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公開番号
2024124998
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-13
出願番号
2023033040
出願日
2023-03-03
発明の名称
視覚支援装置、視覚支援方法及びプログラム
出願人
カシオ計算機株式会社
代理人
個人
主分類
G09G
5/02 20060101AFI20240906BHJP(教育;暗号方法;表示;広告;シール)
要約
【課題】視認対象における文字が記載されている領域を直感的に把握しやすくすることが可能な視覚支援装置、視覚支援方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】視覚支援装置1は、ユーザに装着されて使用される。撮影ユニット3は、ユーザの視界を撮影する。画像補正部113は、撮影ユニット3の撮影により取得された撮影画像を補正することにより補正画像を生成する。投影ユニット7は、画像補正部113により生成された補正画像をユーザの網膜上に投影する。画像補正部113は、撮影画像での被写体に文字が記載されている場合、文字が記載されている領域を予め定めた色で着色する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
ユーザに装着されて使用される視覚支援装置であって、
前記ユーザの視界を撮影する撮影手段と、
前記撮影手段の撮影により取得された撮影画像を補正することにより補正画像を生成する画像補正手段と、
前記画像補正手段により生成された前記補正画像を前記ユーザの網膜上に投影する投影手段と、
を備え、
前記画像補正手段は、前記撮影画像での被写体に文字が記載されている場合、前記文字が記載されている領域を予め定めた色で着色する、
ことを特徴とする視覚支援装置。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記画像補正手段は、前記被写体に前記文字が記載されている場合、前記文字が記載されている領域内における文字部分と背景部分とのうちの一方を前記予め定めた色で着色する、
ことを特徴とする請求項1に記載の視覚支援装置。
【請求項3】
前記予め定めた色は、有彩色であり、
前記画像補正手段は、前記被写体に前記文字が記載されている場合、前記文字が記載されている領域内における前記文字部分と前記背景部分とのうちの他方を無彩色で着色する、
ことを特徴とする請求項2に記載の視覚支援装置。
【請求項4】
前記画像補正手段は、前記被写体に前記文字が記載されている場合、前記文字が記載されている領域内における前記文字部分と前記背景部分とのうちの明るい方を前記予め定めた色で着色する、
ことを特徴とする請求項2又は3に記載の視覚支援装置。
【請求項5】
前記投影手段は、
前記被写体に前記文字が記載されている場合、前記補正画像を前記ユーザの前記網膜上に投影し、
前記被写体に前記文字が記載されていない場合、前記撮影画像を前記ユーザの前記網膜上に投影する、
ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の視覚支援装置。
【請求項6】
前記視覚支援装置の動作モードを切り替えるモード切替手段、を更に備え、
前記画像補正手段は、前記動作モードが視覚支援モードであり、且つ、前記被写体に前記文字が記載されている場合、前記補正画像を生成する、
ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の視覚支援装置。
【請求項7】
ユーザに装着されて使用される視覚支援装置による視覚支援方法であって、
前記ユーザの視界を撮影して得られた撮影画像を取得する撮影画像取得ステップと、
前記撮影画像取得ステップで取得された前記撮影画像を補正することにより補正画像を生成する画像補正ステップと、
前記画像補正ステップで生成された前記補正画像を前記ユーザの網膜上に投影する投影ステップと、
を含み、
前記画像補正ステップでは、前記撮影画像での被写体に文字が記載されている場合、前記文字が記載されている領域を予め定めた色で着色する、
ことを特徴とする視覚支援方法。
【請求項8】
ユーザに装着されて使用される視覚支援装置のコンピュータを、
前記ユーザの視界を撮影して得られた撮影画像を取得する撮影画像取得手段、
前記撮影画像取得手段により取得された前記撮影画像を補正することにより補正画像を生成する画像補正手段、
前記画像補正手段により生成された前記補正画像を前記ユーザの網膜上に投影する投影制御手段、
として機能させ、
前記画像補正手段は、前記撮影画像での被写体に文字が記載されている場合、前記文字が記載されている領域を予め定めた色で着色する、
ことを特徴とするプログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、視覚支援装置、視覚支援方法及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
視覚を支援する技術が知られている。例えば、特許文献1は、網膜投影方式により網膜に画像を投影することでユーザに画像を視認させる画像表示装置を開示している。網膜投影方式は、瞳孔に光を通して網膜に画像を直接的に投影するマクスウェル視を利用する。そのため、網膜投影方式は、LCD(Liquid Crystal Display)やOLED(Organic Light Emitting Diode)を使用した仮想スクリーン投影方式に比べて、フリーフォーカスのメリットを有する。これにより、前眼部異常等のロービジョンのユーザにとっても画像を見ることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-159559号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のような視覚を支援する技術において、ユーザが視線を向けている対象に文字が記載されている場合、ユーザが情報を収集しやすくするために、文字が記載されている領域を直感的に把握しやすくすることが求められている。
【0005】
本発明は、以上のような課題を解決するためのものであり、視認対象における文字が記載されている領域を直感的に把握しやすくすることが可能な視覚支援装置、視覚支援方法及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明に係る視覚支援装置は、
ユーザに装着されて使用される視覚支援装置であって、
前記ユーザの視界を撮影する撮影手段と、
前記撮影手段の撮影により取得された撮影画像を補正することにより補正画像を生成する画像補正手段と、
前記画像補正手段により生成された前記補正画像を前記ユーザの網膜上に投影する投影手段と、
を備え、
前記画像補正手段は、前記撮影画像での被写体に文字が記載されている場合、前記文字が記載されている領域を予め定めた色で着色する、
ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、視認対象における文字が記載されている領域を直感的に把握しやすくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態1に係る視覚支援装置を正面から見た図である。
実施形態1に係る視覚支援装置を上方から見た図である。
実施形態1に係る視覚支援装置の機能的な構成を示すブロック図である。
実施形態1における撮影画像の第1の例を示す図である。
実施形態1における撮影画像の第2の例を示す図である。
実施形態1における補正画像の第1の例を示す図である。
実施形態1における補正画像の第2の例を示す図である。
実施形態1における動作モードと被写体の種類に応じた画像補正の内容を示す図である。
実施形態1に係る表示装置におけるレーザ光の光路を示す模式図である。
実施形態1に係る視覚支援装置により実行される視覚支援処理の流れを示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、図中同一又は相当する部分には同一符号を付す。
【0010】
(実施形態1)
図1に、実施形態1に係る視覚支援装置1の概略を示す。視覚支援装置1は、ユーザUが視認対象を直感的に把握することができるように、ユーザUの視覚を支援する装置である。一例として、視覚支援装置1は、弱視者や高齢者等のようなロービジョン者の視覚を支援するために使用される。
(【0011】以降は省略されています)
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