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公開番号
2025036953
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-17
出願番号
2023143635
出願日
2023-09-05
発明の名称
養液栽培装置
出願人
山本電機株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
A01G
31/00 20180101AFI20250310BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約
【課題】イチゴ等の養液栽培では、枠体とその上側で展張したシート類で培地を溜める栽培槽を作っており、容器のように一部を重量計測用に取り出すことはできない。
【解決手段】重量計測用枠体11を本体側の枠体5とは別に自立型で構築し、排液ラインも独立させた。また、別体側の横材セット61の両幅方向端部は重量計測用枠体側の横材セット39と同様に縦材41と交差している。幅方向一方側の差込み部位に、横材セットに挟持されて固定された1本の縦材が挿入されている。このとき縦材は遊挿状態になっている。縦材はその幅方向外端まで横材セットに挿入されている。他方側の差込み部位でも同様に縦材が挿入されている。重量計測用枠体が幅方向に倒れかけると、倒れ方向先側の重量計測用枠体に固定された縦材が横材セットの横材57と横材59の間で斜めになって、縦材の幅方向両端側がそれぞれ横材と横材に当たって支持され、倒れが阻止される。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
柱材と縦材と横材との連結で構築した上方視長方形状の枠体と、前記枠体の上側で展張したシートで構成された栽培槽と、前記栽培槽に液肥を供給する液肥供給ラインで全体が構成されており、
重量計測機構として、主となる枠体から連結部分の遮断により構築した自立型の重量計測用枠体と、前記重量計測用枠体の上の栽培槽と連なった排液ラインと、四隅寄りに配された柱材を介して荷重を受けるロードセルと、前記重量計測用枠体の幅方向への倒れを阻止する倒れ阻止手段を備えることを特徴とする養液栽培装置。
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【請求項2】
請求項1に記載した養液栽培装置において、
倒れ阻止手段は、
重量計測用枠体の一部を成し、前記重量計測用枠体の幅方向両側にそれぞれ配置された一対の縦材と、
前記重量測定用枠体側に対して物理的に分離した別体として、前記縦材を上下方向から隙間を開けて囲む受け部と、前記受け部を支持する柱材を備え、
前記重量計測用枠体が幅方向に倒れようとすると、倒れ方向先側の前記縦材が前記別体側の前記受け部に当たって倒れが阻止されることを特徴とする養液栽培装置。
【請求項3】
請求項2に記載した養液栽培装置において、
別体側は、上下で隙間を開けて並列して幅方向に延びる2本の横材を一組として、長さ方向に隙間を開けて配置された二組の横材セットで受け部が構成されており、
前記二組の横材セットのそれぞれの幅方向両端側の隙間に一対の縦材がそれぞれ遊挿されていることを特徴とする養液栽培装置。
【請求項4】
請求項3に記載した養液栽培装置において、
重量計測用枠体側では、幅方向に並んだ一対のロードセルの上に上下で隙間を開けて並列して幅方向に延びる2本の横材を一組として、長さ方向に隙間を開けて配置された二組の横材セットでボルトナット締結により縦材が挟持固定されており、
別体側の横材セットもボルトナット締結され、柱材も支持高さが調整可能になっており、
前記別体側の横材セットで前記縦材が高さ位置を変えずに挟持固定可能になっていることを特徴とする養液栽培装置。
【請求項5】
請求項3または4に記載した養液栽培装置において、
ロードセルはロードセル本体と受け台が球受と剛球により連結されており、前記受け台が幅方向に移動可能になっていることを特徴とする養液栽培装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ビニールハウスなどの屋内に配置された栽培植物に液肥を供給して栽培する養液栽培装置に関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
本出願の出願人の先の出願に係る特許文献1では、同時期に多数の栽培用容器に植えられた栽培植物に液肥を自動的に供給する養液栽培装置が提案されている。この養液栽培装置では、植物栽培中の容器のいずれか少なくとも一つを計測用に利用し、この容器の重量減少分を液肥の減少分として取り扱い、当該減少分が閾値以下になったときに、液肥を供給するようになっており、本来供給すべきタイミングに適正な量の液肥を供給することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-180641号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、イチゴ等の養液栽培では、ビニールハウスの内部に枠体とその上側で展張したシート類で培地を溜める栽培槽を作っており、上記の容器のように一部を重量計測用に取り出すことはできない。
【0005】
本発明は上記従来の問題点に着目して為されたものであり、栽培槽を利用していても、一部の箇所の重量計測で、本来供給すべきタイミングで液肥を必要な量だけ供給し続けることを可能とする養液栽培装置の提供を、その目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上記目的を達成するために為されたものであり、柱材と縦材と横材との連結で構築した上方視長方形状の枠体と、前記枠体の上側で展張したシートで構成された栽培槽と、前記栽培槽に液肥を供給する液肥供給ラインで全体が構成されており、重量計測機構として、主となる枠体から連結部分の遮断により構築した自立型の重量計測用枠体と、前記重量計測用枠体の上の栽培槽と連なった排液ラインと、四隅寄りに配された柱材を介して荷重を受けるロードセルと、前記重量計測用枠体の幅方向への倒れを阻止する倒れ阻止手段を備えることを特徴とする養液栽培装置である。
【0007】
好ましくは、倒れ阻止手段は、重量計測用枠体の一部を成し、前記重量計測用枠体の幅方向両側にそれぞれ配置された一対の縦材と、前記重量測定用枠体側に対して物理的に分離した別体として、前記縦材を上下方向から隙間を開けて囲む受け部と、前記受け部を支持する柱材を備え、前記重量計測用枠体が幅方向に倒れようとすると、倒れ方向先側の前記縦材が前記別体側の前記受け部に当たって倒れが阻止される。
より好ましくは、別体側は、上下で隙間を開けて並列して幅方向に延びる2本の横材を一組として、長さ方向に隙間を開けて配置された二組の横材セットで受け部が構成されており、前記二組の横材セットのそれぞれの幅方向両端側の隙間に一対の縦材がそれぞれ遊挿されている。
【0008】
好ましくは、重量計測用枠体側では、幅方向に並んだ一対のロードセルの上に上下で隙間を開けて並列して幅方向に延びる2本の横材を一組として、長さ方向に隙間を開けて配置された二組の横材セットでボルトナット締結により縦材が挟持固定されており、別体側の横材セットもボルトナット締結され、柱材も支持高さが調整可能になっており、前記別体側の横材セットで前記縦材が高さ位置を変えずに挟持固定可能になっている。
より好ましくは、ロードセルはロードセル本体と受け台が球受と剛球により連結されており、前記受け台が幅方向に移動可能になっている。
【発明の効果】
【0009】
本発明の栽培槽タイプの養液栽培装置によれば、一部の箇所の重量計測で、本来供給すべきタイミングで液肥を必要な量だけ供給し続けることを可能とする。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の実施の形態に係る養液栽培装置の上面図である。
図1の重量計測機構の斜視図である。
図2の側面図である。
図2の正面図である。
図2のロードセルの構造の説明図である。
図2の倒れ阻止手段の拡大斜視図である。
図6の正面図である。
図2の倒れ阻止手段の図6とは別の部位の拡大斜視図である。
図8の正面図である。
図2の排液ラインの拡大斜視図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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