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公開番号2024143222
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-11
出願番号2023055783
出願日2023-03-30
発明の名称車載用表示装置
出願人パナソニックオートモーティブシステムズ株式会社
代理人個人
主分類G09F 9/00 20060101AFI20241003BHJP(教育;暗号方法;表示;広告;シール)
要約【課題】側面方向からの衝撃を緩和させることのできる車載用表示装置を提供する。
【解決手段】車体に支持されて前席と後席との間に配置された表示装置27に対し、車体の側方から加わる衝撃を緩和する車載用表示装置であって、表示装置27は、車体に固定されるリアベゼル41と、リアベゼル41に取り付けられるフロントベゼル43と、フロントベゼル43に外縁部が取り付けられるフレーム49と、フレーム49の内周縁59に外周縁61が固定されるOLED31と、フレーム49から延出して少なくともフロントベゼル43の側部(縦枠部45)に近接して配置されるフレーム延長部63と、を備え、OLED31は、衝撃で変形した縦枠部45によりフレーム延長部63が押圧されてリアベゼル41に対しフレーム49と共に移動可能に支持される。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
車体に支持されかつ前記車体の前席と後席との間に配置される車載用表示装置であって、
前記車体に固定されるリアベゼルと、
前記リアベゼルに取り付けられるフロントベゼルと、
前記フロントベゼルに外縁部が取り付けられるフレームと、
前記フレームの内周縁に外周縁が固定される表示パネルと、
前記フレームから延出して少なくとも前記フロントベゼルの側部に近接して配置されるフレーム延長部と、を備え、
前記表示パネルは、前記車体の側方から加わる衝撃に基づいて変形した前記側部により前記フレーム延長部が押圧されて前記リアベゼルに対し前記フレームと共に移動可能に支持される、
車載用表示装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記フレームに形成されるビス締結部が、前記移動の方向に長い溝部で形成され、
前記溝部に挿通したビスを前記フロントベゼルに螺合して前記フレームが前記フロントベゼルに取り付けられる、
請求項1に記載の車載用表示装置。
【請求項3】
前記フレームにビス締結部が形成され、
前記ビス締結部に挿通されたビスの螺合する雌ねじ部を有したボスが前記フロントベゼルに形成され、
前記フロントベゼルと前記雌ねじ部との間における前記ボスの根本部に、前記押圧の荷重よりも低い耐荷重の脆弱部が形成される、
請求項1に記載の車載用表示装置。
【請求項4】
前記リアベゼルと前記フロントベゼルとが係合解除可能なフックで係合され、
前記表示パネルが、前記押圧による前記フックの係合解除により前記リアベゼルに対して前記フレーム及び前記フロントベゼルと共に移動可能に支持される、
請求項1に記載の車載用表示装置。
【請求項5】
車体に支持されかつ前記車体の前席と後席との間に配置される車載用表示装置であって、
前記車体に固定されるリアベゼルと、
前記リアベゼルに取り付けられるフロントベゼルと、
前記フロントベゼルに外縁部が取り付けられるフレームと、
前記フレームの内周縁に外周縁が固定される表示パネルと、
少なくとも前記フロントベゼルの側部と前記フレームとの間に配置される衝撃吸収部材と、を備え、
前記表示パネルは、前記車体の側方から加わる衝撃に基づいて変形した前記側部により前記フレームを介して加わる荷重の少なくとも一部が前記衝撃吸収部材によって吸収可能に支持される、
車載用表示装置。
【請求項6】
前記衝撃吸収部材が、クッション材である、
請求項5に記載の車載用表示装置。
【請求項7】
前記衝撃吸収部材が、ばねである、
請求項5に記載の車載用表示装置。
【請求項8】
前記衝撃吸収部材が、クラッシャブル部品である、
請求項5に記載の車載用表示装置。
【請求項9】
前記フレームに形成されるビス締結部が、前記移動の方向に長い溝部で形成され、
前記溝部に挿通したビスを前記フロントベゼルに螺合して前記フレームが前記フロントベゼルに取り付けられ、
前記溝部は、内周の閉じた長穴である、
請求項2~8のうちいずれか一項に記載の車載用表示装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、車載用表示装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
車両の後席の搭乗者向けに画像を提供する表示装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。この種の表示装置には、車両の前席と後席との間に設けられたパーティションタイプのものがある。昨今、このような表示装置が、例えば、パーティションRear Seat Entertainment(RSE)機構等に採用されることが検討されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-193163号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、表示装置では、近年、透明Organic Light Emitting Diode(OLED)の実用化が進められている。パーティションタイプの後席の搭乗者向けの表示装置に透明OLEDを採用した場合、OLEDパネルの背部が透視可能となるため、OLEDパネルの背面側にOLEDパネルを支える構造物を設けることができない。このため、OLEDパネルは、両サイドを枠状のフレームで支える構造となる。OLEDパネルは、両サイドを枠状のフレームのみで支える構造とした場合、サイド方向からの衝撃に弱いため、車両の走行中に側突があると、OLEDの破損或いは飛散が課題となる。
【0005】
本開示は、上述した従来の事情に鑑みて案出され、側面方向からOLEDに加わる衝撃を緩和させることのできる車載用表示装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示は、車体に支持されかつ前記車体の前席と後席との間に配置される車載用表示装置であって、前記車体に固定されるリアベゼルと、前記リアベゼルに取り付けられるフロントベゼルと、前記フロントベゼルに外縁部が取り付けられるフレームと、前記フレームの内周縁に外周縁が固定される表示パネルと、前記フレームから延出して少なくとも前記フロントベゼルの側部に近接して配置されるフレーム延長部と、を備え、前記表示パネルは、前記車体の側方から加わる衝撃に基づいて変形した前記側部により前記フレーム延長部が押圧されて前記リアベゼルに対し前記フレームと共に移動可能に支持される、車載用表示装置を提供する。
【0007】
また、本開示は、車体に支持されかつ前記車体の前席と後席との間に配置される車載用表示装置であって、前記車体に固定されるリアベゼルと、前記リアベゼルに取り付けられるフロントベゼルと、前記フロントベゼルに外縁部が取り付けられるフレームと、前記フレームの内周縁に外周縁が固定される表示パネルと、少なくとも前記フロントベゼルの側部と前記フレームとの間に配置される衝撃吸収部材と、を備え、前記表示パネルは、前記車体の側方から加わる衝撃に基づいて変形した前記側部により前記フレームを介して加わる荷重の少なくとも一部が前記衝撃吸収部材によって吸収可能に支持される、車載用表示装置を提供する。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、側面方向からOLEDに加わる衝撃をOLEDの移動によって緩和させることができる。
【0009】
また、本開示によれば、側面方向からOLEDに加わる衝撃を衝撃吸収部材によって吸収することで緩和させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施の形態1に係る車載用表示装置を備えた車室の概略構成を示す斜視図
外装カバーを省略したパーティションRSE機構が設けられた車室を模式的に示す正面図
図2に示した表示装置の正面図
図3のA-A断面図
図3のB-B断面図
図4のC-C断面図
側突による衝撃でベゼルの側部が変形した表示装置の要部平断面図
側突による衝撃でフレームが移動した表示装置の背面図
実施の形態1の変形例1に係るベゼルの要部側断面図
側突による衝撃で脆弱部が破断してフレームが移動した表示装置の要部側断面図
実施の形態1の変形例2に係るベゼルの要部平断面図
実施の形態1の変形例2に係るベゼルの要部側断面図
側突による衝撃でベゼルの側部が変形した表示装置の要部平断面図
実施の形態2に係る車載用表示装置を備えた表示装置を模式的に示す正面図
図14のD-D断面図
図14のE-E断面図
側突による衝撃でベゼルの側部が変形した表示装置の要部平断面図
衝撃吸収部材にばねが用いられた実施の形態2の変形例1に係る表示装置の要部平断面図
側突による衝撃でベゼルの側部が変形した表示装置の要部平断面図
衝撃吸収部材にクラッシャブル部品が用いられた実施の形態2の変形例2に係る表示装置の要部平断面図
側突による衝撃でベゼルの側部が変形した表示装置の要部平断面図
溝部が内周の閉じた長穴となったフレームの要部拡大正面図
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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