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公開番号2024114415
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-23
出願番号2023020169
出願日2023-02-13
発明の名称表示装置
出願人矢崎総業株式会社
代理人弁理士法人栄光事務所
主分類G09G 5/377 20060101AFI20240816BHJP(教育;暗号方法;表示;広告;シール)
要約【課題】高品位な表示、および表示の即応性の両方の条件を満たすことが容易な表示装置を提供すること。
【解決手段】プリクラッシュ警報を表示する場合は、色数の少ないキャラクタ(プリクラッシュ画像iA)をOSDで描画して先に表示する。ほぼ同時にリッチOSで高品位キャラクタ(プリクラッシュ画像iB)の描画を開始し、描画終了時に2つのキャラクタ(プリクラッシュ画像iA2,iB)を透過処理を用いて合成して画面表示に反映する。OSD描画処理により表示の即応性を確保し、リッチOSの描画により高品位画像の表示を可能にする。バーグラフ等を表示する場合は、高品位キャラクタを先に描画して表示し、高品位キャラクタの領域の一部をマスク画像でマスクして視認可能なバーのサイズを周期的に更新する。サイズが可変のマスク画像をOSDで描画して即応性を確保する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
描画指示に基づいて、第1画像を生成する第1描画部と、
前記描画指示に基づいて、画素あたりのデータ量が前記第1画像よりも多い第2画像を生成する第2描画部と、
前記描画指示に応じた共通の像を表示するために、所定の表示領域に対する前記第1画像の表示と前記第2画像の表示とを互いにずれたタイミングで制御すると共に、前記第1画像と前記第2画像とを少なくとも一部分の領域が重なる状態で重畳表示する画像処理部と、
を備えた表示装置。
続きを表示(約 540 文字)【請求項2】
前記第1描画部および前記第2描画部は、共通の前記描画指示をトリガとしてほぼ同時に描画処理を開始する機能を有し、
前記画像処理部は、前記描画指示に従って前記第1画像を前記表示領域に表示した後、前記第2描画部の処理が完了したことを検知すると、前記第2画像を前記表示領域に重畳表示する、
請求項1に記載の表示装置。
【請求項3】
即応性を必要とする所定の警報情報が車両上で発生した場合に、前記警報情報の入力に応じて、前記描画指示を前記第1描画部および前記第2描画部に与える制御部を備える、
請求項2に記載の表示装置。
【請求項4】
前記画像処理部は、前記第2画像を前記表示領域に表示した後で、少なくとも一部分の領域が前記第2画像と重なる状態で、前記第1画像を前記表示領域で重畳表示する、
請求項1に記載の表示装置。
【請求項5】
前記第1描画部は、前記描画指示が入力される度に、前記第2画像の少なくとも一部分の表示をマスク可能なマスク画像を前記第1画像として生成すると共に、少なくとも前記マスク画像のサイズを前記描画指示に応じて変更する、
請求項4に記載の表示装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、表示装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
車両においては様々な表示機能が必要とされる。例えば、プリクラッシュセーフティと呼ばれる衝突警報機能の表示を行う場合には、車両上の機器が警報すべき事象を検知した場合に即座に警報の表示を実行し運転者に警報を伝える必要がある。したがって、そのような機能を実現する表示装置を設計する場合には、表示動作に遅延が生じないことを優先的に考慮しなければならない。
【0003】
一方、車両上の表示装置においては、車両のユーザに対して高級感を演出したり乗員に満足感を与えることも重要である。具体的には、表示する様々なキャラクタ、図形、画像などを色数の多い高品位かつ高精細の像として表示することが望まれている。
【0004】
例えば特許文献1は、車載用表示システムにおいて、表示部自体に故障が発生した場合に、その故障発生を通知するための表示手段を別途設けることなく、ドライバに対して通知を行うための技術を開示している。また、特許文献2は動画コンテンツ、静止画コンテンツ、地物アイコン等の重畳データ(段落0046参照)を地図上の位置に対応付けて、地図と重畳データとを重畳して表示部で表示する技術を開示している。また、特許文献3は1つの表示画面の描画処理を複数の処理装置で行う場合に、起動時にユーザに与える違和感を少なくするための技術を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2011-111028号公報
特開2010-152114号公報
特開2016-85528号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
例えばOSD (On-Screen Display) と呼ばれる機能を実現するディスプレイの場合は、基本的には画素あたり4ビットのデータで表示を制御するので、必要とするメモリの記憶容量が少ない。しかし、各画素を4ビットのデータで表現するので色数は16色に限定される。また、メモリとして通常はフラッシュROMを用いるので、記憶装置のビット単価が高くなる。また、ソフトウェアとしてリアルタイムOSを使用するので、短時間で、例えば1フレームの時間周期で描画処理を完了できる。
【0007】
一方、リッチOSと呼ばれるソフトウェアシステムにより制御されるディスプレイの場合は、画素あたり32ビットのデータで表示を制御できるので、16万色の色を使い分けることで高品位の画像を表示できる。また、例えばメモリとしてeMMC(embedded Multi Media Card)を利用できるので、記憶装置のビット単価は比較的安くなる。しかし、リッチOSでキャラクタ等を描画する場合には、ベストエフォートの動作になるので、描画処理の結果を表示するまでの時間が変動し、表示が遅れる可能性がある。特に、OS上の動作において描画以外の処理負荷が増大すると、描画処理が遅延しその結果が表示に反映されるまでの待ち時間が増大する。
【0008】
したがって、車両用のディスプレイにおいて、例えばプリクラッシュセーフティの警報表示を行う場合には、OSDに属する形式のディスプレイを採用することで、表示の即応性について要求される条件を満たすことができる。しかしながら、画素あたり4ビットのデータでは16色しか使えないのでそのままでは高品位なキャラクタや画像を表示できない。
【0009】
また、OSDのディスプレイに例えば特別な回路を付加して画素あたりのビット数を増やす場合には、ビット単価が高いフラッシュROMの部品数を増やすことになるため、装置のコストが大幅に上昇することが懸念される。
【0010】
一方、リッチOSで制御されるディスプレイを採用する場合には、高品位のキャラクタや画像を表示することは容易であるが、処理負荷が増大した場合に発生する表示の遅延が課題になる。
(【0011】以降は省略されています)

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