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公開番号2024146680
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-15
出願番号2023109738
出願日2023-07-04
発明の名称多池湿地沈水植物の回復方法
出願人中鉄四局集団有限公司,CHINA TIESIJU CIVIL ENGINEERING GROUP CO., LTD.,中鉄四局集団第四工程有限公司,合肥市水務環境建設投資有限公司,同済大学
代理人個人
主分類A01G 22/00 20180101AFI20241004BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】多池湿地沈水植物の回復方法を提供する。
【解決手段】底泥の生態環境を修復するために下地改良材を池に均一に投入し、下地改良材被覆の厚みは5~10cmであるステップS1と、水体の透明性を高めるために、池に水を加える際に水流の流速を緩め、水粒子の沈降を増加させ、栽培の初期には、水位調節装置によって池の水位を下げ、光を水底に照射させるようにするステップS2と、水体中の溶存酸素を増加させるために、曝気装置を用いて泥-水界面を曝気するステップS3と、沈水植物を定植し、下地改良材を2~3d敷設した後、下地改良材の被覆領域に耐汚染性挺水植物及び沈水植物を栽培するステップS4と、を含む。本発明により、沈水植物の回復を促進し、さらに富栄養化湖と河川生態系の回復と発展的な健康を加速させる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
多池湿地沈水植物の回復方法であり、
底泥の生態環境を修復するために、下地改良材を池に均一に投入し、下地改良材被覆の厚みは5~10cmであるステップS1と、
水体の透明性を高めるために、池に水を加える際に水流の流速を緩め、水粒子の沈降を増加させ、栽培の初期には、水位調節装置(1)によって池の水位を下げ、光を水底に照射させるようにするステップS2と、
水体中の溶存酸素を増加させるために、曝気装置(2)を用いて泥-水界面を曝気するステップS3と、
沈水植物を定植し、下地改良材を2~3d敷設した後、下地改良材の被覆領域に耐汚染性挺水植物及び沈水植物を栽培するステップS4と、を含むことを特徴とする多池湿地沈水植物の回復方法。
続きを表示(約 1,800 文字)【請求項2】
前記下地改良材は、以下の質量分率の原料で作られたものであることを特徴とする請求項1に記載の多池湿地沈水植物の回復方法。
改質バイオ炭 60~70%
ゼオライト 10~20%
接着剤 20~30%
【請求項3】
前記耐汚染性挺水植物は、ウリカワ、シマミソハギ、コナギの1つ以上の組み合わせであることを特徴とする請求項1に記載の多池湿地沈水植物の回復方法。
【請求項4】
前記耐汚染性沈水植物は、ネジレモ、クロモ、フサモ、ヒルムシロの1つ以上の組み合わせであることを特徴とする請求項1に記載の多池湿地沈水植物の回復方法。
【請求項5】
前記水位調節装置(1)は、支持プレート(11)、リール(12)、引きロープ(13)、カウンタウェイトリング(14)、コルゲート管(15)、排水管(16)及び位置決め調節機構(17)を含み、
前記支持プレート(11)は池の上端面に架設され、前記リール(12)は支持プレート(11)の上端面に回動可能に取り付けられ、前記引きロープ(13)の一端はリール(12)の周面に固定され、前記引きロープ(13)の他端は支持プレート(11)を貫通してカウンタウェイトリング(14)に接続され、前記カウンタウェイトリング(14)はコルゲート管(15)の上端面に固定され、前記排水管(16)の一端はコルゲート管(15)の下端に連通され、前記排水管(16)の他端は池を貫通して池の外側に延び、
前記位置決め調節機構(17)は、測定棒(171)、ポインタ(172)を含み、前記測定棒(171)の下端は、支持プレート(11)を貫通してカウンタウェイトリング(14)に固定され、前記測定棒(171)は支持プレート(11)に摺動嵌合され、前記ポインタ(172)は支持プレート(11)の上端に固定され、前記ポインタ(172)の一端は測定棒(171)の周面に貼り合わされていることを特徴とする請求項1に記載の多池湿地沈水植物の回復方法。
【請求項6】
前記支持プレート(11)に貫通孔(111)が開設され、前記貫通孔(111)の孔壁に、複数のボール溝(112)が開設され、前記ボール溝(112)内にボール(18)が回動可能に接続され、前記測定棒(171)は貫通孔(111)を貫通し、且つ前記ボール(18)は測定棒(171)の周面に転動嵌合されることを特徴とする請求項5に記載の多池湿地沈水植物の回復方法。
【請求項7】
前記カウンタウェイトリング(14)の上端面にねじ穴が開設され、前記測定棒(171)の周面において且つ下端に近いところに、ねじ穴と嵌合する雄ねじが配置されることを特徴とする請求項5に記載の多池湿地沈水植物の回復方法。
【請求項8】
前記支持プレート(11)に2つの固定ブロック(121)が間隔を置いて配置され、前記リール(12)の両端は2つの固定ブロック(121)内にそれぞれ挿着されており且つ固定ブロック(121)に回動嵌合され、前記固定ブロック(121)にボルト(122)が螺着され、前記ボルト(122)は固定ブロック(121)を貫通してリール(12)の周面に摺動嵌合されることを特徴とする請求項5に記載の多池湿地沈水植物の回復方法。
【請求項9】
前記曝気装置(2)は、ナノ・微細気泡曝気管(21)、ルーツ式周波数変換送風機(22)と、酸化還元電位自動監視装置(23)と、プログラマブルロジックコントローラ(24)を含み、
前記微細気泡曝気管(21)は池の底部に配置され、前記ルーツ式周波数変換送風機(22)は池の外側に配置され、且つルーツ式周波数変換送風機(22)と微細気泡曝気管(21)はゴムチューブを介して接続され、前記酸化還元電位自動監視装置(23)は上層水と底泥表層との間に配置され、前記酸化還元電位自動監視装置(23)は、プログラマブルロジックコントローラ(24)を介してルーツ式周波数変換送風機(22)と電気的に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の多池湿地沈水植物の回復方法。
【請求項10】
前記微細気泡曝気管(21)に、銀担持ゼオライトが配置されることを特徴とする請求項9に記載の多池湿地沈水植物の回復方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は沈水植物の回復技術分野に関し、特に多池湿地沈水植物の回復方法に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
中国の内陸淡水漁業は主にオオクチバス、カムルチー、黄色いナマズ、ドジョウ、パイユなどのプレミアム品種を養殖し、養殖の形は主に個人たちがそれぞれゾーン式伝統的養殖であり、しかも養殖モードが比較的粗放で、養殖密度が高すぎるなどの問題があり、その結果、大量飼料、水生動物の排泄物が残存し、一部の水生植物のバランスが破壊されるなどの原因による養殖水体の窒素とリンの汚染を引き起こし、及びこれにより周辺水体の富栄養化などの深刻な環境問題を引き起こした。水生態系の回復と再構築は富栄養化水体生態系修復の主要な内容の一つである。
【0003】
富栄養化水体生態系修復の最終目的は良好な生態系を構築することである。良好な生態系を構築するには、まず沈水植物群落を迅速に回復させる必要がある。ほとんどの関連学者と専門家は、沈水植物は水体生態系修復において極めて大きな役割を果たし、沈水植物は成長過程において自身が窒素、リンなどの富栄養化成分を吸着し、水中懸濁物質の沈降を促進できるだけでなく、光合成を通じて水中の溶存酸素を増加させ、水質を浄化し、水中の微生物の数を増加させて水体の富栄養化の程度を低下させることができると考えている。沈水植物は水生動物のために、より健康な生息地と隠れ場所を提供し、さらに水生態系全体を改善する。そのため、富栄養化が深刻な水体の中で、沈水植物の栽培はその水生態系の回復と再建の最も主要な手段の一つである。
【0004】
しかし、関連技術方案を実施する過程で、少なくとも以下の技術的問題があることが分かった。沈水植物の成長と分布は、光照射、水の透明度、硬質地盤、栄養塩分及び風波などの多くの環境因子に制御、脅迫され、多くの環境因子の中で、水体の透明度と光照射が沈水植物に対する環境ストレスが最も顕著であることが発見された。汚染が深刻な水体底泥環境は水生植物の成長に適しておらず、沈水植物はしばしば深刻な酸素欠乏状態にあり、しかも水体の透明度が低下し、沈水植物も十分な光照射が得られず、正常な光合成と呼吸ができずに次第に死亡し、最終的に沈水植物群落を水中に定住させることができない。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0005】
本願は、多池湿地沈水植物の回復方法を提供することにより、従来技術における汚染が深刻な水体底泥環境は水生植物の成長に適しておらず、沈水植物はしばしば深刻な酸素欠乏状態にあり、しかも水体の透明度が低下し、沈水植物も十分な光照射が得られず、正常な光合成と呼吸ができずに次第に死亡し、最終的に沈水植物群落を水中に定住させることができない問題を解決し、合理的な配置を通じて、黒臭底泥の生息地を改良すると同時に、沈水植物の成長に影響する主要な環境因子を改善し、沈水植物の回復を促進し、さらに富栄養化湖と河川生態系の回復と発展的な健康を加速させることを実現した。
【0006】
本発明は、多池湿地沈水植物の回復方法を提供し、
底泥の生態環境を修復するために、下地改良材を池に均一に投入し、下地改良材被覆の厚みは5~10cmであるステップS1と、
水体の透明性を高めるために、池に水を加える際に水流の流速を緩め、水粒子の沈降を増加させ、栽培の初期には、水位調節装置によって池の水位を下げ、光を水底に照射させるようにするステップS2と、
水体中の溶存酸素を増加させるために、曝気装置を用いて泥-水界面を曝気するステップS3と、
沈水植物を定植し、下地改良材を2~3d敷設した後、水体の下地改良材被覆領域に耐汚染性挺水植物及び沈水植物を栽培するステップS4と、を含む。
【0007】
さらに、前記下地改良材は、以下の質量分率の原料で作られたものである。
改質バイオ炭 60~70%
ゼオライト 10~20%
接着剤 20~30%
【0008】
さらに、前記耐汚染性挺水植物は、ウリカワ、シマミソハギ、コナギの1つ以上の組み合わせである。
【0009】
さらに、前記耐汚染性沈水植物は、ネジレモ、クロモ、フサモ、ヒルムシロの1つ以上の組み合わせである。
【0010】
さらに、前記水位調節装置は支持プレート、リール、引きロープ、カウンタウェイトリング、コルゲート管、排水管及び位置決め調節機構を含み、前記支持プレートは池の上端面に架設され、前記リールは支持プレートの上端面に回動可能に取り付けられ、前記引きロープの一端はリールの周面に固定され、前記引きロープの他端は支持プレートを貫通してカウンタウェイトリングに接続され、前記カウンタウェイトリングはコルゲート管の上端面に固定され、前記排水管の一端はコルゲート管の下端に連通され、前記排水管の他端は池を貫通して池の外側に延び、前記位置決め調節機構は、測定棒、ポインタを含み、前記測定棒の下端は、支持プレートを貫通してカウンタウェイトリングに固定され、前記測定棒は支持プレートに摺動嵌合され、前記ポインタは支持プレートの上端に固定され、前記ポインタの一端は測定棒の周面に貼り合わされている。
(【0011】以降は省略されています)

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