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公開番号2024121263
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-06
出願番号2023028270
出願日2023-02-27
発明の名称リマインダーシステム
出願人個人
代理人個人
主分類G09B 19/00 20060101AFI20240830BHJP(教育;暗号方法;表示;広告;シール)
要約【課題】記憶すべき事項のシステムへの登録をマーキングにより簡易にするとともに、デジタルコンテンツを利用者にリマインドすることにより記憶の定着をより効率的に行うことを実現するシステムを提供する。
【解決手段】任意のデジタルコンテンツに対して利用者の所望する位置にマーキングを付与するマーキング付与部とマーキングが付与されたデジタルコンテンツのマーキング位置情報を取得するマーキング位置情報取得部とマーキングが付与された時間に基づいて時間をカウントするタイマー部と利用者がデジタルコンテンツの内容を再記憶するための再記憶タイミング決定ルールに従ってタイマー部でカウントされた時間が所定の値に達したときマーキング位置情報に対応するデジタルコンテンツを表示し、または表示可能にして利用者にリマインドするためのリマインド実行部とを備えたことを特徴とするリマインダーシステム。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
少なくとも1つの任意のデジタルコンテンツに対して、利用者の所望する位置にマーキングを付与するマーキング付与部と、
前記マーキング付与部でマーキングが付与されたデジタルコンテンツのマーキング位置情報を取得するマーキング位置情報取得部と、
前記マーキング位置情報取得部で取得されたマーキング位置情報を保持するマーキング位置情報保持部と、
前記マーキング付与部でマーキングが付与された時間に基づいて時間をカウントするタイマー部と、
利用者が前記デジタルコンテンツの内容を再記憶し、記憶定着させるための再記憶タイミングを定めるルールである再記憶タイミング決定ルール(単に再記憶のタイミングそのものであってもよい。)を保持する再記憶タイミング決定ルール保持部と、
前記保持された再記憶タイミング決定ルールに従って、前記タイマー部でカウントされた時間が所定の値に達したとき、前記マーキング位置情報保持部で保持された少なくともマーキング位置情報に対応するデジタルコンテンツを表示し、または表示可能にして利用者に再記憶のためにリマインドし、または他のアプリケーションを介してリマインドさせるリマインド実行部と、
を備えたことを特徴とするリマインダーシステム。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
デジタルコンテンツを識別するためのデジタルコンテンツ識別情報を取得するデジタルコンテンツ識別情報取得部と、
前記デジタルコンテンツ識別情報取得部で取得したデジタルコンテンツ識別情報を保持するデジタルコンテンツ識別情報保持部と、
を備えたことを特徴とする請求項1に記載のリマインダーシステム。
【請求項3】
前記デジタルコンテンツ識別情報保持部で保持されたデジタルコンテンツ識別情報と、前記マーキング位置情報保持部で保持されたマーキング位置情報とを関連付けたマイリストを保持するマイリスト保持部と、
マイリスト保持部で保持されたマイリストを表示するマイリスト表示部と、
を備えたことを特徴とする請求項2に記載のリマインダーシステム。
【請求項4】
保持されている再記憶タイミング決定ルールを変更する再記憶タイミング決定ルール変更部を備えたことを特徴とする請求項1に記載のリマインダーシステム。
【請求項5】
前記デジタルコンテンツは、電子書籍、電子雑誌、電子専門書、電子論文、電子新聞、電子問題集、電子辞書、動画ファイル、ウェブコンテンツ、電子メモ帳、メール、スケジュール表などの内容を少なくとも1つ以上含むことを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3に記載のリマインダーシステム。
【請求項6】
前記マイリストは、前記リマインド実行部で実行されたリマインドの回数を含むことを特徴とする請求項3に記載のリマインダーシステム。
【請求項7】
前記マイリストは、前記デジタルコンテンツにマーキングが付与された際に、前記デジタルコンテンツ識別情報と前記マーキング位置情報を自動的に関連付けたものであることを特徴とする請求項3に記載のリマインダーシステム。
【請求項8】
前記マイリストは、利用者によって検索、編集、削除が可能であることを特徴とする請求項3に記載のリマインダーシステム。
【請求項9】
デジタルコンテンツを取得するデジタルコンテンツ取得ステップと、
取得した少なくとも1つの任意のデジタルコンテンツに対して、利用者の所望する位置にマーキングを付与するマーキング付与ステップと、
前記マーキング付与部でマーキングが付与されたデジタルコンテンツのマーキング位置情報を取得するマーキング位置情報取得ステップと、
前記マーキング位置情報取得部で取得されたマーキング位置情報を保持するマーキング位置情報保持ステップと、
前記マーキング付与ステップでマーキングが付与された時間に基づいて時間をカウントするタイマーステップと、
利用者が前記デジタルコンテンツの内容を再記憶し、記憶定着させるための再記憶タイミングを定めるルールである再記憶タイミング決定ルール(単に再記憶のタイミングそのものであってもよい。)を保持する再記憶タイミング決定ルールを保持する再記憶タイミング決定ルール保持ステップと、
前記保持された再記憶タイミング決定ルールに従って、前記タイマーステップでカウントされた時間が所定の値に達したとき、前記マーキング位置情報保持ステップで保持されたマーキング位置情報に対応するデジタルコンテンツを表示し、または表示可能にして利用者に再記憶のためにリマインドし、または他のアプリケーションを介してリマインドさせるリマインド実行ステップと、
を備えたことを特徴とする計算機であるリマインダーシステムの動作方法。
【請求項10】
デジタルコンテンツを識別するためのデジタルコンテンツ識別情報を取得するデジタルコンテンツ識別情報取得ステップと、
前記デジタルコンテンツ識別情報取得部で取得したデジタルコンテンツ識別情報を保持するデジタルコンテンツ識別情報保持ステップと、
を備えたことを特徴とする計算機である請求項9に記載のリマインダーシステムの動作方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、学習効果を高めるリマインダーシステムに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
近年、スマートフォンやタブレット等のモバイル端末を介して利用者に提示されるデジタルコンテンツが普及している。
利用者は、モバイル端末によって場所を選ばず気軽に学習することが可能であるため、このようなデジタルコンテンツは個々人の学力向上等に寄与することが予想される。
ところで、人が学習内容の記憶定着を促進するためには、忘却曲線を考慮したタイミングで学習内容を復習することが有効であることが知られている。
現在、そのような記憶の特性を考慮した、特許文献1に示されるような、利用者が編集した学習教材等の内容を忘却曲線に合わせて利用者に専用の問題演習用又は情報暗記用のコンテンツを表示するためのプッシュ通知を行う電子学習システム等が提供されている。
しかしながら、「忘却曲線」の意味や、「合わせる」の意味が曖昧であるうえに、少なくとも前記デジタルコンテンツにしたマーキング(デジタルコンテンツへの下線描画や網掛描画を言い、単語のテキストによる登録とは異なる。)のマーキング位置情報に対応するデジタルコンテンツを表示し、または表示可能にして利用者に再記憶のためにリマインドするシステムは知られていない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-124964号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、上記の背景技術に着目して成されたものであり、その解決しようとする課題は、記憶すべき事項のシステムへの登録を簡易にするとともに、記憶の定着をより効率的に行うことである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
具体的には、第一の発明として、少なくとも1つの任意のデジタルコンテンツに対して利用者の所望する位置にマーキングを付与するマーキング付与部と、前記マーキング付与部でマーキングが付与されたデジタルコンテンツのマーキング位置情報を取得するマーキング位置情報取得部と、前記マーキング位置情報取得部で取得されたマーキング位置情報を保持するマーキング位置情報保持部と、前記マーキング付与部でマーキングが付与された時間に基づいて時間をカウントするタイマー部と、利用者が前記デジタルコンテンツの内容を再記憶し、記憶定着させるための再記憶タイミングを定めるルールである再記憶タイミング決定ルール(単に再記憶のタイミングそのものであってもよい。)を保持する再記憶タイミング決定ルールを保持する再記憶タイミング決定ルール保持部と、前記保持された再記憶タイミング決定ルールに従って、前記タイマー部でカウントされた時間が所定の値に達したとき、前記マーキング位置情報保持部で保持されたマーキング位置情報に対応するデジタルコンテンツを表示し、または表示可能にして利用者に再記憶のためにリマインドし、または他のアプリケーションを介してリマインドさせるリマインド実行部と、を備えたことを特徴とするリマインダーシステムを提供する。
【0006】
さらに、第二の発明として、第一の発明を基礎として、、デジタルコンテンツを識別するためのデジタルコンテンツ識別情報を取得するデジタルコンテンツ識別情報取得部と、前記デジタルコンテンツ識別情報取得部で取得したデジタルコンテンツ識別情報を保持するデジタルコンテンツ識別情報保持部と、を備えたことを特徴とするリマインダーシステムを提供する。
【0007】
さらに、第三の発明として、第一又は第二の発明のいずれか一を基礎として、前記デジタルコンテンツ識別情報保持部で保持されたデジタルコンテンツ識別情報と、前記マーキング位置情報保持部で保持されたマーキング位置情報とを関連付けたマイリストを保持するマイリスト保持部と、マイリスト保持部で保持されたマイリストを表示するマイリスト表示部と、を備えたことを特徴とするリマインダーシステムを提供する。
【0008】
さらに、第四の発明として、第一から第三の発明のいずれか一を基礎として、保持されている再記憶タイミング決定ルールを変更する再記憶タイミング決定ルール変更部を備えたことを特徴とする請求項1に記載のリマインダーシステムを提供する。
【0009】
さらに、第五の発明として、第一から第四の発明のいずれか一を基礎として、前記デジタルコンテンツは、電子書籍、電子雑誌、電子専門書、電子論文、電子新聞、電子問題集、電子辞書、動画ファイル、ウェブコンテンツ、電子メモ帳、メール、スケジュール表などの内容を少なくとも1つ以上含むことを特徴とするリマインダーシステムを提供する。
【0010】
さらに、第六の発明として、第一から第五の発明のいずれか一を基礎として、前記マイリストは、前記リマインド実行部で実行されたリマインドの回数を含むことを特徴とするリマインダーシステムを提供する。
(【0011】以降は省略されています)

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