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公開番号2024142995
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-11
出願番号2023055435
出願日2023-03-30
発明の名称インクリボンカセット及びプリンタ
出願人ブラザー工業株式会社
代理人個人
主分類B41J 17/32 20060101AFI20241003BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】インクリボンが弛むことを防止でき、且つ、リボンロールの着脱が容易なインクリボンカセット及びプリンタを提供する。
【解決手段】カセットにおいて、回転体は、前後方向の第1位置と第2位置とに変位可能である。支持部材は、回転体の前後方向の位置に応じて径方向に変位可能である。回転体が第1位置にある場合、支持部の一部が仮想円柱の側面の外側に配置される。回転体が第2位置にある場合、支持部の全体が仮想円柱の側面の内側に配置される。スピンドルプレート8は軸4に固定されたブレーキシュー6に対して前後方向に変位可能に設けられる。スピンドルプレート8は、貫通孔の内壁80Dがブレーキシュー6の外側面60Cに当接する当接位置と、内壁80Dが外側面60Cから離隔する離隔位置とに変位可能である。
【選択図】図13
特許請求の範囲【請求項1】
インクリボンが巻回されたリボンロールを収容可能なインクリボンカセットであって、
板と、
前記リボンロールを着脱可能に支持するスピンドルとを備え、
前記スピンドルは、
前記板から第1方向に延びる軸と、
前記軸の周囲に配置され、前記軸の中心を通る軸線を中心として回転可能であり且つ前記軸線の方向に変位可能であり、前記リボンロールに挿通される回転体と、
前記回転体に設けられ、前記回転体の前記軸線の方向の位置に応じて前記軸を中心とした径方向に変位可能な支持部材であって、
前記回転体の前記軸線の方向の位置が第1位置にある場合、少なくとも一部が前記回転体の外表面よりも前記径方向の外側に位置して前記リボンロールを支持し、
前記回転体の前記軸線の方向の位置が、前記第1位置と異なる第2位置にある場合に全体が前記回転体の前記外表面よりも前記径方向の内側に位置して前記リボンロールの支持を解放する支持部材と、
前記軸に配置されるブレーキシューと、
前記軸線の方向に貫通する孔を有し、前記回転体に配置されるスピンドルプレートであって、
前記軸線の方向において、前記孔の内壁と前記ブレーキシューとが当接する当接位置と、前記孔の内壁と前記ブレーキシューとが互いに離隔する離隔位置とに変位可能なスピンドルプレートと
を有することを特徴とするインクリボンカセット。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記孔の前記内壁は、前記第1方向に向かって開口径が大きくなるテーパ形状に形成され、
前記ブレーキシューの外側面は、前記第1方向に向かって径が大きくなるテーパ形状に形成され、
前記スピンドルプレートは、
前記孔の前記内壁と、前記ブレーキシューの前記外側面とが当接する前記当接位置と、
前記当接位置よりも前記第1方向と反対の第2方向に位置し、前記孔の前記内壁と、前記ブレーキシューの前記外側面とが離隔する前記離隔位置とに変位可能である
を特徴とする請求項1に記載のインクリボンカセット。
【請求項3】
前記ブレーキシューの前記外側面におけるテーパの傾斜は、前記孔の前記内壁におけるテーパの傾斜よりも大きく、
前記ブレーキシューは、前記外側面のうち前記第1方向の側の端部が前記孔の前記内壁と当接すること
を特徴とする請求項2に記載のインクリボンカセット。
【請求項4】
前記回転体は、
前記軸線の方向に貫通する筒孔と、
前記外表面から前記筒孔の内壁に向けて延び、且つ前記第1方向に延びるガイド溝とを有し、
前記スピンドルプレートは、
前記筒孔に収容される基部と、
前記基部から、前記径方向に延び、前記ガイド溝に嵌合する嵌合部とを有すること
を特徴とする請求項1に記載のインクリボンカセット。
【請求項5】
前記インクリボンカセットがプリンタに装着される場合に、前記スピンドルプレートが前記プリンタにより前記第1方向と反対の第2方向に押圧されることで、前記ブレーキシューとの当接が解除されることを特徴とする請求項4に記載のインクリボンカセット。
【請求項6】
前記スピンドルプレートを前記第1方向に付勢する付勢部を備えることを特徴とする請求項1に記載のインクリボンカセット。
【請求項7】
前記軸は、
所定の直径を有する第1軸部と、
前記第1軸部の前記第1方向の側の端部に設けられ、前記第1軸部よりも直径が小さい第2軸部とを備え、
前記支持部材は、前記回転体が前記第1位置にある場合に前記第1軸部に接触し、前記回転体が前記第2位置にある場合に前記第2軸部に接触する接触部を備えること
を特徴とする請求項1に記載のインクリボンカセット。
【請求項8】
前記第2位置にある前記回転体を前記第1位置に向けて付勢する第2付勢部を備えることを特徴とする請求項1に記載のインクリボンカセット。
【請求項9】
前記支持部材は、前記径方向に弾性変形可能な板バネであることを特徴とする請求項7に記載のインクリボンカセット。
【請求項10】
前記支持部材は、
前記第1方向に延び、前記径方向の外側に向けて凸となる弧状に湾曲する支持部と、
前記支持部の前記第1方向の端部から前記径方向の内側に向けて延びる屈折部とを備え、
前記支持部は、前記軸線の方向における前記支持部の中心と前記屈折部との間に位置し、前記軸線の方向および前記径の方向に直交する方向に凹む凹み部分を備えること
を特徴とする請求項9に記載のインクリボンカセット。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、インクリボンカセット及びプリンタに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1のホイスト用駆動装置は、電動モータと、遊星トランスミッションと、ブレーキとを有する。遊星トランスミッションの外スリーブに、エレベータのロープ用のプーリが取り付けられる。電動モータの軸と遊星トランスミッションの軸とは共通である。ブレーキは円錐クラッチを備える。円錐クラッチは、2つのテーパ状部材を含む。第1のテーパ状部材は軸に取り付けられる。円錐クラッチは、第1のテーパ状部材に第2のテーパ状部材をはめ込み固定することで、ブレーキをかける。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平8-239195号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
プリンタに装着するインクリボンカセットにおいて、インクリボンが巻回されたリボンロールからインクリボンを搬送経路に繰り出す作業がユーザにより行われる場合がある。この作業中において、リボンロールを支持するスピンドルに対してリボンロールが空転してインクリボンが搬送経路において弛むという問題点がある。又、使用済のインクリボンを交換する場合において、リボンロールがスピンドルから容易に外れることが望ましい。
【0005】
本発明の目的は、インクリボンが弛むことを防止でき、且つ、リボンロールの着脱が容易なインクリボンカセット及びプリンタを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第一態様に係るインクリボンカセットは、インクリボンが巻回されたリボンロールを収容可能なインクリボンカセットであって、板と、前記リボンロールを着脱可能に支持するスピンドルとを備え、前記スピンドルは、前記板から第1方向に延びる軸と、前記軸の周囲に配置され、前記軸の中心を通る軸線を中心として回転可能であり且つ前記軸線の方向に変位可能であり、前記リボンロールに挿通される回転体と、前記回転体に設けられ、前記回転体の前記軸線の方向の位置に応じて前記軸を中心とした径方向に変位可能な支持部材であって、前記回転体の前記軸線の方向の位置が第1位置にある場合、少なくとも一部が前記回転体の外表面よりも前記径方向の外側に位置して前記リボンロールを支持し、前記回転体の前記軸線の方向の位置が、前記第1位置と異なる第2位置にある場合に全体が前記回転体の前記外表面よりも前記径方向の内側に位置して前記リボンロールの支持を解放する支持部材と、前記軸に配置されるブレーキシューと、前記軸線の方向に貫通する孔を有し、前記回転体に配置されるスピンドルプレートであって、前記軸線の方向において、前記孔の内壁と前記ブレーキシューとが当接する当接位置と、前記孔の内壁と前記ブレーキシューとが互いに離隔する離隔位置とに変位可能なことで、前記軸の前記軸線周りの回転を抑制するスピンドルプレートとを有することを特徴とする。
【0007】
第一態様のインクリボンカセットは、スピンドルの回転体にリボンロールを挿通し、回転体を第2位置から第1位置に変位させることで、支持部材によりリボンロールを支持できる。インクリボンカセットは、この状態でスピンドルプレートを当接位置に配置させて、ブレーキシューと当接させることでインクリボンが弛むことなく、リボンロールからインクリボンを繰り出せる。インクリボンカセットは、回転体を第1位置から第2位置に変位させることで、支持部材によるリボンロールの支持を解除できる。よって、インクリボンカセットは、インクリボンが弛むことを防止でき、且つ、リボンロールを容易に着脱できる。
【0008】
インクリボンカセットにおいて、前記孔の前記内壁は、前記第1方向に向かって開口径が大きくなるテーパ形状に形成され、前記ブレーキシューの外側面は、前記第1方向に向かって径が大きくなるテーパ形状に形成され、前記スピンドルプレートは、前記孔の前記内壁と、前記ブレーキシューの前記外側面とが当接する前記当接位置と、前記当接位置よりも前記第1方向と反対の第2方向に位置し、前記孔の前記内壁と、前記ブレーキシューの前記外側面とが離隔する前記離隔位置とに変位可能であってもよい。インクリボンカセットは、簡単な構成で、インクリボンが弛むことを防止できる。
【0009】
インクリボンカセットにおいて、前記ブレーキシューの前記外側面におけるテーパの傾斜は、前記孔の前記内壁におけるテーパの傾斜よりも大きく、前記ブレーキシューは、前記外側面のうち前記第1方向の側の端部が前記孔の前記内壁と当接してもよい。インクリボンカセットは、ブレーキシューとスピンドルプレートとの間に寸法交差があった場合にもインクリボンが弛むことを防止できる。
【0010】
インクリボンカセットにおいて、前記回転体は、前記軸線の方向に貫通する筒孔と、前記外表面から前記筒孔の内壁に向けて延び、且つ前記第1方向に延びるガイド溝とを有し、前記スピンドルプレートは、前記筒孔に収容される基部と、前記基部から、前記径方向に延び、前記ガイド溝に嵌合する嵌合部とを有してもよい。スピンドルプレートにおいて当接部の外側に設けられる嵌合部が、回転体の外周壁に形成されるガイド溝と勘合する。これにより、回転体とスピンドルプレートとの間に寸法交差があった場合にも回転体とスピンドルプレートとの間で生じるがたつきは小さくなる。よって、インクリボンカセットは、インクリボンを滑らかに繰り出すことができる。
(【0011】以降は省略されています)

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