面を有し、湾曲部に向かって湾曲部の突出方向から被変形部を押圧する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
複合材料である板状の被加工物を長手方向に直交する断面で切断した際の断面が所定の形状となるように賦形する賦形装置であって、
前記被加工物の一部である被固定部を挟むことで固定する固定部と、
前記被加工物の一部であって前記被固定部以外の部分である被変形部を変形する変形部と、を備え、
前記固定部は、前記被変形部が押し付けられる湾曲部を有し、
前記変形部は、前記被変形部を押圧する押圧面が湾曲面を有し、前記湾曲部に向かって前記湾曲部の突出方向から前記被変形部を押圧する賦形装置。
続きを表示(約 610 文字)
【請求項2】
前記被加工物を押圧する方向と交差する方向に引っ張る引張部を備える請求項1に記載の賦形装置。
【請求項3】
前記被変形部と前記変形部との間に設けられ、弾性を有する弾性材を備え、
前記弾性材は、一端部が前記固定部に固定され、前記被変形部を挟んで他端部が前記変形部に固定されている請求項1に記載の賦形装置。
【請求項4】
前記変形部は、前記被変形部を押圧する第1押圧部と、前記被加工物を押圧する方向と交差する方向に前記第1押圧部と隣接して設けられ前記被加工物を押圧する第2押圧部と、を有し、
前記第1押圧部は前記第2押圧部が前記被加工物を押圧する前に前記被変形部を押圧する請求項1に記載の賦形装置。
【請求項5】
固定部に固定された状態の複合材料である板状の被加工物を変形部で押圧することで、前記被加工物を長手方向に直交する断面で切断した際の断面が所定の形状となるように賦形する賦形方法であって、
前記被加工物の一部である被固定部を前記固定部で挟むことで固定する固定工程と、
前記被加工物の一部であって前記被固定部以外の部分である被変形部を変形する変形工程と、を備え、
前記変形工程は、前記固定部の湾曲部に向かって前記湾曲部の突出方向から前記変形部の湾曲面で前記被変形部を押圧することで前記被変形部を変形する賦形方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、賦形装置及び賦形方法に関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
航空機に用いられる部品として、所定の断面形状(例えば、Z型等)が付されているとともに、長手方向に沿って湾曲または屈曲する長尺部品(例えば、ストリンガ)がある。このような部品は、複合材料である繊維強化シートを積層した平板状の積層体を賦形することで製造される場合がある。積層体を賦形する方法として、積層体を押圧する押圧装置によって賦形する方法が知られている(例えば、特許文献1)。
特許文献1では、セントラルモジュール及びサイドモジュールで積層体を押圧することで積層体を所定の形状に賦形する方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
米国特許第9533481号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1の方法では、セントラルモジュールが積層体の折り目部分と当接している。このため、サイドモジュールで折り目部分を抑えられず、折り目部分のモジュールへのなつきが不十分となる。このため、折り目部分において、積層体に対する圧力が不十分となり、複合材料を所望の形状に賦形できない可能性があった。
【0005】
また、型上に載置された積層体をバッグで覆い、バッグ内を真空引きする真空バッグ方式で積層体を所望の形状に賦形することも考えられる。しかしながら、真空バッグ方式では、型に形成された凹み部分に積層体を押圧する場合に、凹み部分において積層体に対する圧力不足が発生する可能性があった。このため、複合材料を所望の形状に賦形できない可能性があった。
【0006】
また、上下方向に設けられる型の間に積層体を配置し、両方の型によって積層体をプレス成型する方法も考えられる。しかしながら、プレス成型では、プレス過程で、積層体の全体が略同時に型と接触せずに、積層体において他の部分よりも先に型と接触する部分が生じる可能性がある。このように積層体において、型と接触するタイミングにバラつきが生じることで、積層体に皺が発生する可能性があった。皺が発生すると、賦形後の部品の強度や剛性が低減する可能性がある。
【0007】
本開示は、このような事情に鑑みてなされたものであって、被加工物を好適に所望の形状に賦形することができる賦形装置及び賦形方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、本開示の賦形装置及び賦形方法は以下の手段を採用する。
本開示の一態様に係る賦形装置は、複合材料である板状の被加工物を長手方向に直交する断面で切断した際の断面が所定の形状となるように賦形する賦形装置であって、前記被加工物の一部である被固定部を挟むことで固定する固定部と、前記被加工物の一部であって前記被固定部以外の部分である被変形部を変形する変形部と、を備え、前記固定部は、前記被変形部が押し付けられる湾曲部を有し、前記変形部は、前記被変形部を押圧する押圧面が湾曲面を有し、前記湾曲部に向かって前記湾曲部の突出方向から前記被変形部を押圧する。
【0009】
本開示の一態様に係る賦形方法は、固定部に固定された状態の複合材料である板状の被加工物を変形部で押圧することで、前記被加工物を長手方向に直交する断面で切断した際の断面が所定の形状となるように賦形する賦形方法であって、前記被加工物の一部である被固定部を固定部で挟むことで固定する固定工程と、前記被加工物の一部であって前記被固定部以外の部分である被変形部を変形する変形工程と、を備え、前記変形工程は、前記固定部の湾曲部に向かって前記湾曲部の突出方向から前記変形部の湾曲面で前記被変形部を押圧することで前記被変形部を変形する。
【発明の効果】
【0010】
本開示によれば、被加工物を好適に所望の形状に賦形することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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